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スーパーリアルなアニメと版画 [美術館]

関西方面、梅雨が来ないまま夏至をむかえた本日、昨日もでし
たが、今日も夕方にバケツをひっくり返したような土砂降り!
シトシト雨が降るなんて、風情は無くなったんですかね?
そんなこんなの今日は、映像が美しいと言う話で気になってい
た渡辺歩監督のアニメーション映画「海獣の子供」と深江橋の
ギャラリーノマルさんに伊庭靖子さんの個展「grain A Way
of Seeing」を観に行ってきました。

先ずは、五十嵐大介さんの原作を、鉄コン筋クリートのSTUD
IO4℃が、ドラえもんや宇宙兄弟の渡辺歩さんを監督に迎えて
映画化した「海獣の子供」。
海獣の子供.jpg 
上映中なので詳しくは書けませんが、女子中学生の安海琉花が、
ジュゴンに育てられたと言う兄弟海と空と出会って、宇宙と海
と生命誕生の神秘に触れると言う話。
なんと言っても水族館や海で泳ぐ鯨や魚の描写が滅茶苦茶リア
ルで美しくってビックリ!映画館のスクリーンが水族館の巨大
な水槽になったように感じるほどでした。コントラストが強め
の夏の鎌倉の描写も風情があって素晴らしかったです。
声の出演は、主人公の琉花を芦田愛菜ちゃん、琉花のお父さん
(水族館の職員)を稲垣吾郎さんで、アルコール依存症気味の
琉花のお母さんが蒼井優さん、謎の海洋学者のジムを田中泯さ
ん、謎の女性デデを富司純子さんって感じで、個性的な俳優さ
んが担当してました。そして、音楽は久石譲さんで、主題歌は
米津玄師さんと言う顔ぶれ。
展開が若干散文的でつかみどころの無い雰囲気もありましたが、
けっこう面白かったです。

そして、スーパーリアリズムの画家伊庭靖子さんの個展「grain
A Way of Seeing」。
IMG_6669.JPG IMG_6670.JPG 
クッション、ソファー、布団、椅子、陶器、プリンなどなど布の
質感やふんわり感、陶器の硬質感、プリンのみずみずしさなど対
象物を超リアルに描く伊庭さん。
今回は版画の作品で、森の木々や植物園の温室、公園のジャング
ルジムなど日常の何気無い風景を粒子の粗いモノクロ写真で写し
たような版画で、近づくと粗い粒子で対象物がぼやけて均質化し、
離れると風景がくっきりと浮き出てくる素敵な版画作品でした。
2階にはトイレットペーパーや椅子などスーパーリアリズムの作
品も飾ってありました。

夕方に土砂降りの雨は降りましたが、昼は真夏の暑さって事で、
旧京街道の森小路にある甘味処「カドヤ東店」さんで、黒みつ
金時のかき氷をいただきました。
IMG_6674.JPG IMG_6672.JPG 
黒みつの独特の甘さとつぶ餡があいまって、美味しかったです。

そして、夏と言えば、夏が似合う妖しげな赤い花、夾竹桃も咲
いていました。
IMG_6676.JPG IMG_6677.JPG 
IMG_6679.JPG 

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