フェスじゃなく梅田でアートのフェア

日曜日、汗ばむ陽気だったからって訳でもないですが、
室内のアートイベントでも楽しむかって感じで、梅田
でやってるアートフェア「UNKNOWN ASIA 2022」
と「BRITISH CONTEMPORARY MASTERS 英国現
代美術の巨匠たち」を見に行ってきました。
 
毎年この時期に開催される「UNKNOWN ASIA 2022」
ですが、今年もやはりコロナの影響で、日本以外の作
家さんがほぼ参加してなかったので、独特の混沌とし
た雰囲気は無く、少し残念でした（日本以外のアジア
圏の作家の方々の、熱気と色々な言葉が飛び交ってる
雰囲気が好きなんですよね）。
 
とは言え、120名ほどの作家さんのブースが有って、
けっこう賑わってましたし、見応えありました。

概ねブースに作家さんがいて、全体に若い作家さんが
多かった気がします。が、中でも抜けて若かったのが、
コノカちゃんと言う10歳の女の子で、作家さんのお子
さんかなと思ったら本人が作家さんでした。鮮やか粒
々で描く動物の絵で、ほぼ完売！凄い！
  
勝田有美さんと言う18歳のお嬢さんが描いている鮮や
かで透明感のある色合いの夜の森のサーカスの絵も印
象的でした。ご両親も応援してらっしゃるみたいで、
お父さんが絵や制作の説明を詳しくしてくれました。
 
勝田さんのお父さんが、めちゃイイ人で、留守にして
いる隣のブースの溝端ことみさんの絵やオブジェも紹
介してくれました。絵も良いけどオブジェが素敵です。
 
お馴染みの藤原正和さんのうごめくカプセル錠剤、今
回は鉄管も回っていてインパクトのあるブースになっ
てました。
  
岡田将充（OMD）さんの3DCGアート、古いビデオデ
ッキが妙にリアルだったんですが、年齢的にビデオデ
ッキ世代でもなく、あくまで想像上の家電だそうで、
ビックリです。
 
パンダ絵師あごぱんさんは、筒井康隆さんの“農協月へ
行く”の装丁イラストを描かれたり、鹿児島の路面電車
のラッピングにもなっているパンダ好き界隈では有名
な方みたいです。楽しい雰囲気の絵が印象的でした。
  
ゴトウヨシタカさんのフィルムカメラのLOMO（実は
私も昔使ってました）を使った多重露光写真、撮り方
の解説もしてありましたが、デジタル処理とは違た、
妙にアナログ感のある不思議な風情の写真でした。
 
asisさんの植物（葉っぱ）のドローイングはシンプル
で素敵でした。美術系の学生さんみたいで、先生が様
子を見に来てました。
 
わんぱく中年とのまるさんの今回の作品は、土偶とモ
ビルスーツが融合したDOGULE-SUITでした。地蔵感
が有ってお賽銭が上がってました！笑

 

以下、作品が気になったり、作家さんがブースにいら
して解説をしてもらった方々です。
分割された空が爽やかないいしいまゆみさん、青空の
傘もイイ感じでした。
  
文具アートの土屋靖之さんは、今年も出品されてまし
た。面白い！
 
xoriumさんの霧の装置はアートの域を超えて、すでに
商品って感じでした。
 
ericoさんの疑似3Dっぽいアクリル板にプリントした幻
想的な写真。
  
中山巳楽さんの細かい模様や神が描かれた象のイラスト。
 
新原愛美さんの可愛くって不思議なキャラクター花人間。
 
こちらもキャラがカワイイ、菓(KONOMI)さんの漫画？
 
不思議キャラ系では、山田なつみの浮世絵風の現代漫画
キャラも目を惹きました。
 
にせんちめんたるさんの動物をデフォルメした分厚いア
クリル板のキャラもおもちゃ感が有って面白かったです。
 
高本洋志さんの鮮やかにデザイン化されたカワイイ動物
のイラスト。
 
サイバーパンクで格好良い、GODTAILさんのデジタル
アート。
 
すなみ沙希さんのイラストは、和洋が融合した雰囲気で
おしゃれ。
 
カラフルでポップだけどノスタルジックな雰囲気も感じ
るemmaさんのイラスト。
 
植田なつきさんの繊細な線画の世界。
  
白杉豊悦さんのLOVEが浮かぶ立体視のステレオグラム。
  
ポップでカワイイ髑髏に毒を忍ばせたRimさんの作品。
 
瀬崎百絵さんの夜のネオンに囲まれたポップで妖艶なイ
ラストは思わず目に留まりました。
 
立体作品が少ない中でも目を惹いたカオスな100均オブ
ジェの西出誉さん。
 
IWACOさんの妖怪の様な創作人形。
 
銀色の虫が印象的な吉澤ハナさんのインスタレーション。
 
谷藤百音さんのグルーガンを使った網ドレス。
 

今回参加できなかったアジア各国（中国・韓国・マレー
シア・タイ・インドなど）のイラストレーターの方々が、
UNKNOWN ASIA 2022のポスターを制作すると言う展示
「ASIANArtists Poster Exhibition」も行われてました。
 
  
  
  
  
  
  
早くASIA各国のアーティストたちが集うことを願いなが
ら拝見させてもらいました。

これから羽ばたくって感じのアーティストさんたちの作品
を見た後は、阪急うめだギャラリーで英国現代アートの巨
匠、サアー・マイケル・クレイグ・マーティン氏とダミア
ン・ハースト氏にジュリア・オピー氏の作品の展示販売し
てたので、チラッと覗いてみました。
  
  
  
  
  
  
 
こちらは、現代アートの空の高みにいる方々ですが、UN
KNOWN ASIA2022とは、値段が3桁違う世界でした！苦笑