中之島の本命のコレクション [美術館]
明け方まで降っていた雨も止んで、お天気痛の頭の
痛みも少し落ち着いたので、今日は、大阪中之島美
術館の開館1周年記念特別展「佐伯祐三 自画像とし
ての風景」を観に行ってきました。
大阪中之島美術館は、昨年、オープン記念の展覧会
を観に行ったっきり、すっかりご無沙汰でしたが、
今回、大阪中之島美術館構想の発端になったと言っ
ても過言ではない佐伯祐三のコレクション(山本發
次郎コレクション:今はドイツのヘンケル社に買収
された国産ヘアカラーメーカー旧山発の創業者)の
展覧会。
30歳で亡くなっているので、夭逝の天才で不幸を背
負っているイメージもあり、その通りと言えばそう
なんですが、中津の裕福なお寺の子で北野高校から
東京藝大に行って、パリ留学と言う王道と言えば王
道を歩んだ人なので、なんと言うか、今回コレクシ
ョンを眺めて一番感じたのは、とにかく絵がお洒落
で格好良いですよね。なんとなくイイとこのボンボ
ンって感じが、絵からも香ってる気がします。
会場に入ると先ずは、顔の無いアンリ・ルソー風の
自画像“立てる自画像”。
裏には、本来は表のひっくり返った“夜のノートル・
ダム”も見ることのできる展示がしてありました。
その他、諸々の時期の自画像がずらり、セザンヌ風
が有ったりと、その時々に影響を受けた画家の雰囲
気が感じられて、器用な人だったんだなって気がし
まします。
1924年~1928年の4年間で、パリに2回、間に東京
にいったん戻って下落合あたりの風景を描いた絵が
飾ってあるんですが、質、量ともに凄いです。正に
濃縮された人生って感じがしました。
自画像の次は、日本の風景で下落合や滞船などが描
かれていますが、やたらと電柱を描いているのが印
象的でした。
今はなんとなく電柱は邪魔者ですが、当時は、最新
の技術って感じだたのかな?ただただ縦線が好きだ
ったと言う見方もあるみたいですが・・。
そして次からは、壁紙や看板を描いたお馴染みのパ
リの風景で、セザンヌ風の“パリ遠望”から始まり、
“壁”、“広告のある門”、“新聞屋”、“レ・ジュ・ド・
ノエル”、“ガス灯と広告”、“靴屋”、“共同便所”、
“テラスの広告”、“モランの寺”、“煉瓦焼”、“黄色
いレストラン”、“扉”などなど。切り取り方が、な
んとなく写真のスナップショット的な雰囲気も感
じられる気がしました。
最後は、結核が悪化し動けなくなってから描いた
“郵便配達夫”、“郵便配達夫(半身)”、絶筆の“ロ
シヤの少女”。
死の間際なんでしょうが、これらの絵もやっぱり
おしゃれなんですよね。
これだけまとめて佐伯祐三の作品を見たのは初め
てでしたが、想像以上に素晴らしかったです。
佐伯祐三展の後は、関西では珍しく日曜日もやっ
ているギャラリー“Yoshimi Arts”さんで、「Insi
ght 28”hang”」を拝見しました。
タイトル通り吊るすをテーマにしたコレクション
展示で、上出惠悟さんや山本志帆さんの掛軸から、
レイチェル・アダムスさんのテキスタイルときの
この生えた雑誌。佐藤克久さんのカラフルなキャ
ンバス。寺林武洋さんの実際には吊るしてないけ
ど吊るした傘を描いた絵。井田照一さんの異素材、
笹川治子さんのプラモデル魚雷。なかなか印象的
な作品でした。
帰り際にギャラリーの方から兵庫県立美術館の常
設展示に西山美なコさんの作品が出てるので、時
間が有ったら是非とお勧めされたので、GW中に
見に行こうと思います。
渡辺橋から肥後橋界隈は、ビジネス街なので休日に
開いてる店が少ない中で、ありがたいことに「キッ
チンジロー」さんが開いていたので、ハンバーグを
いただきました。
独特の香辛料を使ったソースで、白ごはんがすすみ
ます。豚汁も美味しい。
痛みも少し落ち着いたので、今日は、大阪中之島美
術館の開館1周年記念特別展「佐伯祐三 自画像とし
ての風景」を観に行ってきました。
大阪中之島美術館は、昨年、オープン記念の展覧会
を観に行ったっきり、すっかりご無沙汰でしたが、
今回、大阪中之島美術館構想の発端になったと言っ
ても過言ではない佐伯祐三のコレクション(山本發
次郎コレクション:今はドイツのヘンケル社に買収
された国産ヘアカラーメーカー旧山発の創業者)の
展覧会。
30歳で亡くなっているので、夭逝の天才で不幸を背
負っているイメージもあり、その通りと言えばそう
なんですが、中津の裕福なお寺の子で北野高校から
東京藝大に行って、パリ留学と言う王道と言えば王
道を歩んだ人なので、なんと言うか、今回コレクシ
ョンを眺めて一番感じたのは、とにかく絵がお洒落
で格好良いですよね。なんとなくイイとこのボンボ
ンって感じが、絵からも香ってる気がします。
会場に入ると先ずは、顔の無いアンリ・ルソー風の
自画像“立てる自画像”。
裏には、本来は表のひっくり返った“夜のノートル・
ダム”も見ることのできる展示がしてありました。
その他、諸々の時期の自画像がずらり、セザンヌ風
が有ったりと、その時々に影響を受けた画家の雰囲
気が感じられて、器用な人だったんだなって気がし
まします。
1924年~1928年の4年間で、パリに2回、間に東京
にいったん戻って下落合あたりの風景を描いた絵が
飾ってあるんですが、質、量ともに凄いです。正に
濃縮された人生って感じがしました。
自画像の次は、日本の風景で下落合や滞船などが描
かれていますが、やたらと電柱を描いているのが印
象的でした。
今はなんとなく電柱は邪魔者ですが、当時は、最新
の技術って感じだたのかな?ただただ縦線が好きだ
ったと言う見方もあるみたいですが・・。
そして次からは、壁紙や看板を描いたお馴染みのパ
リの風景で、セザンヌ風の“パリ遠望”から始まり、
“壁”、“広告のある門”、“新聞屋”、“レ・ジュ・ド・
ノエル”、“ガス灯と広告”、“靴屋”、“共同便所”、
“テラスの広告”、“モランの寺”、“煉瓦焼”、“黄色
いレストラン”、“扉”などなど。切り取り方が、な
んとなく写真のスナップショット的な雰囲気も感
じられる気がしました。
最後は、結核が悪化し動けなくなってから描いた
“郵便配達夫”、“郵便配達夫(半身)”、絶筆の“ロ
シヤの少女”。
死の間際なんでしょうが、これらの絵もやっぱり
おしゃれなんですよね。
これだけまとめて佐伯祐三の作品を見たのは初め
てでしたが、想像以上に素晴らしかったです。
佐伯祐三展の後は、関西では珍しく日曜日もやっ
ているギャラリー“Yoshimi Arts”さんで、「Insi
ght 28”hang”」を拝見しました。
タイトル通り吊るすをテーマにしたコレクション
展示で、上出惠悟さんや山本志帆さんの掛軸から、
レイチェル・アダムスさんのテキスタイルときの
この生えた雑誌。佐藤克久さんのカラフルなキャ
ンバス。寺林武洋さんの実際には吊るしてないけ
ど吊るした傘を描いた絵。井田照一さんの異素材、
笹川治子さんのプラモデル魚雷。なかなか印象的
な作品でした。
帰り際にギャラリーの方から兵庫県立美術館の常
設展示に西山美なコさんの作品が出てるので、時
間が有ったら是非とお勧めされたので、GW中に
見に行こうと思います。
渡辺橋から肥後橋界隈は、ビジネス街なので休日に
開いてる店が少ない中で、ありがたいことに「キッ
チンジロー」さんが開いていたので、ハンバーグを
いただきました。
独特の香辛料を使ったソースで、白ごはんがすすみ
ます。豚汁も美味しい。
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