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紫陽花 [神社仏閣]

梅雨の晴れ間の土曜日。そろそろ紫陽花の季節ってことで、毎年恒例にしている
「藤森神社」に紫陽花を見に行ってきました。

せっかく藤森まで行くのなら、久しぶりに伏見稲荷大社にも参拝しようと思い立ち、
先ずは、伏見稲荷大社へ!
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梅雨時だしそんなに人もいないだろうと思っていたら大間違いで、海外の観光客
の方々で大賑わいでした。日本語がほとんど耳に入ってこないくらい!

本殿に参拝した後は、伏見稲荷の名物“千本鳥居”をくぐりながら、しばし稲荷山
をウロウロ。
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中腹には茶屋が何軒かあるんですが、今回は「京屋」さんの自家製わらび餅を
頬張りながらひと休み。
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モチモチで滑らかなわらび餅、美味しかったです。

時分時も近づいていたのに、中途半端にお腹に物を入れたらいっそうお腹が減っ
てきたので、そそくさと引き返して、参道にある「祢ざめ家」さんでお稲荷さんセット
って感じで、いなり寿司ときつねうどんをいただきました。
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麻の実がプッチっと弾けるいなり寿司、美味しかったです。祢ざめ家さんは秀吉さ
んとゆかりのある老舗で“祢”の字は正室のねねさんの名前に由来するそうです。

伏見稲荷にも参拝したし腹ごしらえもできたので、本日の目的地「藤森神社」へ。
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紫陽花は長く咲いている花ですが、梅雨の晴れ間と休日のタイミングががっちり
合うのはなかなか難しく、今年はちょっと早すぎた感じで、花はまだまだ少なめで
したが、そよ風に揺られる鮮やかな紫陽花は美しかったです。
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紫陽花を見て涼やかな気分にはなりましたが、今日の京都方面は33℃近くまで
気温の上がる暑さだったので、冷たいモノでも食べて涼もうと、いつもほうじ茶を
買っている椿堂茶舗さんのカフェ「茶房 竹聲」で、宇治氷というかぎ氷を頬張り
ました。
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香り豊かな抹茶と甘さ控え目のアイスののったかき氷があいまって、めちゃ美味
しい!

梅雨のひと時、伏見満喫の楽しい一日でした。

GW恒例ののざきまいりポタリング [神社仏閣]

GWの最終日。雲は多めでしたが、自転車日和って感じだったので、毎年恒例に
している“のざきまいり”ポタリングに行ってきました。

道が狭くて車が多いので快適なポタリングとはいきませんが、のんびり自転車を
走らせて野崎駅に着くと、名物になっている参道の両脇にずらりと並んだ露店と
露店を冷やかしながら行き交う参拝の人々。
落語の野崎参りでは、舟で参拝する人と堤を歩いて参拝する人が口喧嘩をして、
勝つと運が良いと言う話ですが、さすがに舟で行く風情も口喧嘩も有りませんが、
露店からの売り声と子供たちの声が飛び交い賑やかな雰囲気は漂っています。
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喧騒の中をしばらく歩くと、階段が見えてきていよいよ目的の地「慈眼寺(野崎観
音)」に到着。
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境内にもお店が並び、舞台なども設えてあって、古き好き時代のお祭りの風情が
感じられます。
ノスタルジックな雰囲気に浸るよりも、ひとまず本堂と三十三所観音堂に参拝。
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ここは、新版歌祭文の野崎村の段で有名だと言うことで、境内にはお染久松の
塚やお染の人形が飾ってあります。
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が、文楽人形好きとしては、もう少しなんとかしてもらいたいと、毎年思ってしま
います。ある意味デカダンスな風情ではありますが・・・そろそろ。

そして、今日は、生駒山を横目にもう少し足を伸ばして、石切さん(石切劔箭神
社)にも参拝しました。
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イベントなどは昨日までで、今日は通常営業って感じでしたが、こちらの名物の
お百度を回る人々の輪ができていて、静かに賑わっていました。
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私の方は、1回だけお参りして、昭和な風情でちょっとノスタルジックで妙な妖し
さのある石切参道商店街を散策。
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お土産でもないし日用品でもないと言うなんとも不思議な品が売ってあるのを冷
やかしながら歩くのが楽しいんですよね。関西だと清荒神の参道や長谷寺の参
道も似たような雰囲気が漂っていて、好きな場所です。
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時分時も過ぎていたので、炭水化物でエネルギーを補給しようと、参道の「大和
屋」さんでよもぎうどんとおでんのじゃがいももいただきました。
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おでんと煮物の間みたいな味付けのじゃがいもですが、ホクホクで甘みがあって
めちゃ美味しかったです。

うどんの後もよもぎ三昧って感じで、デザートに「生田屋」さんで熱々の“よもぎ餅”
を買って頬張りながら自転車に戻りました。
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帰る前に水分補給もしようと境内の休憩所に立ち寄ったら、休憩所前のベンチに
長谷川りん二郎の猫のような猫が寝ていたので、ちょっと失礼して写真を撮っちゃ
いました。
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寝ながらも尻尾をこちらに向けて少し警戒するそぶりがちょっと野生?(笑)

今年は、ちょっとディープな大阪楽しんだGWでした。そして、休み明けは福岡、岡
山とまたまた旅が続きます。普通の人とは逆な暮らしをしている気がする。。


初詣サイクリング [神社仏閣]

冬季休暇も今日が最終日。昨日までの寒さも少しやわらいで、爽やかに晴れた
空気に誘われて、本日は、久々にロードバイクを引っ張り出して、八幡の男山に
ある「石清水八幡宮」まで、初詣サイクリングに行ってきました。

淀川の河川敷を、イイ感じの追い風に乗って北に向かってスイスイと自転車を進
め、アッと言う間に八幡に到着(行きはよいよい帰りは・・・)!
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まだ4日ってことで参拝の方で賑わう参道の階段を、歩き難い自転車用の靴でぎ
こちなく登る。。自転車漕ぐより階段の方がキツイ。。なんて思いながら本殿へ。
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緑の中の鮮やかな朱色の社殿を眺めたら疲れなんて吹っ飛んで、なんだか元気
を貰った感じでお参りをさせてもらいました。
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参拝の後は、帰りのエネルギー補給もかねて境内の茶店で温かい“厄除けうどん”
をひとすすり!
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大きなお揚げさんののった上品な汁のうどん、運動の後ってことをさっぴいてもけ
っこう美味しかったです。

ヨチヨチ歩きで山を下り、糖分も補給しようと石清水八幡宮名物「やわた走井餅
老舗」の走井餅を所望。
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最中のかわにのせて温めたやつを店先で売っていたので、今回は自転車ってこ
ともあり、そちらをいただかせてもらいました。ほのかに温かな柔らかな餅と上品
な甘さの餡があいまってとろける美味さ!
広重の“東海道五十三次 大津宿”に描かれていることでも有名な走井餅ですが、
明治の御世に八幡にも店を出し、こちらは今でも健在です。が、大津の方は井戸
だけを残して店の方は廃業し、今は月心寺になっているそうです。

炭水化物と糖分を補給し、行きが追い風ってことは帰りはもちろん向かい風の中、
寒風で鼻水は止まらないし!泣きそうになりながら大阪に戻ってきました。。
でも、気持ち良い新春サイクリングでした。今年は自転車もがんばろう!

お盆だし京都で寺巡り [神社仏閣]

夏季休暇の初日。バルテュス展を観に京都に来たんですが、よくよく考えたら
今日は13日でお盆だし、お寺巡りでもしようと、蒸し暑い中、東山界隈を汗だ
くでウロウロ!

先ずは、お盆だし幽霊?って感じで、百鬼夜行展が行われていた「鷲峰山 高
台寺」へ。
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円山応挙の幽霊図に土佐派の百鬼夜行絵巻、河鍋暁斎の閻魔図の他、現代
版の百鬼夜行図や地獄極楽図なども展示してありました。怖いと言うよりユー
モラスで楽しめます。
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しばし、高台寺を散策。方丈には、普段は霊屋に納められていると言う高台院
(ねね)坐像と秀吉公坐像の修復記念公開も行われていて、塗り直して妙に今
っぽくなり、なんとなくありがた味が薄れた感じの像をまじかに眺めることができ
ました(作られたのはねねが生きていた時だそうなので、かなり古いものだそう
です!)。
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庭園や利休意匠で伏見城から移築した茶室傘亭と時雨亭も眺めて、高台寺を
あとにしました。
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次は、石塀小路を抜けて、参拝ついでに宗達の「風神雷神図(デジタル複製版
)」と小泉淳作氏の天井画「双龍図」を眺めようと「東山 建仁寺」へ。
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本坊に入ると正面に栄西禅師が説いた“大哉心乎”の文字。そして、大好きな
“風神雷神図”。
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書院から○△□乃庭と潮音庭を眺めながら一休みして、方丈に並ぶ海北友松の
雲龍図、竹林七賢人などの襖絵(いずれもデジタル複製版)を楽しんで十一面
観音菩薩様にお参り。
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そして、法堂に渡って天井画の“双龍図”を見上げて迫力を楽しみ、荘厳な雰
囲気の中で本尊のお釈迦様に参拝。
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臨済宗建仁寺派とは宗派は違いますが、同じ禅宗なので、まぁ~親戚みたい
なものだろうと言う、かなりいい加減なお盆のお寺巡りでした。

梅雨入り [神社仏閣]

なんだか梅雨を追い越して、夏が来たかと思うくらいの暑さの後、忘れずにやって
きました梅雨。。。
物凄い勢いで雨が降っている地域もあるみたいですが、関西は雨の切れ間があっ
たので、梅雨と言えば紫陽花かなと思い、藤森神社に行ってきました。

なんとなく雲行きはあやしかったけど、とりあえず紫陽花の前に昼ごはんを食べよ
うと、京阪藤森駅近くにあるうどん屋「大河」さんで、ちく玉天ぶっかけうどんをいた
だきました。
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ツルツルでコシのある麺が美味しい!

そして、お目当ての藤森神社。本殿に参拝して、さぁ~!紫陽花の写真を撮ろうと
思ったら・・・激しい雨!
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絵馬舎で、トウカイテイオーやナリタブライアンの妙にリアルな絵馬を眺めながらし
ばし雨宿り。
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雨が小降りになったので、迷路のような紫陽花の道を足早に巡りながら雨に映え
る紫陽花を楽しませてもらいました。
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藤森神社で紫陽花を眺めた後は、恒例にしている「椿堂茶舗 茶房 竹聲」さんで、
紫陽花セット(冷煎茶&あんみつ)を食べながらひと休み。
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抹茶シロップをかけた華やかなあんみつに冷たい煎茶、爽やかでめちゃ美味しい!

茶房でお茶をいただいた後は、いつものように「椿堂茶舗」さんのほうじ茶“伏見”を
購入。
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椿堂茶舗さんには、焙じ加減違いで4つほうじ茶があるんですが、伏見は香りと味
のバランスが素晴らしいほうじ茶で、大好きなお茶の一つです。


曼荼羅が本尊の寺へ [神社仏閣]

本日も快晴で、気温も上がって夏日!そんな暑い今日は、牡丹にはちょっと遅い
かなぁ~?なんて思いながら、奈良の當麻寺に行ってきました。

最近話題のあべのハルカスの下から近鉄に乗って、程無く當麻寺に到着。駅か
ら続く参道をしばし歩くと、山肌に仁王門が現れます。
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仁王門を見上げたところで、参拝の前にとりあえず腹ごしらえをしようと、門前の
茶屋「茶房ふたかみ」さんで、柿の葉すしとにゅうめんをいただきました。
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柿の葉すし大好きです。

お腹も膨れたところで、仁王門をくぐって當麻寺の境内へ。正面には白鳳時代に
造られた日本最古の梵鐘(国宝)、金堂と講堂を左右に配し、その先に本堂(曼
荼羅堂)があるんですが、14日のお練り(聖衆来迎練供養会式)の準備がしてあ
り、木造の橋が組まれていました!
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お目当ては牡丹でしたが、先ずは、ご本尊の當麻曼荼羅に参拝(當麻寺はご本
尊が曼荼羅と言う珍しいお寺です)。
堂内に流れていら解説曰く、中将姫が蓮の糸を使い一晩で織ったという国宝の
根本曼荼羅(非公開)を、定期的に転写し受け継いできた曼荼羅で、現在六角
の厨子に納めてあるのは室町時代の物だそうです。国宝の厨子ののった美しい
螺鈿の残った須弥壇は、頼朝が寄進した物だそうで、国宝だということでした。
そして、白鳳時代に粘土で造られた弥勒菩薩(国宝)が鎮座する金堂と涼やかな
お姿の阿弥陀如来が安置された講堂にも参拝。

参拝を済ませ、牡丹を見ようと奥院に上りましたが、ぼたん園には華やかな牡丹
も白い傘も無く、すっかり遅きに失しました!(涙)
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牡丹は過ぎていましたが、躑躅が美しく咲いていましたし、西南院では、白い花を
つけたなんじゃもんじゃの木や山肌に咲く美しい石楠花を楽しむことができました。

駅への帰り道、出雲の野見宿禰と相撲をとった當麻蹶速の塚や相撲館なんての
もありました。
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そして、駅前にあるよもぎ餅で有名な「中将堂本舗」さんに立ち寄って、中将姫伝
説にちなんだ“中将餅”をいただきました。
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香り高い一口大のよもぎ餅にこしあんをのせ牡丹の花びらを型とった餡で、兎に
角、よもぎ風味が絶品でした。美味い!

久々の當麻寺訪問。目的の牡丹は見逃してしまいましたが、曼荼羅と仏像、季節
の花で躑躅と石楠花も見られたので、大満足の一日でした!しかし、暑かったな!

GW野崎参り [神社仏閣]

GWの最終日。今日は昨日と打って変わって爽やかに晴れ渡り、ポタリング日和
って感じだったので、自転車を転がして、毎年恒例にしている“のざきまいり”に行
ってきました。

“のざきまいり”とは、野崎観音として親しまれている福聚山慈眼寺で行われる無
縁経法要(有縁無縁のすべてのものに感謝のお経をささげる行事)のことで、5月
1日~8日に行われています。
野崎参りと言うか野崎観音に関しては、文楽や歌舞伎をお好きな人には新版歌
祭文(野崎村の段)や女殺油地獄でお馴染みで、落語の好きな人には野崎詣り
が有名です。それに、野崎参りに行くと参道に流れている“野崎参りは 屋形船で
参ろ どこをむいても菜の花盛り~~♪”の野崎小唄(東海林太郎)も有名だそうで
すが、残念ながら私はここでしか聴いたことはありません。

歌の文句や落語では、野崎参りは寝屋川を屋形船で参り、その屋形船と堤を歩
いていく人々が口喧嘩をすることになっていますが、私の方は、いつものように自
転車での参拝です。
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野崎駅からお寺までの参道には300店あまりの露店が両脇にずらりと並び、参
拝のお客さんで大いに賑わっていました。
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人混みはあまり好きではないんですが、賑わった風情を味わうのもたまにはイイ
もんです!そんな露店の中に“クロワッサンたい焼き”と言う興味をひく看板を見
かけたので、とりあえず食べてみました。
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サクサクでけっこう美味い!(笑)

人波に流されながらしばらく進むと生駒山を背に野崎観音が見えてきて、境内に
入ると、舞台が設置されていて奉納の行事なども行われいましたしたが、とりあえ
ず、本堂にお参りする列に並んで参拝を済ませ、お染久松の塚や西国三十三所
の観音様をまつった三十三所観音堂にもお参りして、そそくさと山をおりました。
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そして、生駒山の裾野を四條畷まで移動して、次は、四條畷神社にお参り。
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隣の喧騒とは打って変わって、こちらの方は、新緑の山肌に静かに佇む風情が
凛として、如何にも小楠公こと楠木正行(楠木正成の嫡男)を祀る神社だなって
感じで、背筋が伸びる思いで参拝させてもらいました。
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私の場合は、桜井の別れや如意輪堂の鏃で書いた辞世の歌“かえらじと かねて
おもへば梓弓 なき数に入る 名をぞとどむる”など、講談でお馴染みの楠木正行
なので、史実とはかなり違う知識かもしれませんが・・昔、遠い吉野山で見た辞世
の歌と近場の四條畷の地が繋がってる感じで楽しめました。

四条畷駅を挟んだ反対側には、四條畷の戦いで敗死した楠木正行の墓所もあり、
樹齢600年と言う巨木なクスノキが枝を広げて荘厳な雰囲気を漂わせていました。
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参拝後、しばらく自転車を走らせてふらふら。鶴見緑地で、美しい夕焼けを眺めて、
帰路につきました。
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重伝建めぐり、展覧会、神社仏閣参拝と、今年も楽しいGWでした。感謝です。


師走の京都 [神社仏閣]

西高東低の冬型の気圧配置で冷え込んだ土曜日(日本の寒さとは関係無い
ですが、中東でも雪が降ってるとか!雪降るスフィンクスの画像を見た時とは、
コラかと思いましたよ。ビックリですね!)。紅葉も過ぎ、観光客もめっきり減
った師走の京都に行ってきました。この時期の京都が大好きなんですよね。

先ず昼ごはんは、個人的見解として冬の京都と言えばって感じで、新京極に
ある「寿司 乙羽」さんの熱々の“蒸し寿司”で温まりました。
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穴子や椎茸など具だくさんのちらし寿司を丼に入れ蒸篭で熱々にして、錦糸
卵をのせた寿司。蒸されているので酸っぱさはほとんど無いですが、かと言
って炊き込みご飯っぽくも無い不思議な品。なんとも言えず美味しんですよ。

そして、おやつは河原町にある「甘党茶屋 梅園」さんで、これまた熱々の“あ
わぜんざい”を頬張りました。
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甘さ控えめの滑らかなこし餡と粒感のある粟もちの食感のバランスが絶妙で
美味しい。

しばし、東山界隈で京都の風情を楽しんだ後は、13日から行われている六波
羅蜜寺の「空也踊躍念仏厳修(かくれ念仏)」に、今年もお参りして来ました。
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1050年ほど昔、京都で疫病が流行った折りに、空也上人(口から6体の小さ
な阿弥陀仏が出ている有名な像の人)が「南無阿弥陀仏」の念仏を唱えなが
ら町々を巡って疫病をおさえたことに由来する行事で、鎌倉時代に念仏が弾
圧された時にも“南無阿弥陀仏”を「モォ~ダ~ナンマイトォ~」と変えて続けら
れてきたそうです。
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最初に少し解説があり、程無く堂内に鉦を手にしたお坊さんが数人現れ、はじ
めは普通に鉦とたたきながらお経を唱えていますが、突然、踊りながらの念仏
がはじまり、直ぐにバタバタと終了。終わった後に、100人ほどの参拝者も声を
合わせてを「モォ~ダ~ナンマイトォ~」を7回唱和します。

六波羅蜜寺に参拝した後は、南座の顔見世を横目に、「松葉」さんの“にしんそ
ば”を手繰って大阪に戻りました。
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にしんそばは年中ありますが、やっぱり冷え込む冬の京都で、熱々のやつを啜
るのが格別です!にしんの甘いタレが汁ににじんでいくのが、なんとも良いんで
すよ!美味しい!

折角なので、“重伝建巡り”もして来ました。今回は近場ってことで「祇園新橋」と
「産寧坂」の2ヵ所です。

彼岸に彼岸を臨む [神社仏閣]

秋のお彼岸3連休の最終日。今日も暑い!高い所に行ったら少しは涼しいだろう
って感じで、生駒山上にある聖天さん(宝山寺)に参拝してきました。

近鉄生駒駅から歩いても登れるんですが、鉄分補給も兼ねて日本初のケーブル
カーである近鉄生駒鋼索線(生駒ケーブル)に乗換え。
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カワイイのか?どうなのか微妙な雰囲気のブル(コ11型)に乗って鳥居前駅から
宝山寺駅に向かう。途中、下りのミケ(コ11型)とすれ違う時に双方から泣き声!
小さな子供たちが大興奮!(笑)
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6分ほどで宝山寺駅に着くと乗換えで生駒山上に向かうドレミ(コ15型)が待って
いましたが、可愛らしいケーブルカーを横目に見ながら、私の方は改札をぬけて
宝山寺へ。

今日は、ちょうど生駒聖天お彼岸万燈会の日だったので、駅からお寺までの参道
に無数の燈明の準備がしてあり、鄙びた風情の旅館が立ち並ぶ門前の町が、い
つになく華やいだ雰囲気に包まれていました。
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境内には、役小角が般若経を納め、弘法大師も修行したと言う伝説が残る切り立
つ岩壁にある岩窟(般若窟)を背に、護摩堂様式の本堂と檜皮葺の聖天堂拝殿と
言う、まったく違う趣の建物が並び、神社だか仏閣だか分らないような雰囲気(まぁ
~!明治の神仏分離の嵐が吹くまでは、日本では仏様と神様はけっこう仲良くや
ってたんですが・・・ね!)が漂っています。
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趣が違うと言えば、境内には獅子閣と言う木造洋風建築の客殿も建っています。
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地蔵尊が立ち並ぶ山道を上って奥の院へも参拝し、宝山寺を後にしました。
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万燈会の一環なのか?参道で聖天市というのをやっていたので、ひと休みして素
麺をいただきました。
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奈良の町を眼下に、すする素麺、暑さもあいまって美味しかったです。

聖天さんの参拝を済ませた後、生駒山の山頂に登り、山上遊園地の喧騒をよそ
に、日差しに目をしょぼつかせながら遠くきらめく難波津を臨み、彼岸を想う。
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“難波津に 咲くやこの花 冬ごもり 今は春べと 咲くやこの花”

お彼岸の彼岸花 [神社仏閣]

お彼岸の三連休。秋晴れと言うより夏な陽気って感じの本日、秋のお彼岸と
言えば、やっぱり妖艶に赤い彼岸花(曼珠沙華)だろうと思い、京都大原に
行ってきました。

出町柳からバスに乗り込み、比叡山を横目に高野川沿いに山間を縫うよう
に進むことしばし、のどかな山里がひらけ大原到着。

稲刈りが進む水田のあぜ道には、本日の目的の赤い花が並んでいましたが、
「京都 大原 三千院 恋に疲れた女がひとり・・・♪」のメロディーが頭を過ぎり、
とりあえず、(女じゃなくておっさんだけど)三千院に参拝しなきゃと思い、そそ
くさと三千院へ。
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紅葉でも紫陽花の季節でもなく、若干シーズンを外していた観の三千院、参
拝の方もそれほど多くなかったので、4年ほど前、三千院の仕事をしてらっし
ゃる表具師氏の方に、ご案内してもらった時のことを思い出しながら、竹内栖
鳳氏の「御殿場暮景図」、傅益瑤氏の「三千院四季図」、下村観山氏の「虹の
間」などの素晴らしい襖絵を、じっくり堪能させてもらいました。
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その後、国宝の阿弥陀三尊像を納めた往生極楽院、金色不動堂、朱雀門、
観音堂、二十五菩薩石庭、売炭翁石仏を眺めて三千院を後にしました。

今回大原を訪れた目的である彼岸花を愛でながら、壇ノ浦の戦いで生き残
った平清盛の娘徳子(建礼門院)が菩提を弔った寺として有名な「寂光院」に
向かいました。
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寂光院に到着。ここは2000年に放火で本堂も本尊も焼失したのを2005年
に再建したものだそうです。と言うことで、極彩色で白顔の真新しいご本尊の
地蔵菩薩様が祀られていました。
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三千院、寂光院にお参りした後、大原でのちょっと遅めの昼ごはんは、「たん
ば茶屋」さんで“しば漬茶漬け”をかき込みました。
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お米も大原産だそうで、お漬物もごはんもめちゃ美味しかったです。水も良い
んでしょうね。

そして、お土産は、大原寂光院前の「翠月」さんで名物の“紫ば漬”を購入。
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露店の様な風情で、白ご飯付で試食をさせてもらえるので、思わず買っちゃ
うんですよね。前に来た時は葉とうがらしの佃煮を買った記憶があります。

大原を満喫して出町柳に下り、お彼岸だと言うことで「ふたば」さんでおはぎ
を買って大阪に帰りました。
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小豆ときな粉と青のりの3色おはぎ、めちゃ美味しかったですよ。