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春バラ [雑記]

GW、横切った鶴見緑地公園や万博記念公園に
出向いた折に撮った春バラです。
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もちろん花もきれいなんですが、やはりバラの
楽しみは香りですね。

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GWのみんぱくで面 [美術館]

初夏と言うか真夏のような日差しの中、今日は、
国立民族学博物館(みんぱく)で開催している
みんぱく創設50周年記念の特別展「日本の仮面
芸能と祭りの世界」を見に行ってきました。
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解説曰く、みんぱくには35万点近い収蔵品があ
るそうですが、今回は、50周年記念ってことで、
700点あまりの面や資料映像で日本における仮面
文化の系譜や伝播を紹介する展示になっている
そうです。
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先ずは、縄文時代の土器の面(形は違います
が、もののけ姫でサンが付けていた面のよう
な感じ)や弥生時代の木(と言っても板)の
面からスタート。

そして、仏教と一緒に伝わったが後に衰退し
た伎楽の面(正倉院展でよく出展される品と
同類)や雅楽に合わせた舞で独自に発展して
いった舞楽の面。
その後、伎楽のストーリー性やコミカルな部
分が猿楽や狂言、そして観阿弥や世阿弥によ
る能へとつながり、その中で能面のような洗
練された面が誕生したようです。

一方、地方へと伝播しながら神話や土着の信
仰と融合し、石見神楽のような各地の神事や
祭りで使われる面となり、さらに在野に下り
た面は、なまはげやメンドンなどの異形の面
に変容しながら生活の中に溶け込んでいった
と言う感じでした。
その面達も近代化と少子高齢化の波にのまれ
衰退しつつあるようです(文化財や○○遺産み
たいな形にしないと残せないくら)。
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人間以外の鬼や龍や獅子舞の面も多数飾ってあ
り、特に獅子舞と言えば佐賀の丸顔の獅子舞の
面もデカい顔をしてました!笑
また、現在は休止中みたいですが、矢田山金剛
山寺の練供養でかぶる金ぴかの仏などの面も並
んで輝いてました(これはこれで、ちょっと異
質でした)。
神楽の盛んな島根では面を貸し出す面と衣装の
レンタル業なんてのもあったみたいで、様々な
造形の面を見ていると、千と千尋の神隠しで油
屋に集う神々の顔を彷彿とさせるモノも多く、
この辺りがヒントになったのかって感じでした。

こちらは文楽がらみで、花之家花奴(はなのや
はなやっこ)さんと言う方が、面劇(面芝居や
面浄瑠璃芝居と呼ばれた大衆芸能)で使ていた
文楽の頭(かしら)を模した面が、上演してい
る映像といっしょに展示してありました。見慣
れた人形の顔が、見慣れない大きさで並んでい
るのを、興味深く眺めさせてもらいました。
他に、面の裏を紹介するコーナーや面をかぶっ
た時の視野を体験できるコーナーなんてもの有
りました。

そして最後に、現代の仮面ってことなのか?仮
面ライダーやプロレスのマスクなんてのも飾っ
てあったんですが、面白かったのは、仮面の忍
者“赤影”の赤い面が坂口祐三郎さんのサイン付
きで置いてありました。

これだけ一度に面を見たのは初めてで、今後も
無いだろうと思います。
映像資料も豊富で、さすがみんぱくって感じで
した。めちゃくちゃ面白かったです。

ついでと言ってはなんですが、みんぱく本館に
も立ち寄って、今回は、各国の仮面を中心に楽
しませてもらいました。
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日本の面を多量に見た後に、世界の面を見ると
共通点も多く、国や文化が違ってもけっこう似
るんだなとしみじみと眺めさせてもらいました。
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みんぱく本館には、何回も来てますし、飾って
ある品々も何回も見てますが、今回みたいにテ
ーマを持って眺めると違った見え方がしてきて
楽しいですね。

本館では企画展として「水俣病を伝える」と言
う展示がしてありました。
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水俣病から70年近くがたち、現在、ガイドツア
ーや語り部講話など、水俣病の歴史や被害者の
苦しみを伝え、未来に公害の悲劇を繰り返さな
いような活動が行われているそうです。
石牟礼道子さんの苦海浄土の原稿や江口寿史さ
んの水俣市観光ポスターも展示。
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熊本と少し縁があるので興味深く拝見させても
らいました。

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のざきまいりと石切さんと俊徳丸 [美術館]

GWの恒例って感じで、ポタリングでのんびりと
“のざきまいり”と“石切劔箭神社”にお参りに行っ
てきました。

福聚山慈眼寺(野崎観音)で行われる無縁経法要
にお参りする“のざきまいり”。野崎駅からお寺ま
での参道に露店がずらりと並ぶのも名物です。
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境内には、文楽や歌舞伎でお馴染みの新版歌祭文
の野崎村の段で描かれたお染久松の碑や休憩所に
はお染の文楽人形も飾ってあります(色褪せてか
なり寂しい雰囲気ですが・・)。
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その休憩所では「いわさきちひろ平和パネル展」
もやってました。
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落語の野崎詣りは、屋形船と陸とで口喧嘩をしな
がら参拝をすると言う陽気な噺なんかも有名で、
賑わう時間には、東海林太郎さんの歌う野崎小唄
「のざきまいりは屋形船でまいろ~♪」が参道に
流れているんですが、今回は、少し時間が早かっ
たので参道では、まだまだ露店の方々がバタバタ
と準備中って感じでした。
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個人的にのざきまいりの恒例にしている「御菓子
司 壬生」さんの柏餅(白いこし餡、よもぎの粒餡、
ピンクの味噌餡)を購入。
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そして、少し足を伸ばして、次は、でんぼの神様
で有名な石切さん(石切劔箭神社)に参拝。
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関西の方言で腫れ物の事を“でんぼ”と言うんです
が、今ではがん封じの神様って感じで、いつもお
百度参りの人々の輪ができています。
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こちらも楽しみにしている昭和感漂う大好きな石
切参道商店街。
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昼ごはんには早かったので、生田屋さんのよもぎ
団子で小腹をおさえ、お土産に石切佃煮漬物本舗
カクマンさんの山椒昆布(甘口)を買って石切を
あとにしました。

ちょっと足を伸ばして、花園にある東大阪市民芸
術センターでやっているパラモデルの中野裕介さ
んの企画展「よろぼう少年、かなたの道をゆく▷
▷▷俊徳丸伝説であそぶ」も覗いてみました。
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高安の長者の息子俊徳丸が失明した上に、家を追
い出され物乞い身をやつしながら四天王寺にたど
り着て、観音様に祈願することで病が癒えたと言
伝説で、能の弱法師、説教節のしんとく丸、文楽
の攝州合邦辻、折口信夫の身毒丸、寺山修司の身
毒丸などなど、様々な作品のベースになってる物
語です。
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今回は、東大阪出身の現代アートの作家パラモデ
ルの中野裕介さんが、その俊徳丸伝説を、お馴染
みのプラレールによるインスタレーションやゲー
ム、生成AIなどを使って、現代アートとして表
現してらっしゃいました。
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2階には、俊徳丸をモチーフにした“巨大な少年の
建造計画”の作品とプラレールや弱法師などの俊徳
丸伝説の資料、様々なメディアを使ったインスタレ
ーションが大々的に展開していました。圧巻です。
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1階の常設展示ケースには中野さんのプラレール
と障がい者支援施設アトリエライプハウスの作家
さん(北口翔さん、白井拓朗さん、高萩雅理さん、
信谷弘光さん、吉末咲希さん)のコラボ展示もして
ありました。
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お茶室には、倉地宏幸さんのゲーム“よろぼう少年、
かなたの道をゆく(プロトタイプ)”とゲームパッ
ケージの絵を生成AIに描かせた作品が飾ってあり
ました。
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パラモデルさんは好きな作家さんなんですが、久々
に見た気がします。やっぱり面白いですね!

日差しは強めでしたが、風は爽やかで絶好のポタリ
ング日和でした。

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GWの天王寺で徳川の至宝と落語 [美術館]

GWは、間の3日間も休みなんですが、ちょっと
体調を崩し火曜と水曜は病院へ(世間は平日だっ
たので)。諸々の検査の結果、とりあえず何事も
無しってことで、GWモードに戻ってお遊び再会。

爽やかに晴れた今日は、あべのハルカス美術館で
開催中の「徳川美術館展 尾張徳川家の至宝」を見
に行ってきました。
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徳川美術館と言えばって感じで、最古の源氏絵と
言われる国宝の“源氏物語絵巻(竹河(一))”と、
三代将軍家光の長女千代姫が尾張徳川家に嫁ぐ際
に持参した国宝“初音の調度(初音蒔絵旅櫛箱)”が
目玉で展示してありました。いゃ~!美しい&素
晴らしかったです。
期間中に展示替えがあり、今日見た源氏物語絵巻
の竹河(一)の他、早蕨、宿木(三)、東屋(二)
が4期に分けて展示され、初音蒔絵の後期は掛硯
箱に替わるみたいです。

他に、妖刀で名高い“村正”、東洋陶磁のより粒の
感じが細やかな“油滴天目(星建盞)”、白黒のコ
ントラストと模様が印象的な織部筒茶碗の“冬枯”、
小堀遠州の竹茶杓、秀吉の寝室に石川五右衛門が
忍び込んだ折に鳴いて知らせたと言う青磁香炉の
“千鳥”、秋の野蒔絵十種香箱、香木、合貝の裏の
絵も繊細で素晴らし松橘蒔絵貝桶と合貝、字だけ
が軽やかに書かれた木製の百人一首かるた、六々
歌仙画帖、寛永の三筆で名高い朴訥な字が印象的
な近衛信尹の“朗詠屏風”、のどかさが漂う狩野探
幽の“耕穫図屏風”、豪華な能衣装と能面、一休宗
純の“雨中漁舟図”などなど、全ての品に物語があ
るって感じで面白かったです。

そして、久しぶりに道楽亭 五月昼席を拝見。
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演目は、開口一番で若いのにコテコテの上方落語
感漂う二豆さんの“つる”、次は坊主頭で異彩を放
つ米輝さんの“八五郎坊主”、そして佐ん吉さんの
“長短”、中トリは、久しぶりに落語を聞いた気が
する南光さんの“青菜”。
中入り後、落語は面白いんですが、人前で喋るの
好きなんだろうか?と、いつも不思議に思う雀五
郎さんの“ちしゃ医者”、最後は雀三郎さんの枝雀
さんの雰囲気を継承しつつもとぼけた様な独自の
世界観が楽しい“代書屋”でした。
コロナ以来、足が遠のいている観の道楽亭、久し
ぶりに行ったきがします。
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狭い寄席でまじかに見る落語もやっぱり良いです
ね。大きなホール落語も良いですが、元来これく
らいの距離感で見る芸のような気もします。

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GWの京都で画聖 [美術館]

曇天模様のGW三日目。今日は、京都国立博物館
に「雪舟伝説 画聖(カリスマ)の誕生」を見に行
ってきました。
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今回、国宝三昧って感じで、“秋冬山水図”、“破墨
山水図”、“山水図”、“四季山水図巻(山水長巻)”、
“天橋立図”、“慧可断臂図”の国宝6点が揃い踏みと
言う豪華な展覧会です。
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GWだし混んでるかなと思って、ちょっと早めに
出たんですが、場所が七条ってこともあるのか?
電車も含め思ったより混んでなく、合わせて展覧
会の方もそんなに混んでなくって、ゆっくりじっ
くり雪舟を楽しむことができました。
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平成知新館の3階に上ると、いきなり国宝コーナ
ーって感じで、クライミングできそうな垂直な岩
山が印象的な“秋冬山水図”、もはや抽象画って感
じの“破墨山水図”、絶筆と言われる丹念に描き込
まれ年齢を感じさせない“山水図”、質・量(長さ)
ともに圧巻の“四季山水図巻(山水長巻)”は期間中
数回に分けて巻替展示をするみたいです(この作
品の模写が数点あるんですが、どれも同じ所が展
示してありました)。
鳥瞰図のような広々とした風情が清々しい“天橋立
図”、大好きな絵なんですが、薄墨で太く書かれた
達磨の衣のラインが素晴らしい“慧可断臂図”、重
文ですが雪舟としては珍しい花鳥画(妙にリアル
な鶴の絵)の“四季花鳥図屏風”も展示してありま
した。
すでにこの時点でお腹いっぱいって気になるくら
いの破壊力でした。

次は重文コーナーって感じで、、雪舟が描いた中
国絵画を写した5点と、伝雪舟の“富士三保清見寺
図”と秋月筆の“西湖図”。特にこの2作品は、後の
世で模写などの題材にしたものが多数有って1階
では富士山ばかり集めたコーナーも設えてありま
した。

模写と言えば、国宝の模写は国宝って感じで狩野
吉信の国宝“雪舟筆四季山水図巻模本”。
こちらは細身で長いと雪舟の“四季山水図巻”と、
それの探幽の模写などなど。
雪舟はもちろん素晴らしかったんですが、探幽な
どの狩野派、雲谷等顔や等益、等伯の長谷川派な
どが模写した雪舟も多数飾ってあって、雪舟がい
かに伝説になって行ったかをひもとく展示がして
ありました。

模写を見て思ったのは、元ネタの雪舟がクセ強!
って感じで、模写の方が全般にマイルドなくらい
でした。
その中でも異彩を放っていたのが曾我蕭白で、雪
舟のクセの強いところをリスペクトしたのかって
感じで、半円の虹と円錐が重なったような富士山
を描いた屏風“富士三保図屏風”などなど印象的な
作品が展示してありました。

全部で80点ほどの展示でしたが、一点一点のパワ
ーが凄くって、けっこう疲れました。

そして、もう直ぐ5月か!と思いながら昼過ぎに
は、そそくさと柏餅を買って大坂に戻りました。
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