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色々な町を味わう [観劇(他)]

本日は、富田林の“すばるホール”に、倉本聰さん作・演出、富良野GROUPの
「明日、悲別で」を観に行ってきました。
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1984年のドラマ“昨日、悲別で”、1990年の舞台“今日、悲別で”に続く(ストー
リーが続いているわけではないです)、架空の炭鉱町悲別(かなしべつ)を舞台
とし、東日本大震災に伴って発生した福島原発事故を題材にした物語でした。

国のエネルギー政策に翻ろうされ閉山した炭鉱から20年後の2011年の大晦
日に、第一坑道の地下300mに先輩達が埋めたという「希望」を封印したタイム
カプセルを掘り起こす約束をし、国が安全だとすすめる再就職先、福島の原発
に向かう2人の若者。
2011年年末、閉山によって人も何もかも無くなった悲別では、原発事故解決の
めども立たない中、閉山した炭鉱の地下1000mを原発廃棄物の最終処分所
にする案が持ち上がり反対運動が勃発。
同じ頃、20年前の約束を果たそうと第一坑道にもぐる、地元に残った中年2人
と新聞記者。
20年前、福島に向かった2人は、事故処理のために過剰な放射能を浴びる過
酷な労働に従事し、精神的にも肉体的にも追い詰められた末に事件を起こし故
郷に逃げ帰る。

地上の現在の失望と地下300mの過去の希望と地下1000mの未来の絶望が
織り成す、鉛のように重い、素晴らしい舞台でした。いったん人はヒトに戻り、頭
ではなく身体で考えないと、未来に希望は見出せないというメッセージを投げて
もらった感じです。最後に、倉本さんも舞台に挨拶に出ていらっしゃいました。

富田林方面には滅多に来ないので、ついでに、重要伝統的建造物群保存地区
の寺内町(じないちょう)も散策してみました。
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広範囲に古い町屋が多数残り、風情のある町並みを形成していて、路地をウロ
ウロ歩き回りながら、タイムスリップしたような感覚が味わえます。

ここもある意味、少しばかりのタイムスリップ感を味わえるんですが、阿倍野に
戻って、しばし新世界をウロウロ、通天閣のネオンなど楽しんでみました。
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