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やっぱり国宝は凄い! [美術館]

3連休の中日。今日は、京都国立博物館で開催している「開館
120周年記念 特別展覧会 国宝」展に行ってきました。
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展示作品はすべて国宝と言う太っ腹な企画で、200点あまりの
国宝が、Ⅰ期からⅣ期に分けて展示されており、どの時期に行
こうか迷うところですが、私は、レプリカしか観たことがなか
った“源氏物語絵巻”と、こちらは、それぞれ単独では何回も見
てるんですが、一緒にと言うのが珍しい、等伯と応挙の松がそ
ろうⅢ期を選びました。

お目当の“源氏物語絵巻(柏木)”は、部分的に切り分けたもの
で、絵巻って感じではなかったですが、我が子ではない赤子を
抱く光源氏の複雑な心情があわられた素敵な作品でした。
絵巻では他に、信貴山縁起絵巻や粉河寺縁起絵巻など大好きな
作品を混んでたおかげで(?)、じっくり観られて大満足!笑

一方、松の方は、等伯の抽象的な松“ 松林図屏風”と、応挙の具
象的な松“雪松図屏風”が向かい合わせに飾られていて、陰と陽
のエネルギーがぶつかり合うような独特の雰囲気が漂っていま
した。圧巻です!
他に絵画では、迫力のデカさ伝源頼朝像、優美な牧谿の観音猿
鶴図、ユーモラスな瓢鮎図なども印象的でした。

個人的には、あまりの興味は無かったんですが、Ⅲ期の目玉は
漢委奴国王と刻まれた“金印”だったみたいで、前列で見る列が
エライ事になってました。が、私は、列には並ばず、長身を利
用して後ろからでしたが、しっかり眺めさせてもらいました。

考古や書跡、工芸品も名品が並び、土偶の“縄文のビーナス”や
“仮面の女神”、“日本書紀(岩崎本)”や“今昔物語”、千代姫の
婚礼調度“初音の調度”。珍しいところで“ポルトガル国印度副
王信書”なんてのあって、見応えありましたよ。

そんなこんなで、お目当以外の品もやっぱり国宝だな!って感
じで、素晴らしくって、どの品も唯一無二の圧倒的な存在感を
放っていました!

夜は、大阪に戻って、扇町にあるムジカジャポニカで、タテタ
カコさんのライブ「タテタカコ、ムジカで初冬の独唱」を拝聴。
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いつものように、奥の扉から申し訳なさそうに現れたタテさん、
これまたいつものようにピアノに挨拶をして、注意事項の弾き
語りから、地元の民謡、そして伸びやかな歌声へ。
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今回も2部構成でたっぷり歌を聴かせてもらったんですが、ア
ンコールのおりに、タイムカプセルで30年前に書いた自分宛の
手紙が届いた話と、小学生の頃に作った曲を披露。5年生の時に
作ったという軍隊をイメージした曲は、アバンギャルドで秀逸
でした。その流れで、教育実習生の時に録音したと言う偏平足
を聴かせてくれました。心にしみる素敵な作品です。
今日も、たっぷり素晴らしい歌を聴かせてもらい、楽しいひと
時でした。感謝、感謝です。

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