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初々し文楽 [文楽]

今日は、国立文楽劇場に「国立文楽劇場文楽既成者
研修発表会 第22回 令和四年 文楽若手会」を見に行
ってきました。
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演目は、絵本太功記の“夕顔棚の段”と“尼ヶ崎の段”。
摂州合邦辻の“合邦住家の段”。そして、“二人禿”で
した。
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若手の会は、毎年、その年の本公演と同じ演目が上
演されることが多いんですが、今回も絵本太功記は、
今年の初春公演。摂州合邦辻は、同じく今年の四月
公演で、たまたま拝見した演目で、それと比べて云
々ってことはありませんが、予習はできていたので、
浄瑠璃や人形の動きに集中して公演を楽しむことが
できました。

絵本太功記夕顔棚の段の浄瑠璃は碩太夫さんと錦吾
さん。尼ヶ崎の段は小住太夫さんと清公さんと希太
夫さんと友之助さん。
人形は、光秀に竹やりで刺される光秀の母さつきに
玉誉さん、妻の操に簑太郎さん、息子の十次郎に玉
彦さんでその嫁初菊に勘次郎さん、悪役扱いの武智
光秀に玉翔さん、旅僧実は真柴久吉にパンチパーマ
の勘介さん(人形より目立ってる?笑)、最後にち
ょろっと出てくるクリクリ目玉の加藤正清に玉征さ
んでした。

摂州合邦辻は、咲寿太夫さんと燕二郎さん、芳穂太
夫さんと寛太郎さん、靖太夫さんと清丈さんと言う
中堅どころの浄瑠璃。
人形は、色狂いと見せかけて俊徳丸を救おうとして
いる玉手御前に紋吉さん、娘玉手御前を刀で刺す合
邦道心に文哉さん、俊徳丸に玉路さん、俊徳丸の許
嫁浅香姫に和馬さん、劇中ほとんど何もしてないけ
ど最後に肝をえぐれと頼まれてイヤイヤイヤと断り
まくって笑いを誘う入平に玉延さん、あたふたして
いるだけの合邦女房に紋秀さんでした。

二人禿は舞踊の演目で、浄瑠璃は亘太夫さん、聖太
夫さん、薫太夫さん、小住太夫さんに三味線の清允
さん、燕二郎さん、清方さん、清公さん。
人形は簑之さんと簑之さんで、人形より本人が踊っ
てる感じでしたが、華やか舞台でした。

若手?って感じで、本公演でもお馴染みの顔ぶれも
ありましたが、初々しい若い方々も頑張ってらして、
お客さんもけっこう入ってましたし(身内の方も多
そうでしたが・・)、良い感じでした。

観劇前の日本橋での腹ごしらえは、黒門市場のはず
れにあるとんかつ屋「とんかつ吉兆」さんでロース
とんかつ定食をいただきました。
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デミグラスソースのかかった洋食屋系のとんかつ美
味しかったです。

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