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壽初春大歌舞伎 [歌舞伎]

世間は3連休の中、年末に休日出勤をした振休を本日取っていたので
私的には4連休!
ってことで、今日は、当日券でも良い席で観られるかな?なんて期待を
しつつ、難波の大阪松竹座に「壽初春大歌舞伎」を観に行ってきました。
(端っこですが、二等席の最前列で観られたので予想的中!)
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今日の演目、先ずは、翫雀さんの又平と秀太郎さんのおとくの「傾城反
魂香」。
絵から抜け出した虎を退治した功績で弟弟子が土佐の苗字を使うこと
を許される一方、吃音症で奥さんのおとくががいないと会話もままなら
ない又平の方は功績が無いと師匠から冷たくあしらわれる。
そんな折、狩野元信の姫が捕らわれた知らせが入り、功績をあげたい
又平は姫の救出を申し出るが、それも許されず弟弟子が救出に向かい。
絶望した又平は死を覚悟し、最後の絵を手水鉢の裏に描くが、気持ち
の入った絵は手水鉢の表に移動。それを見た師匠が技が成ったと苗字
と姫の救出を許し、夫婦大喜びで助太刀に向かうという話。
翫雀さんの又平がどんどん追い込まれていく途中の切ない展開と、最後
に秀太郎さんのおとくと夫婦漫才のようなユーモラスな明るい雰囲気の
対比が印象的で面白い作品でした。

次は、我當さんの夜叉王に扇雀さんの桂と海老蔵さんの頼家の「修禅寺
物語」。
半七捕物帳の岡本綺堂作の作品、修禅寺で娘2人と娘婿と暮らす能面
師夜叉王のところに、自分の顔を映した面を頼んだがなかなか完成しな
いのに腹を立て、催促に来た源頼家。納得しない面(何回作っても死相
が現れる)を渡したくないと死を覚悟する夜叉王であったが、姉娘が面は
完成していると夜叉王が嫌がるのを振り切って面を渡し、本人も頼家に
見初められ面とともに頼家のところに行く。が、その夜、北条の夜討ちあ
い、姉娘は頼家の身代わりになろうと面を付け長刀で戦うが・・・って話。
気の強そうな扇雀さんの桂と立ち姿が凛とした海老蔵さんの頼家が素
敵でした。

最後は、團十郎さんの大伴黒主と藤十郎さんの小野小町(小町桜の精)
の「積恋雪関扉」。
逢坂の関で、関守の関兵衛に化け謀反を企てる大伴黒主と小町桜の精
が華麗に戦う(?)という、歌舞伎を見たなぁ~!って気分満載になれる
様式美の世界。なんとなくストーリーもあるみたいですが、それよりなに
より、華やかな舞台の上で、荒々しい團十郎さんの型と柔らかな藤十郎
さんの型のコントラストが素敵でした。
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夜の部は海老蔵さん主役の雷神不動北山櫻ですが、海老蔵さんは昼の
部も全演目出演で、めちゃ頑張ってました。

十日えびすの日だったので、松竹座の前に福娘さんや芸者さんがずらりと
並んだり、戎橋では文楽人形も登場して、華やかな雰囲気を醸し出してい
ました。
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歌舞伎の後、小腹が空いていたので、法善寺横丁の水掛不動横にある
「夫婦善哉」さんで名物の二つの椀に盛られたぜんざいをいただきました。
Dscf7033.jpg Dscf7034.jpg 
甘いぜんざい→塩昆布→甘いぜんざい→塩昆布→濃いお茶の流れで甘
辛ミックス!?美味かったです。


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コメント 2

tamaiichi

こんばんわ。
全部ご覧になったのですか。
私は夜の部を来週有休で平日見に行く予定です。平日はやはり空きがあるのですね。

by tamaiichi (2012-01-11 23:19) 

kengo

♪tamaiichiさん
観たのは昼の部だけです。
雰囲気の違う3演目、どれも面白かったですよ。
夜の部の方が成田屋さん大活躍みたいですね!
楽しんできて下さい。
by kengo (2012-01-12 20:44) 

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