サスペンス絵画

今週も東京出張。と言っても昼過ぎから埼玉で仕事だったんですが、早めにの
りこんで、三菱一号館美術館で開催中の「冷たい炎の画家 ヴァロットン展 裏
側の視線」を駆け足で拝見。
  
先日、日曜日美術館での映像を見るまでは、名前も知らない画家（“ボール”と
言う作品は記憶の片隅に引っかかてました）でしたが、面白そうだったので、ち
ょいと観てみようと思った次第です。
会場に入ると飾ってあった“20歳の自画像”の髪やジャケットの質感が凄い！
川面に映る雲間の月がまるで日本画のような雰囲気の“月の光”、風景の中に
単純化された小さな人を配する東洋的な構図の“白い砂浜、ヴァスイ”、有名な
“ボール”、テカテカしたおっさんの頭がいやらしい“貞節なジュザンヌ”、お尻が
強調された裸婦は印象的でした。
絵画も面白かったんですが、個人的には、黒の表現が特徴的で、まるでサスペ
ンス映画を観ているようなドラマ性と、シニカルでユーモアも感じる木版画が素
晴らしかったです。

謎めいた絵画を観た後は、三菱一号館美術館横の丸の内ブリックスクエアの
イタリアンバール「ラ・カサリンガ」さんで“小柱とブロッコリーのスパゲティジェノ
ベーゼ”のランチ。
 
  
バジルの風味が爽やかなジェノベーゼ、夏に食べるとなおさら美味しいですね。

埼玉での仕事が終わり、次の日（本日）、東京でお客さんと打ち合わせだった
ので、東京で宿泊。晩ご飯は、青山一丁目の「とんかつ まるや」さんでヒレかつ
定食をいただきました。
  
値段も店の雰囲気も庶民的で、なんだか落ち着きます！お腹いっぱい大満足！

今日は朝から昼過ぎまでがっちりミーティングをやって、かなり遅めの昼ごはん
を、外苑前にあるイタリアン「TRATTORIA 2 colori」さんでいただきました。
  
  
パンと風味豊かな自家製燻製バター、冷たい季節野菜のバーニャカウダ、そし
て、濃厚な牛タンのボロネーゼスパゲティ。どれもめちゃ美味しかったです。

そして、夜は堺のお客さんと打ち合わせってことで、そそくさと帰阪。バタバタで
したが充実の出張でした。