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今年の観劇始めは歌舞伎から [歌舞伎]

お正月休みが明けたと思ったとたんの3連休。今日は、十日えびすか!なんて
思いながら、今年の観劇始めって感じで、本日は、大阪松竹座で開催中の四代
目中村鴈治郎さんの襲名披露公演「壽初春大歌舞伎」を観に行ってきました。
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劇場に着くと、新春と襲名のお祝いムードでいつも以上に華やかな雰囲気。
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舞台にかかった4羽の鴈の描かれた襲名披露のお祝いの幕を眺めながら、こ
ちらもなんとなく楽しい気分で開演を待たせてもらいました。
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最初の演目は「将軍江戸を去る」。将軍慶喜(梅玉さん)が、水戸にちっ居する
ために江戸を去る予定日を延期すると言い出しのを知った橋之助さん演じる山
岡鉄太郎。このままでは江戸が官軍との戦に巻き込まれてしまうと慶喜に直談
判に赴き、慶喜に命がけで尊王と勤王の違いを説いて・・・って話。
橋之助さん演じる山岡鉄太郎の実直な感じが伝わってくる素敵な舞台でした。 

そして、本日のある意味メインの幕とも言える「(翫雀改め四代目中村鴈治郎
襲名披露 口上」。主な演者の方々が舞台に並び、仁左衛門さんの進行でお祝
いの言葉が進み、最後は四代目中村鴈治郎(翫雀さん改め)さんの挨拶と仁
左衛門さんの〆。何回見ても襲名披露口上の舞台は良いもんですね!

口上の後は、襲名披露の幕として、四代目鴈治郎さんが忠兵衛を演じる「恋飛
脚大和往来の新町井筒屋の場“封印切”」。大阪の頼りない男の代表のような
忠兵衛(鴈治郎さん)も良かったんですが、大阪弁で忠兵衛への悪口雑言をま
くし立て、忠兵衛をドンドン追い込む仁左衛門さんの八右衛門が最高です。
あまりにテンポの良い大阪弁での悪口に、不謹慎なんでしょうが、思わず笑っ
てしまいました!
実は明日、新春文楽公演でも“冥途の飛脚”の封印切を観る予定なので、ちょ
いと予習もかねての歌舞伎版“封印切”って感じで、楽しませてもらいました。

最後は、愛之助の次郎冠者と壱太郎さんの太郎冠者で「棒しばり」。これは狂
言の演目なんですが、それをベースに酔っぱらいの楽しい舞いをふんだんに
盛り込んだ楽しい舞台でした。
棒で両手をくくられながらコミカルだけど華麗に舞う愛之助さんが凄いです!
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