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節分の京都でアートめぐり [美術館]

観光客で混みまくっているので、あまり足が向か
いな京都ですが、気になる展覧会もちょこちょこ
有ったりするので、人混み覚悟で京都文化博物館
で本日まで開催している「Kyoto Art for Tomor
row 2024 京都府新鋭選抜展」を見に行ってきま
した。
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毎年開催されている京都を中心に活躍している若
手の作家さんを紹介する展覧会で、関西のギャラ
リーやアートイベントなどでもよく見かける作家
さんの作品が多数展示してあるので、毎回楽しみ
にしています。
今回は、赤松加奈さん、出口雄樹さん、井上結理
さん、岩﨑萌森さん、隗楠さん、宇野湧さん、小
笠原周さん、沖見かれんさん、尾﨑晴さん、木田
陽子さん、北浦雄大さん、北村侑紀佳さん、久保
木要さん、佐々木萌水さん、清水佑季さん、杉本
奈奈重さん、髙木智子さん、高瀬栞菜さん、竹下
麻衣さん、張諒太さん、土取郁香さん、楢木野淑
子さん、西久松友花さん、西久松綾さん、西村涼
さん、服部幸さん、原菜央さん、藤田紗衣さん、
ベーハイム 雪絵 ラオレンティアさん、堀奏太郎
さん、堀花圭さん、前田あかねさん、美馬摩耶さ
ん、三宅佑紀さん、宮﨑菖子さん、森夕香さん、
八木佑介さん、山田真実さん、山本理恵子さん、
吉浦眞琴さん、六根由里香さんのと言う41名の
作家さんが紹介されてました。
気になった作品の写真を少しだけ撮ってみました。
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写真以外の作品も含めて、どれも素晴らしかった
んです。

また、レトロな風情の別館ホールでは、特別展示
として山本真澄さんの「まれびと」と言う展示も
行われてました。
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やさしく繊細な画風で描かれた子供たちと民族装
飾と言う不思議な組み合わせが、なんともほっこ
りした空気を漂わせていました。

同じ京都文化博物館で、シュルレアリスム宣言か
ら100年を記念して「シュルレアリスムと日本」
が開催されていたので、そちらも覗いてみました。
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100年前の1924年にフランスの詩人アンドレ・
ブルトンが、著作“シュルレアリスム宣言/溶ける
魚”を発表したことから始まるシュルレアリスム。
発端になったアンドレ・ブルトンの「シュルレア
リスム宣言・溶ける魚(1924年)」も展示してあ
りました。
そして、日本人として先駆的にシュルレアリスム
を試みた作家の東郷青児“超現実派の散歩(1929年)
”阿部金剛の“Rien No.1(1929年)”、古賀春江の
“音楽(1931年)”の展示からはじまり、本格的に
日本にシュルレアリスムを広めた福沢一郎の“他
人の恋(1930年)”。
それに続いて、吉原治良の“縄をまとう男”、瑛九
の“眠りの理由”、大好きな作品ですが、靉光の
“眼のある風景”、石田順治の“作品2”などなど。
写真でシュルレアリスムを試みた植田正治の“コ
ンポジション”、戦後のシュルレアリスムとして、
岡本太郎の“憂愁”などが紹介されてました。

作品で約100点、雑誌などの資料も100点あまり
が展示してあって見応え有りました。が、なんだ
か夢の世界を漂っているみたいで、これだけの量
のシュルレアリスムをいっぺんに見るとクラクラ
してしまいました!

そして、京都芸術センターに移動して、居原田遥
さんがキュレーションした「当意即妙(とういそ
くみょう)芸術文化の抵抗戦略」を拝見。
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2021年にミャンマーで起きた軍事クーデター以降
に制作されたアートや映像などを紹介する展示で、
混沌と死をイメージした作品が心に刺さりました。
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見ん来たお客さんが舟の折り紙を折って参加する
アートもあったので、2艘の舟を折って飾ってみ
ました。
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折り方の解説は有りましたが、そう言えば子ども
の頃に折ったな~と懐かしい記憶を手繰り寄せな
がらなんとか完成させました。が、本当に久々の
折り紙でした。

そしてまとめてアートって感じで、京都高島屋の
5階と6階にある京都蔦屋書店のアート展示スペ
ースで諸々アート展示を拝見。
松井照太さんの個展「てんびん -balance-」は、
石をパックしたり固定した面白い作品でした。
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坪本知恵さんの個展「文字をなぞる。文字を読む
。」は、抽象画と文字の境界線って感じの作品で、
意味が見え隠れする感じを楽しめました。
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韓国人アーティスト3名(イ・チェウォンさん、
キム・ジヒさん、キム・ソウルさん)によるグル
ープ展「Bloom Vision」は、スタイルは三人三
様って感じでしたが、同じくらい作品から湧き出
るエネルギーの強さを感じました。色彩が鮮やか
で素敵な作品です。
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色彩が鮮やかと言えば、やましたあつこさんの
個展「alone」。
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淡い色彩の人や馬が極彩色の植物と濃密に融合
したような作品で、解説曰く、デンドロフィリ
ア(植物性愛者)を題材に描かれているみたい
です。独特の世界観で印象的でした。

京都での昼ごはんは、久しぶりにイノダコーヒ
ー(三条本店)さんのイタリア。
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ケチャップ風味が濃厚で美味しい。

節分ってことで、恵方巻きを買ってきました。
今年は東北東だそうです。
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一気喰いはしませんが、切ってない巻き寿司は、
ただただ食べにくい!苦笑

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