SSブログ

宇宙(?)を感じるアート [美術館]

年末に徳庵にあるギャラリー“クモノス”さんから
個展のお知らせが届いたので、自転車を漕いでギ
ャラリーに行ってきました(行き帰りの途中、雨
が降ってきて、道すがらのスーパーで雨宿りした
りとちょっと大変でしたが・・)。
IMG_8659.JPG 
1階と3階では、しまだそうさんの個展「気に入っ
た絵ができたから」、2階では、池田慎さんの個
展「超ひも理論(後期展)」が開催されていました。
IMG_8658.JPG 
しまださんの方は、1階に新作の“the HOLY GR
AIL”、3階には2008年に制作された“キゴウノイ
ムポテンツ”と言う大き目の作品が飾られ、階段
などにちょこちょこ小ぶりの作品が散りばめてあ
りました。
IMG_8663.JPG IMG_8676.JPG 
IMG_8688.JPG 
しまださんの解説曰く、(私も特に現代アート系
の個展に行って、作家さんがいらしたら、ついつ
い聞いてしまいがちな)「この絵は、何を表現し
たんですか?」と言う言葉や意味の世界から離れ、
「気に絵ができたから、見に来てください!」だ
けで良いんじゃないのと言う思いを込めた展示だ
そうです。2008年の絵は、制作当初はあまり気に
行ってなかったけど、実家に長らく飾ってあった
ら、なんだかこれも気に入ってきたので、見てく
ださいって感じだそうです。

池田慎さんの方は、昨年秋の個展「ひも理論」の
後期展示と言う形で、今回の「超ひも理論」だそ
うです。前期の「ひも理論」を拝見していないの
で、前期からの文脈があるのかもしれませんが、
後期のみを楽しませてもらいましたって感じです。
IMG_8665.JPG IMG_8666.JPG 
IMG_8667.JPG IMG_8668.JPG 
IMG_8672.JPG IMG_8674.JPG 
IMG_8669.JPG IMG_8671.JPG 
ちょうど作家の池田さんとしまださんにもうひと
方アーティストさんがいらして、池田さんの作品
について色々話をされていたので、横にいて聞き
耳を立ててました。
写真ではお見せできない太陽電池を使ったキワド
イ作品も面白かったんですが、繊細な刺繍の作品
が凄くって、段ボールや紙袋やトイレのスッポン
やプラスチックスプーンなどへの刺繍は、生地の
色や文字などに合わせて刺繍糸を使い分けるなど
のこだわりが詰まった作品が見事でした。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

能と神話のアート [美術館]

雲間から青空も覗いて寒さも少し和らいだ今日は、
空堀商店街に在るギャラリー“+1art”さんでやっ
ている浮川秀信さんと赤星マサノリさんの立体×
演劇の二人展「無顔 FACELESS」を見に行ってき
ました。
IMG_8635.JPG IMG_8637.JPG 
ギャラリー展示室の真ん中には、浮川さんがピア
ノ線を溶接して制作した道成寺の釣鐘が設置され、
その周りには、これまたピアノ線溶接の松が並ぶ
インスタレーションと言うか舞台装置が設置して
ありました。
IMG_8638.JPG 
部屋の四隅には、マイクとヘッドホンが置かれ、
マイクで喋ると声がAIの技術で清姫なのか女性
の声に変換され、ヘッドホンから聞こえてくる仕
掛けでした。
IMG_8639.JPG IMG_8641.JPG 
来週から今回の展示の目玉、ギャラリー空間を舞
台にして、赤星マサノリさん他、4名の方々が出
演する演劇「無顔」の公演が開催されるそうです。
舞台の内容は、能の道成寺をベースに様々な神話
が組み合わさった物だそうです。

昼ごはんは、松屋町にある古民家居酒屋さんを昼
だけ間借りして営業をされていると言う「とんか
つ ひー豚」さんで、ロースかつ定食をいただきま
した。
IMG_8633.JPG IMG_8631.JPG 
柔らかいけどしっかり豚肉って肉感と風味のある
美味しいとんかつでした。

そして深江橋に移動し、“ギャラリー ノマル”さん
で本日までやっていた黒宮菜菜さんの個展「たまの
うつわ Vessel of the Soul」を覗いてみました。
IMG_8643.JPG IMG_8645.JPG 
年末から尼崎のアートスペースA-LABでも黒宮菜菜
さんは「たましいのかたち Soul Form」と言う個
展をやっていて、それを見に行った折に、ノマルさ
んでも1月末に個展をやると言う告知があったので、
足を運んだ次第です。

ちょうど作家さんがいらして、日本の神話に詳しい
お客さんと万葉集の英訳を手がけたと言う外国のお
客さんに作品の説明をしてらしたので、これ幸いと
後ろに付いて回って、作品の説明を盗み聞き(?)
せてもらいました。
古事記を題材に、蜜蠟を油絵具の油として使い、葦
やカズラなどの実際の植物を蝋で塗り込んで、その
上に舟や馬や鳥など魂を運ぶと言われているモノを
描いているそうです(通常の油絵具の油と違い蜜蠟
は蒸発しなので厚く残ると言う性質を利用して制作
をされているってことでした。が、融点が60℃くら
いなので熱に弱いのが難点だそうです。私も仕事で
蜜蠟は使うので、取り扱いが難しいだろうなと思い
ながら聞いてました)。
古墳の壁画の様な趣やメメントモリ的と言うか折口
的な死の雰囲気もある独特の作品で、素晴らしかっ
たです。

日本の古典に詳しいお客さん2人が、良い感じで質
問を投げかけるので、作家さんも作品の説明ばかり
ではなく思考の深い所をお話されてて、盗み聞きっ
ぽい感じでしたが、非常に面白いお話が聞けました。
ありがとうございました。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

最近談春さんばかり聞いてるかも [落語]

本日は、森ノ宮ピロティホールで開催された「芸歴
40周年特別企画 立川談春独演会~これから~」を、
聴きに行ってきました。
421229665.jpg 
演目は、“夢金”と“明烏”。どちらも上方落語では同
系統が無い噺ではないかと思います。
421237890.jpg 
夢金は、タイトル通り夢オチの噺で、毎夜、金が欲
しいと大声で寝言を言うほど欲張りな船頭の熊さん、
雪と北風の強い晩、船宿に怪しげな若い浪人とその
妹と称する大店のお嬢さん風の娘が、舟を出してく
れと入ってくる。
寒いので船頭を引き受けたくない熊さんだが、ご祝
儀をたっぷり出すと言う言葉で欲に目がくらんで舟
を出すことになった。
途中、浪人から、娘は妹ではなく殺して金を奪おう
と思っているので手伝えと脅される。が、機転を利
かせて娘を救い、大店に送って行ったらお礼をたん
まりともらってと言う話。
談春さんの表現する寒空に舟を漕いでいる姿が印象
的でした。

明烏は、吉原の廓噺で東京の落語の代表格と言うか
八代目桂文楽師匠の十八番ってイメージが強い落語
です。吉原で若旦那ときたら道楽者で勘当されてと
言うのが定番ですが、こちらの若旦那は、堅物と言
う設定、おやじさんの策で、近所の遊び人2人に初
めて吉原に連れてこられて大騒ぎと言う内容。
何故かこの噺、内容とは無関係の甘納豆を食べる仕
草が有名で、談春さんもとりあえずやりながら甘納
豆を食べる仕草がもてはやされる意味が判らんなど
と言いながら上手く食べてらっしゃいました。

芸歴40周年特別企画ってことで、1月から10月まで
10ヶ月連続公演が企画されているみたいです。
土日や祝日の公演日も数回あるので、その辺りを狙
ってお邪魔できればと思ってます。
5月予定の“居残り佐平治”は聞きたい演目です。

落語の後、京橋にある「ぎょうざの満洲」さんで、
タンメンと餃子をいただきました。
421274665.jpg 421227841.jpg 
関西圏の餃子は2系統の王将があるので、満洲はあ
まり見かけませんが、何故か京橋にあって、たまに
タンメンが食べたいときによる感じです。すこし厚
めの皮の餃子も美味しい。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

そこからが面白そうなのに・・・ [文楽]

曇天模様で時折小雨が降る天気の中、今日は、
「令和六年 初春文楽公演(第2部)伽羅先代
萩(めいぼくせんだいはぎ)」の竹の間の段、
御殿の段、政岡忠義の段、床下の段を観に行
ってきました。
IMG_8555.JPG IMG_8558.JPG 
竹の間の段の浄瑠璃は芳穂太夫さんと錦糸さ
ん、御殿の段の切は千歳太夫さんと富助さん、
政岡忠義の段は呂勢太夫さんと清治さん、
床下の段は亘太夫さんと團吾さんでした。

登場人物は、若君の鶴喜代君(玉彦さん)と、
その乳人(乳母)の政岡(和生さん)、毒味役
をする政岡の子供千松(勘次郎さん)。
敵対し鶴喜代君の暗殺を企てる八汐(玉志さん)
と栄御前(簑二郎さん)、中立的な立場の沖の
井(勘彌さん)、悪事に巻き込まれる小巻(玉
誉さん)、何故か床下に忍んで若君を守る松ヶ
枝節之助(玉勢さん)と、床下で大ネズミに化
けて巻物を奪う謀反の首謀者貝田勘解由(簑紫
郎さん)です。

毒殺を疑って、政岡が御殿のお茶をいれる水屋
と炉で食事の準備をする場面や「侍の子といふ
ものは、お腹が空いてもひもじゅうない」のけ
なげな台詞が有名です。が、この段が面白いな
と思うのは、時代物なのにゴッツイ男はほぼ登
場せず、敵対する女同士の争いを描いたところ
かなと思います。
政岡が我が子千松に毒味をさせ、あまつさえ目
の前で敵対する八汐になぶり殺しにされるのを
冷静に見ている場面などのえぐい所と子供2人
の無邪気さのギャップが心に響きました。

ギャップと言えば、最後の最後に何故か床下で
忍者武芸帳みたいなことになって、煙が出てド
ロロンと貝田勘解由が浮き上がって、なんだか
ここから面白そうな展開って所でおしまい!っ
て続き読みの講談かよ!苦笑

いつも一緒に文楽を見ている観劇仲間の方々は、
明日の2部を拝見されるみたいですが、明日は、
私の方が談春さんの独演会を聴きに行く予定だ
ったので、一足早く本日の観劇となりました。
IMG_8609.JPG 
いつもは前の方の席を取ってもらうんですが、
今回は当日券の2等席と言う後ろの席からの観
劇でした。文楽を見始めた頃は、よくこの辺り
から見てたので、なんだか懐かしさも感じなが
ら楽しませてもらいました。

初春公演ってことでにらみ鯛などもあって華や
いだ雰囲気でした。
IMG_8559.JPG IMG_8556.JPG 
が、ロビーでは、人形も出て能登半島地震の義
援金を呼び掛けてらっしゃいました。
IMG_8607.JPG 
少しだけですが、募金させてもらいました。

観劇前の腹ごしらえは、「スパゲッティーのパ
ンチョ 大阪なんば店」でナポリタンをいただき
ました。
IMG_8568.JPG 
IMG_8565.JPG IMG_8566.JPG 
普通盛りでもかなりのボリュームで、お腹いっ
ぱい!太麺のスパゲッティにジャンクなケチャ
ップ風味が絡んで美味しかったです。お大盛り
まで無料てことみたいでしたが、並みでも十分
な量でした。

昼ごはんの後、文楽の開演まで少し時間が有っ
たので、スパゲッティ屋さんの近くにある高島
屋史料館でやっている「全身画家 高波壮太郎
見るもの、見えるもの、見えないものを描く」
を覗いてみました(無料だったので)。
IMG_8561.JPG IMG_8572.JPG 
IMG_8569.JPG 
高波壮太郎さんと言う方を存じ上げてはいなか
ったんですが、高島屋が長らく作品を取り扱っ
ている作家さんだそうなんですが、なんと言う
かエネルギッシュな作品で、勢い余って油絵の
具のチューブで直接描くみたいな感じで、なん
だか絵具の厚みも凄かったです。見てんのそこ
かいって感じですが・・苦笑
IMG_8576.JPG 
そんな分厚い(3~4cm)“ツユクサ”と言う抽
象的な雰囲気の作品に心惹かれました。
IMG_8599.JPG 
版画をあしらった屏風の“宇宙の法則 Jungle 太
陽 月 雨”や横長の“私は海を抱きしめて”も素敵
でした。

企画展以外にも高島屋の資料館にもなっていて、
平櫛田中の木彫“有徳福来尊像”、北村大通の“玉
虫厨子(模造)”、重要文化財のエレベーター、
ローズちゃん、歴代の薔薇のデザイン、なんて
のも楽しめました。
IMG_8580.JPG IMG_8588.JPG 
IMG_8597.JPG IMG_8583.JPG 
IMG_8592.JPG IMG_8594.JPG 
IMG_8602.JPG IMG_8603.JPG 

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

大和でやまと絵 [美術館]

今年は大河ドラマも源氏物語(と言うか紫式部)
なので、その流れに乗ってってことでもないで
すが、大和文華館でやっている「やまと絵のこ
ころ」を見に行ってきました。
IMG_8538.JPG 
IMG_8529.JPG 
国宝の“寝覚物語絵巻”や俵屋宗達の“伊勢物語図
色紙”、尾形光琳の“扇面貼交手筥”、本阿弥光悦
筆の“新古今集和歌色紙”、江戸後期にやまと絵の
復古に務めた岡田為恭の作品などなど雅な世界を
堪能しました。
絵も良かったんですが、流れるような連綿のかな
文字も素晴らしかったです。(コロナの間、筆ペ
ンですが、かな文字なんかも臨書をしてたので、
なんだか“字の美しさ”も気になるようになって、
絵巻や色紙などが倍楽しめるようになった気がし
ます)
源氏物語がらみでは、伝岩佐又兵衛筆の“源氏物
語図屏風”や、特に白描の“源氏物語浮舟帖”の美
しさは秀逸でした。
IMG_8531.JPG IMG_8539.JPG 
IMG_8542.JPG IMG_8544.JPG 
IMG_8534.JPG IMG_8541.JPG 
庭も美しい大和文華館に咲いていた寒椿が、冬
の柔らかな日差しに輝いていました。

学園前に向かう道すがら、久しぶりに上本町の南
海飯店さんで、春巻き定食のランチをいただきま
した。
IMG_8524.JPG IMG_8527.JPG 
改装後、はじめてお邪魔しました(もともと人気
店でしたが、改装でさらにお客さんが増えた感じ
で、並ばないと入れなくなってます)。
テーブル配置はそのままで、全体に綺麗になった
感じで、キッチンが見えるのようになったのが一
番変わったとこかなと思います。味は変わらずで、
春巻き美味しかったです。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

今年は玉三郎さんから [美術館]

お正月の3日目。今年は個人的な理由でお祝いモード
では無かったんですが、世間的にも元旦から続く能登
の地震や2日の飛行機事故と言う、おめでたくない出
来事が続いてます。が、気分を変えて、大阪松竹座に
玉三郎さんのお正月公演「2024年1月 坂東玉三郎 初
春お年玉公演」を観に行ってきました。
415961425_6678647998910800_3970397644938974645_n.jpg 415292300_6678648102244123_1842645385868485809_n.jpg 
思い起こせば、2019年に南座で同じく玉三郎さんの
阿古屋を観に行って以来の歌舞伎鑑賞でした。
415300966_6678648165577450_5127093999381328989_n.jpg 
玉三郎さん曰く、今回は、値段設定がお年玉価格って
ことで、私は2階の見やすい席だったんですが3000円
を言う値段。若い方にも見ていただきたいと言う思い
で、3階には1500円の席も用意されているみたいです。
415978677_6678648018910798_5671640156993574142_n.jpg 
そんなこんなで満員の会場、おめでたい獅子舞の映像
が映された幕が上がり、花の絵の描かれた華やかな金
屏風が並ぶ中、先ずは、玉三郎さんからの新年のご挨
拶の口上。やはり触れないわけにはいかないだろうと
言う感じで、能登の地震と飛行機事故のお悔やみから
始まりました。
415302578_6678648075577459_1708879548193227204_n.jpg 
口上の後は、今の時代、女方と言うシステム自体が合
っていないのではないかと言う思いも背景にありつつ、
ギリシャ演劇やシェークスピアでは、昔は少年が女性
を演じていたり、中国の古典演劇でも一部に女方が残
っている話、日本では、能や狂言なども男性が女性を
演じている話など古今東西の演劇における女方の歴史
などをふまえて“女方の魅力”を聴かせてくれました。
立ち居振る舞いや着物のラインや手ぬぐいの曲線的な
使い方によるマニエリスム的な美や、それと真逆の扇
の直線的な使い方での美が融合した女方の型について、
実演付きで解説をしてもらえて(ちょっとした動きも
すべて洗練されていて、ハッとするような美しさでし
た)、非常に興味深い内容でした。

その後、“黒髪”の舞。休憩を挟んで“天守物語”の富姫
の場面と、亀姫に扮して、玉三郎さんご自身による琴
の演奏も聴かせてもらいました。

そして、その亀姫の衣装のまま映像で劇場の紹介をす
る趣向。玄関から応接室に入り、大正・昭和時代の道
頓堀の賑わいや、玉三郎さんが松竹座で演じた代表的
な舞台の紹介。そこから舞台の裏に回って舞台構造の
解説をしてくれました。

舞台側から見た客席の映像で解説が終わって幕が上が
ると、生の玉三郎さんが立っていて、優美な“由縁の
月”の舞がはじまりました。

舞が美しいのはもちろん、上品だけど堅苦しくは無い
解説が面白くってどんどん引き込まれました。
玉三郎さんが、ギリシャまでさかのぼる古今東西の演
劇の歴史を踏まえた上で、今の時代に女方をやってい
る思考の片鱗を垣間見せてもらえたみたいで素晴らし
かったです。
年に1回くらいは玉三郎さんは見とかなきゃと言う思
いを改めて感じた公演でした。


玉三郎さんの前に、お正月から開いている美術館がな
いかなと思ったら、心斎橋筋商店街にある大阪浮世絵
美術館が開いていて、企画展で「二人の天才 葛飾北斎
・月岡芳年」をやっていたので覗いてみました。
大阪浮世絵美術館01.jpg 
“神奈川沖浪裏”や“山下白雨”など、葛飾北斎の富嶽三
十六景が20点まり、最後の浮世絵師と呼ばれた月岡芳
年の“月百姿”、“藤原保昌月下弄笛図”、“新容六怪撰 平
相国清盛入道浄海”などなど。
それと合わせて芳年の師の歌川国芳、弟子の歌川芳幾、
門人の水野年方や月岡耕漁作品も合わせて56点あまり
の浮世絵が飾ってありました。
IMG_8475.JPG IMG_8476.JPG 
ほぼ海外のお客さんでしたが、そんなに多くは無くゆっ
くりと微細に描き込まれた浮世絵を、楽しむことができ
ました。
そんな館内で、小学校低学年くらいの女の子が、背伸び
ししながら一点一点虫眼鏡を使って鑑賞している姿が、
なんだか微笑ましい光景でした(親御さんは飽きて座っ
てましたが・・笑)。
IMG_8473.JPG 
余談ですが、法善寺横丁付近に在る上方浮世絵館と混同
していました。が、違う美術館だったんですね!汗

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

辰(龍)とAI [雑記]

訳有って、新年のご挨拶や年賀状は控えています
が、今年の干支の辰(龍)の絵を生成AI(Stable
Diffusion)に描いてもらいました。
龍01a.jpg 龍15a.jpg 
龍08a.jpg 龍11a.jpg 
どこまで応用が利くんだろうと思って、龍のコス
チュームを着た異世界の女性戦士と言うプロンプ
トで描いてもらったら、それっぽモノが出てきま
した!
imagea.jpg 龍23a.jpg 
龍20a.jpg 龍26a.jpg 

ついでに、干支の辰についてAIに由来を聞いてみ
ました。

<質問>
今年の干支の辰(龍)について教えてください。
<bingさん>
あけましておめでとうございます。今年もよろし
く お願いいたします。
まず、干支について説明します。干支は「十干」
と「十二支」の組み合わせで成り立っています。
十干は10日間を一区切りにして、1日ずつに名前
を付けたもので、十二支はもともと12ヶ月の順番
の呼び名でしたが、のちに12種類の動物を当ては
めるようになりました。
干支は古代中国の陰陽五行説や易経から生まれた
もので、暦注の代表的な1つとされています。

「辰」が「竜/龍」として使われるようになった理
由は、古代中国の思想や文化に由来します。
十二支はもともと、年月や時刻、方位を計るため
に用いられたもので、「辰」は「草木の形が整っ
た状態」を表していました。また、「辰」は「蜃
(しん、はまぐり)」の原字で、二枚貝が足を出
して動いている形態を表しており、肉片などが動
くという意味があります。
中国の『漢書 律暦志』では、辰は「ふるう、とと
のう」を意味する「振」で、陽気が動いて万物が
振動し、草木もよく成長して形がととのった状態
を表すと解釈されています。
このように、「辰」は元々「振動」や「成長」を
象徴する概念でしたが、これが後に「竜/龍」に結
びつけられるようになりました。

「龍」は神話や伝説に登場する生き物で、その姿
は大きな蛇に似ており、全身は鱗に覆われていま
す。4本の足、2本の角、耳、ひげを持ち、多くは
水中に住んでおり、天に昇り、雨を降らすとも言
われています。
中国では、龍は神獣や霊獣とされ、皇帝のシンボ
ルとして扱われました。また、龍は水中か地中に
棲むとされ、その啼き声によって雷雲や嵐を呼び、
竜巻となって天空に昇り自在に飛翔すると言われ
ています。
日本では、龍は水の神として、また戦いの神とし
て各地で民間信仰の対象として広まりました。
また、日本の神話に登場する八岐大蛇や海神の八
尋和邇の龍宮などが現在に伝わっています。
西洋では、龍はドラゴンと呼ばれ、その姿はトカ
ゲあるいはヘビに似ています。もともとは天使で、
天上から堕ちた天使の内のひとつとされています。

<引用サイトを確認してないので、本当か嘘かは
判りません。>

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感