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大好きな漣 [美術館]

黄砂予報は出てましたが、ポカポカ陽気で気持ちの
良い土曜日だったので、自転車を漕いで、大阪中之
島美術館で開催している「没後50年 福田平八郎」
展を見に行ってきました。
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デザイン的というか装飾的と言うか“漣”の頃の福田
平八郎の絵が大好きなんですが、今回は、没後50年
の大回顧展ってことで、“野薔薇”や“雨後”など卒業
の頃に描いた初期の細密描写の絵から、晩年の太い
線と鮮やかな色でサラッと描いたような作品まで、
150点以上の作品が展示してあって(前後期合わせ
ると200点あまり)、じっくりたっぷり楽しませて
もらいました。
同時開催中のモネの方は、二の足を踏むほどのお客
さんでしたが、こちらはそこそこって感じで、のん
びり鑑賞できました。

初期の作品では、上記以外に“池辺の家鴨”、“夜桜”、
“安石榴(ざくろ)”、“鯉”などが印象的でした(鯉
は何点かありましたが初期の鯉が好きでした)。
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“朝顔”の屏風あたりが写実の頂点って感じで、その
後は装飾的な表現に移っていくってことでしたが、
初期から晩年まで、変わらないのは構図が絶妙にお
しゃれなんですよね。
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大好きな“漣”もですが“水”、“氷”、“新雪”、“雲”な
ど水に関わる作品を多数残されているんですが、
写生帖を見ると20年以上水を追及されていてなん
ともすごかったです!
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晩年の“桃”の、桃自体とお盆に写る桃の描写には見
とれました。
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ため息が出るほど美しかったです。
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作品はもちろん良かったんですが、写生狂を自称す
るような方だたってってことで、作品側に置いてあ
った写生帖もすごかったです。

自転車で戻りつつ、肥後橋の“Yoshimi Arts”さんで
今日までやっていた興梠優護さんの個展「Balm」
を拝見。
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はっきりと顔を描かないとろけたような表現が印象
的な絵で、今回はメゾンレクシアさんと言う化粧品
メーカーの香水瓶のパッケージを担当された記念の
個展と言う事で、香水も置いてありました。
けっこう甘めなオリエンタル調の香水で好きな香り
でした。

もう少し足を伸ばして、空堀商店街にあるギャラリ
ー“+1art”さんではじまった、ひらいゆうさんと井
上明彦さんの2人展「水たまり」も覗いてみました。
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ちょうど井上さんがいらして、今回の作品はブルキ
ナファソと言うガーナの上に在る西アフリカの国の
土壁の装飾に使うオレンジと黒の土を採取してきて、
日本画の技法の膠に溶いてドローイングを描いたっ
て事でした。
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思わず触りたくなるようなザラザラした質感が印象
的な作品でした。
(私はブルキナファソと言う国を知らなかったんで
すが、アート界隈では有名な国だそうです)

ひらいゆうさんの方は、京都出身でパリで活動をさ
れている作家さんで、実家の襖を使った作品や暗い
水の上に浮かんだような人物などなど。
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ちょっと怪しげな独特の雰囲気が漂う面白い絵でし
た。

自転車で絵を見に行ったついでというか、こちらが
本命と言うか、昨年、調整をしてもらってだましだ
まし乗っていたブロンプトンですが、いよいよ調子
が悪くなったので、谷四にあるブロンプトンの修理
で定評のある自転車屋「Bici Termini」さんにブロ
ンプトンを預けてきました。
20年以上乗ってる自転車なので、部品も無いから直
る保証はないけど頑張ってみますってことでした
(一時期だけ出回っていた台湾ロンプトンなので、
なおのこと部品が無いみたいです)!
お任せするしかないですが、さてさてどうなるやら?
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京橋の大阪王さんで餃子で晩ご飯♪
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若い発想が面白い [美術館]

雨模様の土曜日、今日は空堀商店街にあるギャラ
リー“+1art”さんに京都市立芸術大の一回生の学
生さんたちの2023年度総合基礎実技第2課題
展「課外授業 身体」と、別館“+2”で開催してい
る昨年末にチャリティーオークションで作品を買
った松下みどりさんの個展「出つる未明の」を見
に行ってきました。
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「課外授業 身体」の方は、ギャラリーの床と壁に
はカラフルなテープで描かれた空堀商店街界隈の
地図が浮かび、その中に6名の教員の方々の支援
を受けた6名の学生(浅見泰佑さん、木村健太郎
さん、小島大地さん、中尾澪さん、古野佐和夏さ
ん、山本ふたばさん)のインスタレーションが展
示してありました。
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水を使って上町台地の高低差を表現した精巧なオ
ブジェ、這ウスと言う駄洒落のために測量に使う
距離計を頭に付けて這うパフォーマンス(体力が
無く這えずじまいだったそうですが・・)、人の
頭の動きを描き留めたドローイング、地図アプリ
をコラージュした石垣、空堀でイタチになってイ
タチを探すパフォーマンス、商店街にひっそりと
置かれたあひるちゃん、どこでも輪投げなどなど、
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実験的だったりナンセンスだったりで、けっこう
面白かったです。

そして、あひるちゃんを探しながら+2まで歩いて、
松下みどりさんの個展。
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日本画専攻で今年院を卒業されたそうです。が、
今回は、日本画に使う素材“膠”に焦点を当てた作
品を制作してらして、膠をそのまま固めた作品、
熱い膠を手を使って和紙の上で引きずって描いた
作品、膠が乾くがままに変形させた和紙など実験
的で面白い作品でした。
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絵も飾ってあって、月と桜と水たまりを描いた三
部作は、幻想的な夜桜の風情が漂う素敵な作品で
した。
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ギャラリーからの帰り、商店街にある和菓子屋
「東雲堂」さんで、お彼岸の牡丹餅を購入。
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小豆の味が濃いつぶ餡と上品な風味と舌触りの
こし餡、どちらも美味しかったです。

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生の大相撲、最高! [観劇(他)]

春のお彼岸の今日は、街歩きや観劇でお世話に
なっている知り合いの方から、大相撲の大阪場
所のチケットが取れそうなんだけど、一緒に見
に行きませんかと言うお誘いがあったので、迷
わずチケットを取ってもらってエディオンアリ
ーナ大阪(大阪府立体育館)に「令和六年 大相
撲大阪場所(春場所)」を見に行ってきました。
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生で相撲を見るのは2回目で、10年以上前に仕
事で東京に行った折、たまたまお客さんが両国
で両国国技館横のホテルに泊まったので、朝方、
仕事の前に国技館に立ち寄って、序の口や序二
段と言われる取組を見たことがあったんですが、
今回は、テレビでお馴染みの夕方の取組までた
っぷり拝見させてもらいました。
取組自体は朝の9時半からやってるみたいでし
たが、さすがにそこから見る勢いはなく、12
時過ぎから18時間まで観戦しました。
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席は、椅子席の一番上でしたが、思った以上に
土俵が近くに見えた上に、正面の席だったので、
行司さんも正面に見えるテレビでお馴染みの画
角から見られたので、生ですがテレビな感じで
も楽しめました!笑
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色とりどりの幟がはためく体育館の入口にはお
茶屋さん(相撲案内所)が左右に並んでいて、
館内には、様々なグッズやお弁当やお土産を売
っている売店などなど、正に興行って感じの独
特の雰囲気も楽しめます。
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昼過ぎから観戦している人はさすがに少なかった
んですが、のんびりした空気が漂っていて、売店
で推しのグッズを買ったりしながら楽しんでらっ
しゃる雰囲気でした。
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番付が下だと立ち合いなどの時間が少ないので、
取組はどんどん進んでいくんですが、物言いが
付く取り組みもあり、けっこう時間をかけて審
議をされてました。
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ちょうど中盤くらいから見た感じですが、番付
が上がると土俵の隅に口をすすぐ水桶が運ばれ
てきて、塩も置かれ、立ち合いも長くなり、十
両になると鮮やかな派手目のまわしがしめれる
ようになったり、正にテレビで見ている相撲っ
て感じになって行きました。
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幕内の頃には客席も埋まって満員御礼の垂れ幕
も下がりました。
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テレビでは、かなり上の人たちの取組を見てい
るんだと言う事をひしひし感じました。
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誰かを応援するどころか、名前もほとんど知ら
なかったんですが、それぞれの力士の出身県と
町の名前を言ってくれるので、なんとなくそれ
を頼りに応援できたりもします。
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ペコちゃんまわし!そして、行司さんが取組の
口上(当日の取組かと思ってましたが、後でネ
ットで調べたらこれは翌日の取組ってことでし
た)。
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やはり大阪場所ってことで関西出身の力士の応援
が凄くって、名前が染められたタオルが多数揺れ
てました(タオルもですが懸賞旗の数も凄い!
一本7万円だそうです)。
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応援云々はともかく、番付上位の方々は、オー
ラがある感じで、遠くからですが迫力を感じま
した。
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生の大相撲、本当に面白かったです。来年も見
に行けたらと思います。

相撲観戦の後は、会場の目の前に在る「新世界
もつ鍋屋 なんば店」での食事会。もつ鍋をいた
だきました。
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ちょっと濃いめの出汁と甘く柔らかく煮えたキ
ャベツが美味しい。〆は、ちゃんぽん麵と雑炊、
そちらも美味しかったです。

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鶴見のオカメザクラ [雑記]

土曜日のアートポタリングで鶴見緑地公園近くを
通ったので、そろそろ咲いているかなと思って園
内のオカメザクラを見に行ったら、今年は温かい
冬だったせいか、すでに盛りを過ぎてました。
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とは言え、ソメイヨシノより赤みの強い華やかな
色合いの花が陽光に輝いて美しかったです。


昼ごはんは、「M’s KITCHEN」さんの器からはみ
出しそうなトンカツののったカツカレーをいただ
きました。
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ほど良くスパイシーなカレーとインパクトのある大
きなトンカツが相まってめちゃ美味しかったです。

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古代文明は面白い [美術館]

ポカポカ陽気の今日は、自転車を漕いで、国立国際
美術館で開催されている特別展「古代メキシコ マヤ
アステカ、テオティワカン」を見に行ってきました。
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なんだか久しぶりに古代文明系の展覧会に出向いた
気がします。
アートも好きなんですが、古代文明系の展覧会が大
好きで、神戸の博物館がリニューアルする前は、よ
く古代文明系の展覧会をやっていたので足を運んで
いました。
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そんな古代メキシコ展の展示は、すべて写真OKの
太っ腹企画で、4章仕立てで約140点の展示がして
ありました。

第1章は、“古代メキシコへのいざない”と称して、
メキシコ周辺の古代文明のルーツと言われるオル
メカ文明。ヒスイの石像やマスクなどを中心に、
その後の文明のルーツを探る展示がしてありました。
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第2章は、“テオティワカン神々の都”で、メキシコ
の中央高原に栄えたテオティワカンの太陽や月のピ
ラミッドや羽毛の蛇ピラミッドの出土品を中心に信
仰や文字などを紹介する展示がしてありました。
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特に“嵐の神の壁画”は、風の谷のナウシカ(アニメ)
のオープニングで巨神兵を描いた絵巻物の映像とそ
っくりと言うか、これが元ネタかもと思いを馳せな
がら楽しませてもらいました。
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第3章は、“マヤ都市国家の興亡”で、マヤ文明は
一番広大で長期に栄えた文明ってことで古代メキシ
コの代名詞的な文明ってことで、宇宙観や暦やマヤ
文字などなどの展示。
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そして今回の目玉、パレンケ13号神殿で真っ赤な
辰砂(水銀朱)で覆われて埋葬されていた姿から
“赤の女王”と呼べれる女王のマスクや冠やネックレ
スなどの装飾品が、埋葬されていた姿で展示して
ありました。
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幻想的で素晴らしかったです。

最後の第4章は、“アステカテノチティトランの
大神殿”で、アステカ文明の湖上都市テノチティト
ランの出土品の展示をしてありました。
トラクロ神の壺や蛇の形の剣、メンドーサ絵文書
などの展示。
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そして、こちらも目玉の展示等身大の“鷲の戦士像”。
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なかなかの存在感でした。
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最後は富の象徴、黄金の装飾品が輝いており、なん
だかめでたい気分で展示室をあとにしました。

今回、グッズ売り場が充実していて、展覧会がらみ
の品以外にメキシコの物品も多数販売されてました。
子供が多いのは想定内でしたが、けっこう女性が多
いのにちょっと驚きました(完全なステレオタイプ
ですが・・)。古代文明系は男の子心をくすぐるだ
けかと思ってましたが、女心もくすぐるんですね。
素晴らしい!

国立国際美術館地下2階では、コレクション展「身
体-身体」も開催されていたので、ちょっと覗いて
みました。
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いつもはミュージアムショップ横に展示してある
高松次郎さんの“影”が、展示室正面にドォ~ンと
鎮座してました。場所が変わると印象も変わって
けっこうデカイ!
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他には、ブブ・ド・ラ・マドレーヌ氏のインスタレ
ーション人魚の領土-旗と内臓、加藤泉氏の無題、
草間彌生さんの道徳の部屋、塩田千春さんのトラウ
マ/日常、三島喜美代さんのBox CG-86、シェリー
・レヴィーンさんのブラック・ニューボーン、イケ
ムラレイコさんのWhite figure、レイチェル・ホワ
イトリードさんの無題(樹脂のトルソ)、ジョージ
・シーガルの煉瓦の壁、アンディ・ウォーホルの4
フィートの花、ジャコメッティのヤナイハラⅠ、ジ
ャン・フォートリエの人質の頭部、マン・レイのイ
ジドール・デュカスの謎、デュシャンのL.H.O.O.Q.
マーク・マンダース氏の乾いた土の頭部などなどが
展示してありました。
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中之島まで来たので、ついでと言ってはなんですが、
肥後橋にあるギャラリー“サードギャラリーAya”さん
で開催している石内都さんの個展「The Drowned」
も拝見。
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石内都さんと言えば、広島の被爆者の衣服や遺品を
撮った写真が有名ですが、今回は、2019年の台風19
号で水浸しになりカビてしまった川崎市市民ミュージ
アム所蔵品の写真が展示してありました。
と言う事でタイトルが溺れたです。会場には石内さん
もいらして、濡れてカビて原型が曖昧になった品をク
ローズアップで撮った写真のカオス観が、大竹伸朗さ
んっぽい。なんて言ってらっしゃいました。

肥後橋をあとにして、少し足を伸ばしてと言うか自転
車を漕いで、徳庵に在るギャラリー“クモノス(Cum
onos)”さんでやっているバラバラだけどグループ展
っぽい「宮原寛個展」、「小西佑奈個展“凪のゆらぎ”」
、「紗居・にのみやみゆ 二人展“not perfect”」を見
に行ってみました。
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1階は宮原寛さんの色彩豊かな抽象画、2階では小西
佑奈さんのキャラクターや色合いが可愛くってリズミ
カルな雰囲気の作品、3階では紗居さんの絵本の様な
優しい色合いと幾何学的なシャンプーさがあいまった
作品と、にのみやみゆさんの優しくスモーキーな色合
いでノスタルジックな雰囲気の絵が飾ってありました。
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今日から始まったってこともあって、けっこう賑わっ
てました。

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神戸三宮で落語 [落語]

北風が冷たかった今日は、神戸朝日ホールで春を
感じようと「春蝶・一之輔の春一番」を見に行っ
てきました。
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演目は、春風亭一之輔さんの“らくだ”、桂春蝶さ
んの“ねずみ”。そして、春風亭一花さんの“片棒”
と、桂九の一さんの“植木屋娘”でした。
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ロビーで出汁の試飲と塩昆布を売っていた神宗は
スポンサーって感じでしたが・・こちらもスポン
サーなのか?先ずは、よんチャンTVでリポーター
をやっていると自己紹介されていたMBSの山崎香
佳アナウンサーが着物姿のお茶子さんで登場。 

そして、一之輔さんと春蝶さんが登場し、今回の
公演の解説と、一之輔さんの妹弟子の一花さんと、
九雀さんのお弟子さんで、最近イイ感じに天狗に
なっていると言う九の一さんを紹介。

初っ端は、一花さんの“片棒”。節約家(ケチ)の
まくらかかケチで有名な大店の旦那が、家督を継
がせるなら3人の息子の内、どの子が一番良いだ
ろうと思い、自分が死んだ時の弔いについてたず
ねたところ、長男と次男はともに豪華な弔いを提
案する。が、三男はケチな弔いを提案したが、親
父はさらに上手で死んでも片棒を担ぐと言い出す
と言う噺。
淀みなく落語を語られていた一花さん、上手いな
ぁ~って感じでした。

次は、春蝶さんで“ねずみ”。上方のねずみは岡山
が舞台で少々コッテリした濃いめの甚五郎モノで
した。春蝶さんの生の落語を聞いたのは初だと思
います。と言うか久しぶりに見た気がします。

中入り後は、九の一さんの“植木屋娘”。植木屋の
おやじが和尚に節季の書き出し(請求書)を書い
てもらうと寺を訪ねるが、あいにく和尚は忙しく、
代わりに居候で武家の跡取りと言う男前の伝吉に
書いてもらうことになり、伝吉を気に入った植木
屋が娘のおみつと結婚させようとするが、身分が
違うと言う事で断られ、いったんはあきらめるが
、実は・・・と言う噺。
若さなのか?キャラなのか?もの凄くパワフルで
汗だくな落語、面白かったです。

そして最後は、一之輔さんの“らくだ”。今回、一
之輔さんの“らくだ”が本命だったんですが、やっ
ぱり面白かったです。
一之輔さん独特のすごみや時折垣間見える可愛さ
が混在した屑屋さんとらくだの兄貴分のやり取り
はもちろん、月番、大家さん、漬物屋などなどと
のやり取りの端々で毒を吐く感じが、イイ感じの
スパイスになっていて、一之輔さんの世界にどん
どん引き込まれる感じが最高でした。大いに笑い
ました。

落語前の腹ごしらえは、さんプラザ地下にあるハ
ンバーグ専門店「笑顔のハンバーグ 克まる」さ
んでW(ダブル)ハンバーグをいただきました。
ボリュームもあり、肉を食べてるって感じがして
美味しかったです。

大阪に戻って、そう言えば来週はホワイトデーだ
なと思い出し、阪急うめだ本店のイベント“クッキ
ーの魅力”に立ち寄って、クッキー缶が可愛かった
マドモアゼルCとポルボカカオを購入。
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クッキーを買っていた横でやっていた、「クラフ
トアート 創作人形展 人形の矜持」を覗いてみま
した。
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10名の招待作家さんと第11回クラフトアート人
形マッチングコンクールの31名の公募作家さん
の作品が展示&販売してありました。
文楽好きなので人形も好きですし、四谷シモンさ
んや与勇輝さん、辻村寿三郎さんの作品も好きだ
ったりするので、おっさんですが人形には親しみ
があったりします。とは言え、スマホとは言え写
真をパチパチ撮っているのは私だけだった気がし
ます!苦笑
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それはともかく、どの作品も素晴らしかったです。
そしてほぼほぼ売れていました!凄い!

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寒風の京都で若手のアート [美術館]

寒の戻りで北風にのって微かに雪の舞う京都に
出向いて、若手現代アート作家さんを紹介する
「ARTISTS' FAIR KYOTO 2024」を見てきま
した。
アーティストフェア京都2024.jpg 
先ずは、京都国立博物館<明治古都館>で、ベ
テランアーティストさんの推薦および公募のア
ーティストさん33組の作品の展示と販売を拝見。
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椿昇さん推薦の西凌平さんと丸井花穂さん。
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鬼頭健吾さん推薦の伊藤美優さん、鳥越愛良さ
ん、廖元溢(Liao Yuan Yi)さん。
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池田光弘さん推薦は石田成弘さん、岡本ビショ
ワビクラムグルンさん。
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ミヤケマイさんの推薦する遠藤文香さん、久村
卓さん。
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大庭大介さんは大上巧真さんと小西梨絵さん。
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鶴田憲次さんは清方さんと德永葵さん。
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伊庭靖子さん推薦は松元悠さんと三宅佑紀さん。
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薄久保香さん推薦は石山未来さん、山本和真さん。
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やなぎみわさんのお勧めは松岡勇樹さんと吉浦
眞琴さん。
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やんツーさんは、Christopher Lodenさんで、
名和晃平さんはブルノ・ボテラさん、ボスコ・
ソディさんは西村大樹さん。
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公募は12組、伸島ゆいさん、内海紗英子さん、
佐藤壮馬さん、Officellさん、品川美香さん、
西垣肇也樹さん、方圓(Fang Yuan)さん、
森山佐紀さん、森夕香さん、山羽春季さん、
リュ・ジェユンさんでした。
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昨年までは京都文化博物館の別館でやってま
したが、今回は京都国立博物館での開催と言
うことで、別会場の清水寺には近いけど京都
新聞ビルには遠い!って感じでした。

そして、京都新聞ビル 地下1階に移動して11
組の作品を拝見。
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小谷元彦さん推薦は、死蔵データのお店を出店
されていたカタルシスの岸辺さん。
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それに瀬戸芸2019の高見島での作品が印象的
だった山田愛さん。山田さんは、今回も石を粉
にして描いた絵や墓地の玉砂利を使ったインス
タレーションを展示してらっしゃいました。
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Yottaさん推薦は倉知朋之介さんでスラムダンク
実写版の映像作品と関西のアートイベントでお
馴染みの彫刻家米村優人さん。
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田村友一郎さんの紹介する志賀耕太さんのもん
じゃ焼きと山本将吾さんの不定形のオブジェ。
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やんツーさん推薦は自らの肉体の拡張や呪縛を
感じる作品の花形槙さん。
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加藤泉さんの推薦は保良雄さんのフランス人が
レシピだけで作ったどら焼き製造記録。
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ヤノベケンジさんの推薦は米山舞さんでしたが、
すでに売れっ子のアーティストさんと言うか絵
師さんってことで一番おお客さんが集まってま
した。
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そしてこちらにも公募の方がいらして、越後妻
有でも活躍の劉李杰(Liu Lijie)さんの紙の束
のインスタレーションと陶製手榴弾の上にエネ
ルギー問題や輸送問題をジオラマで表現した
宮原野乃実さん。
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清水寺では、アドバイザリーボードとして椿昇
さんをはじめ推薦者側の方々16組の展示も行わ
れていましたが、清水寺自体が混んでそうだっ
たのと、寒かったので今回は遠慮しました。

京都での昼ごはんは、京阪の神宮丸太町駅近く
に在るカフェ「more」さんで、ハニーマスタ
ードチキンのプレートランチをいただきました。
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野菜がたっぷりで健康的な昼ごはん、めちゃ美
味しかったです。

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