奈良でアートと紅葉

本日も爽やかな秋晴れ。9月7日の五條新町をかわきりに今井町や宇陀松山
など約10日単位で古い町並みの残る奈良の町々8ヵ所をめぐりながらアート
展示をしていた「奈良・町家の芸術祭 はならぁと 2013」の最終展示が“桜井
本町”で開催されていたので、最後だけでもと思い観に行ってきました。
 
桜井駅から少し歩くと、鄙びた風情の本町通アーケードが現れアート散策開始。
 
先ずは、力寿司跡で食をテーマにした原田恵さんと今村知也さんの作品が展
示され、その向かいの松原時計店では、複眼レンズで撮った越智喜子さんの
写真が、なんとも不思議な雰囲気を漂わせていました。
 
  
 
そのまま商店街を歩いていると、金田呉服店跡の壁にTAKESHIさんの壁画！
 
そこを曲がって来迎寺には、岡田彩希子さんの映像作品、本堂の中にはArt
PlanningTeamさんの色々な時代のモニターが映し出す人々の営み。幻想
的な雰囲気です。
 
  
そして、サポート本部の壁には、上月ひとみさんの黒板壁画。壁画と言えば米
澤邸には夛山祐子さんの紙粘土と和紙で作りあげた三輪山の絵。迫力です！
夛山さんには少しだけ解説もしてもらいました。
  
アーケードを抜けてしばらく歩くと、アート祭の関連展示として古い町家の松村
邸の見学ができます。
 
  
更に進むと、川名一吉さんの６丁目路地、保田與重郎生家には津川 まぁ子さ
んの作品、琴平神社拝殿にはアノアデザインＵ－１さんの妖怪の絵が展示して
あります。面白い！
  
  
商店街から少し外れたところにある佐藤邸では、長期滞在型アート展示として、
厚芝ひろみさんの絵画、黒田大祐さんのインスタレーション、そして、中田桃子
さんの節穴をのぞき見る感じを表した絵画やインスタレーションが展示してあり
ました。中田さんには床の節穴と絵の関連性などを丁寧に詳しく解説してもらい
ました。ありがとうございます。
 
  
  
商店街からちょっと離れた場所にある等彌神社には、三橋玄さんの竹のオブ
ジェ、社務所には川本麻紀さんの丸い陶芸作品などが展示してあります。
  
  
神社の境内ではちょうど紅葉が盛りで、アート以外に紅葉も楽しむことができ
ました。
  
また、等彌神社では「桜井食のアート屋台村」と銘打って地元のお店数店が屋
台を出してらしたので、「トラットリア前澤」さんの大和牛のラグーペンネと「カフェ
ネッコ」さんのオーガニックメイプルソイ＆ワッフルをいただきました。
  
  
  
料理が美味しかったことはもちろんの事、紅葉の屋根の下でのんびり食べる
昼ごはん。最高でした！