優雅な混沌 [美術館]
GW9日目。黄砂でスッキリとした青空とはいきませんでしたが
気持ち良く晴れた今日は、大阪市立東洋陶磁美術館にハンガリー
陶器の「ヘレンド」展と、国立国際美術館で開催中の「ライアン
・ガンダー」展を観に行ってきました。
先ずは、頂き物のチケットが有ったので、大阪市立東洋陶磁美術
館で開催中のハンガリー陶器の展覧会「ヘレンド 日本と中国に魅
了されたヨーロッパ陶器」を拝見。
マイセンなどに遅れて磁器を制作し始めたハンガリーのヘレンド
の作品が、ロンドン万博の折に、ヴィクトリア女王の目に留まっ
たことでヨーロッパの王侯貴族の話題となり、色々な注文がくる
中で、先行するマイセンなどの図案や中国、日本の伊万里などの
様式を取り入れながら発展して行ったそうです。
初期の頃は、それこそ和風の鶴の上に天使が舞う壺などごった煮
状態だったのが、徐々に洗練され華やかで美しい色合いの器に変
わっていく様を楽しむことができます。
ロビーにはテーブルのセッティング再現されていて、一品一品見
てると奇抜な感じすらする器がテーブルにセットされるとしっく
り馴染み、やっぱり器は使ってこそだな!としみじみと感じさせ
られました。
華やかな陶磁器を見た後は、これまた華やかに咲いている中之島
バラ園の春バラを眺めてみました。
まだ少し早く咲いている品種は少なかったですが、優雅な花と香
りを楽しませてもらいました。
そして、中之島を散歩しながら、次は、国立国際美術館で開催中
の「ライアン・ガンダー この翼は飛ぶためのものではない」へ。
壁に付いた目が瞬きしながらキョロキョロ動く男女の“最高傑作”
や、びゅんびゅん飛んできて突き刺さった矢の他、宝探しのよう
に絶妙に配置された作品が展示してある地下3階のライアン・ガン
ダー氏自身の作品はもちろん面白かったんです。・・・が、
(一瞬、誰かの落としたゴミかと思うような作品?)
(頭を抱えたボルト人間)
(穴に突っ込んだ紙がゴソゴソ動きます)
(瞬きしたり、キョロキョロしたり!)
2階で行われていた、国立国際の所蔵品をライアン・ガンダー
氏が組み合わせで展示しているキュレーション「ライアン・
ガンダーによる所蔵作品展 かってない素晴らしい物語」が、
めちゃ面白かったです。
ジョージ・シーガルとゲオルク・バゼリッツ、イサム・ノグチと
吉原治良、マルセル・ブロータースと河原温、マルセル・デュシ
ャンとトーマス・ルフ、ピカソとマン・レイ、ジュール・パスキ
ンとロイ・リキテンスタインなどなど、単純に形の類似だったり、
コンセプトの類似だったりを比べることで、それぞれの作品に違
う文脈が見えたような気がします。また、ライアン・ガンダー氏
がどう言う思考で作品を作っているのかの一端を、垣間見せてく
れたような気がして、とっても楽しい時間が過ごせました。
そして、色々遊び回ったGWの最後は、扇町のムジカジャポニカ
さんで、タテタカコさんのライブ「タテタカコ、ムジカで春の独
唱」を拝聴。
いつものように伸びやかで迫力と透明感のある歌声を楽しませて
もらったんですが、なんとなく原点回帰って感じで懐かしい曲も
たくさん聞かせてくれました。
今日はタテさんはライブ前に“みんぱく(国立民族学博物館)”に
行ってたそうで、あまりに面白くって半日では常設展も回りきれ
なかったと、初みんぱくの話を、楽しそうにしてらしたのが、み
んぱく好きの私としては、我が事のように嬉しい限りでした!笑
今年も楽しいGWを過ごすことができました。諸々感謝です。
気持ち良く晴れた今日は、大阪市立東洋陶磁美術館にハンガリー
陶器の「ヘレンド」展と、国立国際美術館で開催中の「ライアン
・ガンダー」展を観に行ってきました。
先ずは、頂き物のチケットが有ったので、大阪市立東洋陶磁美術
館で開催中のハンガリー陶器の展覧会「ヘレンド 日本と中国に魅
了されたヨーロッパ陶器」を拝見。
マイセンなどに遅れて磁器を制作し始めたハンガリーのヘレンド
の作品が、ロンドン万博の折に、ヴィクトリア女王の目に留まっ
たことでヨーロッパの王侯貴族の話題となり、色々な注文がくる
中で、先行するマイセンなどの図案や中国、日本の伊万里などの
様式を取り入れながら発展して行ったそうです。
初期の頃は、それこそ和風の鶴の上に天使が舞う壺などごった煮
状態だったのが、徐々に洗練され華やかで美しい色合いの器に変
わっていく様を楽しむことができます。
ロビーにはテーブルのセッティング再現されていて、一品一品見
てると奇抜な感じすらする器がテーブルにセットされるとしっく
り馴染み、やっぱり器は使ってこそだな!としみじみと感じさせ
られました。
華やかな陶磁器を見た後は、これまた華やかに咲いている中之島
バラ園の春バラを眺めてみました。
まだ少し早く咲いている品種は少なかったですが、優雅な花と香
りを楽しませてもらいました。
そして、中之島を散歩しながら、次は、国立国際美術館で開催中
の「ライアン・ガンダー この翼は飛ぶためのものではない」へ。
壁に付いた目が瞬きしながらキョロキョロ動く男女の“最高傑作”
や、びゅんびゅん飛んできて突き刺さった矢の他、宝探しのよう
に絶妙に配置された作品が展示してある地下3階のライアン・ガン
ダー氏自身の作品はもちろん面白かったんです。・・・が、
(一瞬、誰かの落としたゴミかと思うような作品?)
(頭を抱えたボルト人間)
(穴に突っ込んだ紙がゴソゴソ動きます)
(瞬きしたり、キョロキョロしたり!)
2階で行われていた、国立国際の所蔵品をライアン・ガンダー
氏が組み合わせで展示しているキュレーション「ライアン・
ガンダーによる所蔵作品展 かってない素晴らしい物語」が、
めちゃ面白かったです。
ジョージ・シーガルとゲオルク・バゼリッツ、イサム・ノグチと
吉原治良、マルセル・ブロータースと河原温、マルセル・デュシ
ャンとトーマス・ルフ、ピカソとマン・レイ、ジュール・パスキ
ンとロイ・リキテンスタインなどなど、単純に形の類似だったり、
コンセプトの類似だったりを比べることで、それぞれの作品に違
う文脈が見えたような気がします。また、ライアン・ガンダー氏
がどう言う思考で作品を作っているのかの一端を、垣間見せてく
れたような気がして、とっても楽しい時間が過ごせました。
そして、色々遊び回ったGWの最後は、扇町のムジカジャポニカ
さんで、タテタカコさんのライブ「タテタカコ、ムジカで春の独
唱」を拝聴。
いつものように伸びやかで迫力と透明感のある歌声を楽しませて
もらったんですが、なんとなく原点回帰って感じで懐かしい曲も
たくさん聞かせてくれました。
今日はタテさんはライブ前に“みんぱく(国立民族学博物館)”に
行ってたそうで、あまりに面白くって半日では常設展も回りきれ
なかったと、初みんぱくの話を、楽しそうにしてらしたのが、み
んぱく好きの私としては、我が事のように嬉しい限りでした!笑
今年も楽しいGWを過ごすことができました。諸々感謝です。
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