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映画の映画 [映画]

今日は仕事納めの大掃除って感じで、空いている地下鉄で
ゆっくり座って出勤。ことのほか掃除が早く終わったので、
終業時間を待たずに仕事を納め、「良いお年を!」の挨拶
を交わして会社を後にし、周防正行監督の新作「カツベン
!」を見に行ってきました。
カツベン.jpg 
映画が活動写真と呼ばれ、まだ音の無かった時代。スク
リーンの横に立って映画の説明をする活動弁士(カツベ
ン)の話。劇中で弁士がしゃべるのを“説明”と表現して
いて、なんとなく違和感はありましたが、動く写真の横
でその写真の解説をしてるって感じだったのが徐々に芸
になり、その弁士に客が付くという時代のドタバタ恋愛
喜劇て感じの楽しい映画でした。

始まったばかりなので、内容は詳しくは書けませんが、
少年のころから活動弁士に憧れ、弁士の真似をばかりし
ていたが本物の弁士にはなれず、活動写真泥棒の偽弁士
に嫌気がさして逃げ出した染谷俊太郎(成田凌さん)と、
女性役も男性が演じていた初期の活動写真のころから俳
優にあこがれていた染谷の幼馴染、栗原梅子こと後に沢
井松子(黒島結菜さん)のキャラメル味の淡い恋愛模様
を軸に、映画館靑木館のご主人(竹中直人さん)と女将
さん(渡辺えりさん)と、隣町の新興映画館タチバナ館
の主人(小日向文世さん)と娘(井上真央さん)との覇
権争い、そこに染谷があこがれていた弁士山岡秋聲(永
瀬正敏さん)や人気弁士茂木貴之(高良健吾さん)など
癖の強い弁士や楽士や映写技師が絡んだ上に、活動写真
泥棒と染谷を追いかける刑事木村(竹野内豊さん)も参
戦。最初から最後まで古く良きドタバタ映画な感じの2時
間ちょっと、あッと言う間のひと時でした。
面白かったです。

ストーリーとは別に、映画監督の牧野省三(山本耕史さん)
の撮影風景があったり、二川文太郎(池松壮亮さん)も登
場したり、映画の中でモノクロのサイレント映画がたくさ
ん流れるんですが、古い映像も使いつつ、昔の雰囲気で取
り直したモノもあったりと映画愛があふれたような映画で
した。

最後は、奥田民生さんの「カツベン節」!活動写真時代の
タイトルや役者のあだ名を織り交ぜて、カツベンはギッチ
ョンチョンでパイノパイノパイ・・・と明るく軽く楽しい
エンディングでした。

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