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久しぶりのお能 [能・狂言]

お盆休みの初日。今日は山の日でしたが、このクソ
暑いのに野外をウロウロするのも身体に悪かろうと
思ってって事でもないですが、山には行かず、涼し
い大槻能楽堂に「第六十六回 大阪薪能 昼の部」を
見に行ってきました。
大阪薪能.jpg 
薪能なら野外だろうって気もしますが、コロナの
影響を鑑みてって事だと思います。室内の能楽堂
での公演となってました。
IMG_6961.JPG 
もちろん薪能ですが、かがり火は無しです!笑

昼の部の演目は、お能の“難波(なにわ)”と“半蔀
(はじとみ)”の二曲に狂言“寝音曲”でした(+松
井一郎大阪市長のあいさつ文の副市長の代読付き)。
先ずは、井戸良祐さんと小西玲央さんの演目解説
からスタート。演目の大まかなストーリーや難波
に使う大悪尉などの面は話、半蔀とは何ぞやって
話などなど。

そして、半能の“難波”。シテの王仁(わに)には金
春穂高さん、ツレの花(梅)の精木華開耶姫は湯
本哲明さん。
この能は、仁徳天皇をたたえた渡来人である王仁
博士の歌“難波津に咲くや此の花冬籠り今は春べと
咲くや此の花”に由来する世阿弥作の能で、ワキで
ある朝臣と従者2人の後に王仁と木華開耶姫が現れ、
強面の王仁が金糸銀糸の豪奢な衣装で舞い踊る曲
でした。特段ストーリーは無かったんですが、絢
爛豪華で力強いお能でした。

狂言“寝音曲”は、主人(上西良介さん)が歌の上
手い太郎冠者(善竹彌五郎さん)に歌を歌わせよ
うとするが、一回歌うと事あるごとに歌わさせら
れるのが嫌で、酒を飲まないと歌えないとか膝枕
じゃないと歌えないなど言い訳を並べるが、最後
は歌っておしまいと言う話です。後半、主人の膝
枕で歌うシーンは笑えました。

間に、大阪副市長の代読

最後は“半蔀”。半蔀とはお寺とかにある上に開く
窓のことで、その奥から源氏物語の夕顔の霊(上
野雄三さん)が現れて、立花供養をしている僧
(福王茂十郎さん)の前で、光源氏との恋の思い
出を歌い踊る話。物憂げな夕顔の舞も素晴らしか
ったですし、薄い鶯色の衣装が涼やかでイイ感じ
でした。

観劇前の腹ごしらえは、こちらも久しぶりに谷四
にあるビストロ「コションローズ」さんでランチ。
IMG_6960.JPG 
IMG_6957.JPG IMG_6959.JPG 
今日は若鶏のグリル、シャキシャキのカブに爽や
かなソースがあまって、さっぱりした味わいで美
味しかったです。

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