古代文明は面白い [美術館]
ポカポカ陽気の今日は、自転車を漕いで、国立国際
美術館で開催されている特別展「古代メキシコ マヤ
アステカ、テオティワカン」を見に行ってきました。
なんだか久しぶりに古代文明系の展覧会に出向いた
気がします。
アートも好きなんですが、古代文明系の展覧会が大
好きで、神戸の博物館がリニューアルする前は、よ
く古代文明系の展覧会をやっていたので足を運んで
いました。
そんな古代メキシコ展の展示は、すべて写真OKの
太っ腹企画で、4章仕立てで約140点の展示がして
ありました。
第1章は、“古代メキシコへのいざない”と称して、
メキシコ周辺の古代文明のルーツと言われるオル
メカ文明。ヒスイの石像やマスクなどを中心に、
その後の文明のルーツを探る展示がしてありました。
第2章は、“テオティワカン神々の都”で、メキシコ
の中央高原に栄えたテオティワカンの太陽や月のピ
ラミッドや羽毛の蛇ピラミッドの出土品を中心に信
仰や文字などを紹介する展示がしてありました。
特に“嵐の神の壁画”は、風の谷のナウシカ(アニメ)
のオープニングで巨神兵を描いた絵巻物の映像とそ
っくりと言うか、これが元ネタかもと思いを馳せな
がら楽しませてもらいました。
第3章は、“マヤ都市国家の興亡”で、マヤ文明は
一番広大で長期に栄えた文明ってことで古代メキシ
コの代名詞的な文明ってことで、宇宙観や暦やマヤ
文字などなどの展示。
そして今回の目玉、パレンケ13号神殿で真っ赤な
辰砂(水銀朱)で覆われて埋葬されていた姿から
“赤の女王”と呼べれる女王のマスクや冠やネックレ
スなどの装飾品が、埋葬されていた姿で展示して
ありました。
幻想的で素晴らしかったです。
最後の第4章は、“アステカテノチティトランの
大神殿”で、アステカ文明の湖上都市テノチティト
ランの出土品の展示をしてありました。
トラクロ神の壺や蛇の形の剣、メンドーサ絵文書
などの展示。
そして、こちらも目玉の展示等身大の“鷲の戦士像”。
なかなかの存在感でした。
最後は富の象徴、黄金の装飾品が輝いており、なん
だかめでたい気分で展示室をあとにしました。
今回、グッズ売り場が充実していて、展覧会がらみ
の品以外にメキシコの物品も多数販売されてました。
子供が多いのは想定内でしたが、けっこう女性が多
いのにちょっと驚きました(完全なステレオタイプ
ですが・・)。古代文明系は男の子心をくすぐるだ
けかと思ってましたが、女心もくすぐるんですね。
素晴らしい!
国立国際美術館地下2階では、コレクション展「身
体-身体」も開催されていたので、ちょっと覗いて
みました。
いつもはミュージアムショップ横に展示してある
高松次郎さんの“影”が、展示室正面にドォ~ンと
鎮座してました。場所が変わると印象も変わって
けっこうデカイ!
他には、ブブ・ド・ラ・マドレーヌ氏のインスタレ
ーション人魚の領土-旗と内臓、加藤泉氏の無題、
草間彌生さんの道徳の部屋、塩田千春さんのトラウ
マ/日常、三島喜美代さんのBox CG-86、シェリー
・レヴィーンさんのブラック・ニューボーン、イケ
ムラレイコさんのWhite figure、レイチェル・ホワ
イトリードさんの無題(樹脂のトルソ)、ジョージ
・シーガルの煉瓦の壁、アンディ・ウォーホルの4
フィートの花、ジャコメッティのヤナイハラⅠ、ジ
ャン・フォートリエの人質の頭部、マン・レイのイ
ジドール・デュカスの謎、デュシャンのL.H.O.O.Q.
マーク・マンダース氏の乾いた土の頭部などなどが
展示してありました。
中之島まで来たので、ついでと言ってはなんですが、
肥後橋にあるギャラリー“サードギャラリーAya”さん
で開催している石内都さんの個展「The Drowned」
も拝見。
石内都さんと言えば、広島の被爆者の衣服や遺品を
撮った写真が有名ですが、今回は、2019年の台風19
号で水浸しになりカビてしまった川崎市市民ミュージ
アム所蔵品の写真が展示してありました。
と言う事でタイトルが溺れたです。会場には石内さん
もいらして、濡れてカビて原型が曖昧になった品をク
ローズアップで撮った写真のカオス観が、大竹伸朗さ
んっぽい。なんて言ってらっしゃいました。
肥後橋をあとにして、少し足を伸ばしてと言うか自転
車を漕いで、徳庵に在るギャラリー“クモノス(Cum
onos)”さんでやっているバラバラだけどグループ展
っぽい「宮原寛個展」、「小西佑奈個展“凪のゆらぎ”」
、「紗居・にのみやみゆ 二人展“not perfect”」を見
に行ってみました。
1階は宮原寛さんの色彩豊かな抽象画、2階では小西
佑奈さんのキャラクターや色合いが可愛くってリズミ
カルな雰囲気の作品、3階では紗居さんの絵本の様な
優しい色合いと幾何学的なシャンプーさがあいまった
作品と、にのみやみゆさんの優しくスモーキーな色合
いでノスタルジックな雰囲気の絵が飾ってありました。
今日から始まったってこともあって、けっこう賑わっ
てました。
美術館で開催されている特別展「古代メキシコ マヤ
アステカ、テオティワカン」を見に行ってきました。
なんだか久しぶりに古代文明系の展覧会に出向いた
気がします。
アートも好きなんですが、古代文明系の展覧会が大
好きで、神戸の博物館がリニューアルする前は、よ
く古代文明系の展覧会をやっていたので足を運んで
いました。
そんな古代メキシコ展の展示は、すべて写真OKの
太っ腹企画で、4章仕立てで約140点の展示がして
ありました。
第1章は、“古代メキシコへのいざない”と称して、
メキシコ周辺の古代文明のルーツと言われるオル
メカ文明。ヒスイの石像やマスクなどを中心に、
その後の文明のルーツを探る展示がしてありました。
第2章は、“テオティワカン神々の都”で、メキシコ
の中央高原に栄えたテオティワカンの太陽や月のピ
ラミッドや羽毛の蛇ピラミッドの出土品を中心に信
仰や文字などを紹介する展示がしてありました。
特に“嵐の神の壁画”は、風の谷のナウシカ(アニメ)
のオープニングで巨神兵を描いた絵巻物の映像とそ
っくりと言うか、これが元ネタかもと思いを馳せな
がら楽しませてもらいました。
第3章は、“マヤ都市国家の興亡”で、マヤ文明は
一番広大で長期に栄えた文明ってことで古代メキシ
コの代名詞的な文明ってことで、宇宙観や暦やマヤ
文字などなどの展示。
そして今回の目玉、パレンケ13号神殿で真っ赤な
辰砂(水銀朱)で覆われて埋葬されていた姿から
“赤の女王”と呼べれる女王のマスクや冠やネックレ
スなどの装飾品が、埋葬されていた姿で展示して
ありました。
幻想的で素晴らしかったです。
最後の第4章は、“アステカテノチティトランの
大神殿”で、アステカ文明の湖上都市テノチティト
ランの出土品の展示をしてありました。
トラクロ神の壺や蛇の形の剣、メンドーサ絵文書
などの展示。
そして、こちらも目玉の展示等身大の“鷲の戦士像”。
なかなかの存在感でした。
最後は富の象徴、黄金の装飾品が輝いており、なん
だかめでたい気分で展示室をあとにしました。
今回、グッズ売り場が充実していて、展覧会がらみ
の品以外にメキシコの物品も多数販売されてました。
子供が多いのは想定内でしたが、けっこう女性が多
いのにちょっと驚きました(完全なステレオタイプ
ですが・・)。古代文明系は男の子心をくすぐるだ
けかと思ってましたが、女心もくすぐるんですね。
素晴らしい!
国立国際美術館地下2階では、コレクション展「身
体-身体」も開催されていたので、ちょっと覗いて
みました。
いつもはミュージアムショップ横に展示してある
高松次郎さんの“影”が、展示室正面にドォ~ンと
鎮座してました。場所が変わると印象も変わって
けっこうデカイ!
他には、ブブ・ド・ラ・マドレーヌ氏のインスタレ
ーション人魚の領土-旗と内臓、加藤泉氏の無題、
草間彌生さんの道徳の部屋、塩田千春さんのトラウ
マ/日常、三島喜美代さんのBox CG-86、シェリー
・レヴィーンさんのブラック・ニューボーン、イケ
ムラレイコさんのWhite figure、レイチェル・ホワ
イトリードさんの無題(樹脂のトルソ)、ジョージ
・シーガルの煉瓦の壁、アンディ・ウォーホルの4
フィートの花、ジャコメッティのヤナイハラⅠ、ジ
ャン・フォートリエの人質の頭部、マン・レイのイ
ジドール・デュカスの謎、デュシャンのL.H.O.O.Q.
マーク・マンダース氏の乾いた土の頭部などなどが
展示してありました。
中之島まで来たので、ついでと言ってはなんですが、
肥後橋にあるギャラリー“サードギャラリーAya”さん
で開催している石内都さんの個展「The Drowned」
も拝見。
石内都さんと言えば、広島の被爆者の衣服や遺品を
撮った写真が有名ですが、今回は、2019年の台風19
号で水浸しになりカビてしまった川崎市市民ミュージ
アム所蔵品の写真が展示してありました。
と言う事でタイトルが溺れたです。会場には石内さん
もいらして、濡れてカビて原型が曖昧になった品をク
ローズアップで撮った写真のカオス観が、大竹伸朗さ
んっぽい。なんて言ってらっしゃいました。
肥後橋をあとにして、少し足を伸ばしてと言うか自転
車を漕いで、徳庵に在るギャラリー“クモノス(Cum
onos)”さんでやっているバラバラだけどグループ展
っぽい「宮原寛個展」、「小西佑奈個展“凪のゆらぎ”」
、「紗居・にのみやみゆ 二人展“not perfect”」を見
に行ってみました。
1階は宮原寛さんの色彩豊かな抽象画、2階では小西
佑奈さんのキャラクターや色合いが可愛くってリズミ
カルな雰囲気の作品、3階では紗居さんの絵本の様な
優しい色合いと幾何学的なシャンプーさがあいまった
作品と、にのみやみゆさんの優しくスモーキーな色合
いでノスタルジックな雰囲気の絵が飾ってありました。
今日から始まったってこともあって、けっこう賑わっ
てました。