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木津でアートポタリング [美術館]

文化の日の今日は、秋晴れで汗ばむほどの陽気の中、
三角自転車を担いで「木津川アート 2023」に行っ
てきました(前回の木津川アート以来、2年ぶりの
輪行です)。
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前回と前々回が、恭仁宮跡界隈での開催だったので、
なんとなく他の場所でやるのが難しくなったのか?
と思ってましたが、8回目の今回は、“みらいとあそ
ぼ”をテーマに、テクノロジー×サイエンス×教育×
アートの融合をめざし、歴史の町から打って変わっ
て、最新の研究施設のあるJR木津駅の少し南の市
坂・梅美台・州見台地域で、アートで地域起こしみ
たいな感じの方向ではなく、企業や研究所とコラボ
すると言う新たな取り組みにチャレンジされている
感じでした。
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鋼板の切断や加工の会社“抱月工業”京都工場が、今
回の木津川アートのスタート地点。
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地図入りのパンフレットとスタンプラリーの用紙を
もらってアートめぐりのスタート。

中庭に西村怜奈さんの街を内在する小さなカワイイ
家“銀河系太陽系地球アジア日本京都府木津川市梅美
台8丁目2-3芝生広場”が建てました。
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次は、仰々しい名前の“国立研究開発法人 量子科学
技術研究開発機構 関西光量子科学研究所”の芝の上に
外礒秀紹さんの幾何学的なオブジェが並んでました。
勝手な思いですが量子科学っぽい風情です。
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“きっづ光科学館ふぉとん”には、安藤英由樹さんの
見えそうで見えないメディアアート(肉眼では確認
できましたが写真には写せませんでした)。
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吹雪大樹さんとテクマクさんの壁の無数の穴からの
のぞき見写真。
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MADD.さんのプラネタリウムでの作品上映は、時
間が合わずに見られませんでした。
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代わりと言っては何ですが、昨今流行ってるティラ
ノサウルスレースの着ぐるみ恐竜を見ることができ
ました!笑

電線やケーブルを製造する“タツタ電線”の前には、
中島和俊さんのミニマルな白い山“スクラップの上
の山”が鎮座してました(前回の白い回廊を思い出
しました)。
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“Lier 幡 離れギャラリー”には、林智子さんのテキ
スタイルと映像に音響のインスタレーションが設え
てありました。暗がりの中、透ける布に映し出され
た仄かに浮かぶ映像が幻想的でした。
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“ロート製薬 ロートリサーチビレッジ京都”の入口に
は、葛本康彰さんのステンドグラスの様な幾何学な
彫刻が秋の日差しに輝いていました。
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“州見台公園”の小高い丘に描いた服部正志さんと小
学生のワークショップ作品が微かに残ってました。
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“旧ボタン工場(辻岡釦工場)”には、昨年の瀬戸芸
高見島で見て印象に残っていると言うか忘れられな
いインパクトの山下茜里さんの目玉がびっしり!
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それと児玉幸子さんのメディアアートとインスタレ
ーションが設えてありました。
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第2工場に笹岡敬さん水のインスタレーションと光
りながら飛び回る虫の様なインスタレーションが展
示されてました。
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同じく“旧小尾邸”にも山下茜里さんのキモカワイイ
オブジェと赤い目玉の敷物“Re:mind”が、うごめく
ような風情で敷かれてます。
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階段を上った“幣羅坂神社”の境内にも笹岡敬さんの
檻の中で輝くインスタレーションが設置。
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“念贅山地蔵院十輪寺”の枯山水の庭には、黒川徹さ
んの“輪”と言うオブジェが点在してました。
砂紋の海に浮かぶ島のような作品が、元からそこに
在ったかのように静かに佇んでいました。
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“上人ヶ平遺跡公園”では、奥中章人さんの秋の日差
しに輝くバルーンが浮き上がり(バルーンの中の空
気が太陽の光で熱せられ外気温から10℃差がつく
と浮くと言う仕掛けだそうです。)、周りの丸いウ
ォーターベッドでは、子供たちが楽しそうに揺れて
ました。近未来ののどかさって感じです。
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最後は、“ガーデンモール木津川1F セントラルコー
ト”のステージに池口友理さんの絵画作品。自動販
売機やスーパーの棚がポップに描かれてました。
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スタンプラリーもコンプリートして、缶バッジをい
ただきました。
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今年も楽しい一日を過ごすことができました。関係
者の皆様、ありがとうございました。

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秋の北加賀屋のアート倉庫めぐり [美術館]

秋晴れの土曜日。今日は、秋に恒例になってる
北加賀屋にあるアート倉庫の無料見学に行って
きました。

先ずは、MASK(MEGA ART STORAGE KITA
KAGAYA)で開催している「MASK Open Sto
rage 2023 -拡張する収蔵庫- 持田敦子 拓く
2019-2023」を拝見。
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持田敦子さんの作品である倉庫入口の白い巨大
な回転扉“拓く”を押して倉庫の中へ。
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ちょうど、モデレーターとして木ノ下智恵子さ
んが仕切りながら、今回の主役である持田敦子
さんと金氏徹平さんにやなぎみわさんのトーク
イベントをやってました。
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トークイベントを横目に見ながら、持田敦子さ
んの階段の他、宇治野宗輝さん、金氏徹平さん、
久保田弘成さん、名和晃平さん、やなぎみわさ
ん、ヤノベケンジさんの作品を眺めさせてもら
いました。

次は、若手のアーティストさん達の制作スペー
ス兼倉庫のSSK(Super Studio Kitakagaya)
の「Open Studio 2023 Autumn」を覗いてみ
ました。
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泉拓郎さん、大﨑のぶゆきさん、大槻智央さん、
香川裕樹さん、カール・カストロさん、河野愛
さん、佐々木愛さん、品川美香さん、下寺孝典
さん、髙野千聖さん、谷原菜摘子さん、野原万
里絵さん、林勇気さん、冬木遼太郎さん、山本
正大さん、葭村太一さんの作業スペースや作業
部屋をちらっと覗く感じでした。
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が、作品を制作してるアーティストさんがいた
りで、けっこう面白いです。

最後は、無料ではないですが、モリムラ@ミュ
ージアムで開催している「TAKE5-モリムラ@
ミュージアム開館5周年記念」を拝見。
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展示室に上る階段ではジャズの名曲“TAKE5”が
流れてました。
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5周年と言う事で、5年間に開催した8回の企画
展の作品から森村さんが選んだ21点の作品が企
画展の概要と共に展示してありました。
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他に、映像作品や森村さんが撮影したプライベ
ートフォト(Mフォト)といった作品も飾って
あって、めちゃ面白かったです。
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過去を振りかえりつつも、「フかくていなアした
をイきるライブな展覧会」としての“テイク・フ
ァイブ展”と言うコンセプトの展覧会だそうです。
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奈良の重伝建でアート [美術館]

一気に秋が深まった感じの今日は、毎年、そろそろ
終わるんじゃないかと思わせつつ、なんとなく続い
ていて、こちらもなんとなく足を運んでいる「奈良
・町家の芸術祭 はならぁと 2023」に行ってきまし
た。
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今回の“こあ”エリアは、重伝建伝統的建造物群保存
地区の宇陀松山。2015年以来の久々の訪問となり
ました。
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風情のある通りの中央に在りインフォメーションセ
ンターになっている森岡医院で、花の種が漉いてあ
る紙の入場チケット(500円)を購入(水に浸して
植えると花が咲くみたいです)。
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森岡医院は作品展示スペースにもなっていて、朝海
陽子さんの映像作品とユアサエボシの作品が展示し
てありました。
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また、森岡医院隣りの松山会館には、クローン文化
財(ミレー《種をまく人》)なるモノが飾ってあり
ました。ご案内の方にクローン文化財について詳し
く伺ったんですが、山梨県立美術館が最新の印刷と
3Dプリント技術を駆使して、油絵の質感から額縁
まで忠実に再現したものだそうで、その力の入れよ
うからレプリカではなくクローンと呼んでいるみた
いです。
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他に“棍棒のふるさと展2”と“大和当帰展”と言う展
示も開催されてました。
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それよりも全日本棍棒飛ばし選手権大会なるものが
有るみたいで、ちょっとビックリでした。

昔映画も上映されていたという喜楽座でも朝海陽子
さんの映像が流れていました。
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石景庵には、宮崎竜成さんの潮の満ち引きをビー玉
で示した板状の年間カレンダー。
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千軒舎には、70歳を過ぎて絵画を本格的に描き始め
たという丸木スマさんのパワフルな絵画。
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少し離れた報恩寺には、阿児つばささんの切株と小
屋のインスタレーション“ちきゅうのれきし”。
作品とは別ですが、裏山に和尚さん自作の滑り台が
在ったりと、ちょっと面白いお寺でした。
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風情のある路地では、イケモトタツヤさんと諸熊仁
志さんの“宇陀松山華小路”と言う花を敷き詰めるイ
ベントも行われてました。
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通りに在った老舗の和菓子屋「御菓子司 松月堂」さ
んで、きみごろもなるフワフワの和菓子をいただき
ました。
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不思議な食感と上品な甘さで、美味しかったです。

宇陀松山からの帰り、こちらも重伝建伝統的建造物
群保存地区の“さてらいと”の橿原今井エリアにも立
ち寄りました。
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今井町は重伝建に指定されて、今年で30周年だそう
です。(今井町は頻繁に訪ねてますが、良い町です)
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中町筋生活広場には、毎度おなじみの藤田千代さん
の向日葵。今年は昔描いたと言う水族館の様な魚の
油絵も飾ってありました。
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今井町景観支援センターには、六車紀子さんの生け
花。
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旧米谷家には樋田享子さんの絵画。
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阿伽陀屋若林亭には、あきらも★ろっくさんのオブ
ジェ。
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旧北町生活広場には坂野真子さんのテキスタイルと
絵画作品。
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今井まちや館には芝谷桂さんの抽象インスタレーシ
ョン、櫻井恵子の宇宙絵画、仲川勝三さんの蓄音機、
シュウさんと島岡亮次さんの赤玉ころころのインス
タレーション。
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重伝建2ヶ所でのアート散策。風情のある街とアー
トが楽しめる“はならぁと”ならではのひと時でした。

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秋晴れの六甲でアート散策 [美術館]

今年は暑い日が長かったので、ちょっと遅めになり
ましたが、本日、六甲山頂で開催されている「六甲
ミーツ・アート 芸術散歩2023 beyond」を見に行
ってきました。
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先ず、六甲ケーブル下駅には、菅原陸さんのチンパ
ンジーベンチ“となりにいてあげる”と佐俣和木さん
のスポーツ提案“Re:Think Sports”。
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山上駅には、轟木麻左臣さんのオブジェ“ピエロ、ル
ーレット”。
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展望台には、光岡 幸一さんの体感音響作品“そんなと
ころ”、カフェには赤坂侑花さんのドールハウス。
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記念碑台には、川本亮さんの“六甲の蟻塚”、五月女
かおるさんの網の牛“食事の風景”。
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こちらにも佐俣和木さんのスポーツ提案のエリアが
設置してありました。
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風の教会エリアの風の教会では、椿昇さんの空気
の彫刻“Daisy Bell”が充満していました。
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六甲山芸術劇場の野外エリアには、新山浩さん+
神戸市立科学技術高校の皆さんが“水と土の劇場”
と言う舞台を設置し、ライブが行われてました。

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客席兼傾斜の上には、佐藤圭一さんの巨大な顔
“じいちゃんの鼻の穴に宇宙があった”。

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そして横には、高田優一郎さんの小屋“交点”。
と、佐俣和木さんのスポーツ提案のエリア。
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六甲山芸術センターの各部屋には、久保田華布
☆さんの網オブジェ“記憶の残像、残像の記憶”。
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水澄さんの刺繍アニメ“Anima”。
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世界観が秀逸なめだまのわかこさんの目玉の世界
“めだまのわーるど~やっつけ女の見る悪夢~”。
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谷口優花さんの“きりとり歩き”。
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吉村衿菜さんの“水平になるところ”、水を水平に
運ぶプロジェクトだそうです。
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尾花賢一さんのナチュラルと鹿の漫画“あほなあい
つの話”。
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開発好明さんの“未来郵便局in六甲”がこちらに移転
してました。
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また、六甲ミーツ・アートのアーカイブ部屋もあり
ました。
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閉まったんだ!の旧六甲スカイヴィラには、関本幸
治さんの“1980年のアイドルのノーバン始球式”と
レトロ再生風写真。
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遠山敦さんのワークショップ作品“六甲ミーツ・バ
ード探鳥散歩2023”。
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ROKKO森の音ミュージアムには、瀬戸芸の沙弥島
でも楽しませてもらった蓮沼昌宏さんのパラパラ漫
画装置!“山のうえ、山のなか、山のむこう”。
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裏の池には、コニシユウゴ(たま製作所)さん“Mo
on Plants”が設置してあり、渡ってドームの中の水
槽も楽しめました。
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こちらにも高田優一郎さんの小屋。
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山側がかなり拡張ししていて、船井美佐さんの“森を
覗く山の穴”、三梨伸さんの“石舞台に立つドリアン
王女”、WA!moto.“MotokaWatanabe”さんの“黄色
い双眼鏡の探検”、北川太郎さん“タカラモノ”が展示
してありました。
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SIKIガーデンには、太田正明さんの大地のバイオリ
ン“棟梁の譜面を鳴らす”、伊丹豪さんの写真“ドン・
キホーテ”。
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佐俣和木さんのスポーツ提案と髙橋匡太さんのひか
りの森(夜間)。
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新池には、川俣正さんの“六甲の浮き橋とテラス”、
昨年までは岸から中央の島に設置された作品を眺め
てましたが、今年は池の真ん中まで渡れました。
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今回は、ハイキングも楽しめるトレイルエリアが新
設されてましたが、歩くのはパスで終点にあった
モリン児さんの作品“鱗玉スプートニクのある所”だ
け眺めさせてもらいました。
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六甲高山植物園では、赤坂有芽さんの壁の穴“柔ら
かな外皮”。
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癒される音が流れる古賀小由美さんの“音泉”。
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北浦和也さんの逆さ小便小僧“Picnic on Circle Ci
rcus”。
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柴田まおさんのブロッコリー“Camouflage Print”。
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こちらにも高田優一郎さんの小屋。
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黒瀧舞衣さんの生命の花の木彫“The Flower of Life”。
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加藤美紗さんの水風船“溢れる”、作家さんが剥げた
ペイントを修正してらっしゃいました。
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こちらも作家さんが、作品周辺の草刈りをしていた
鮫島弓起雄さんの等高線“山を解く”。
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長い期間の野外展示はメンテナンス作業が大切なん
ですね!
こちらにも佐俣和木さんのスポーツ提案、髙橋匡太
さんのひかりの森(夜間)。
そして、六甲山での昼ごはんは、エーデルワイスさん
でソーセージとご飯。
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なんとなくソーセージとじゃがいもの組み合わせは、
頭に浮かびますが、白ごはんとの組み合わせは中々
インパクトありました。美味しかったですが。

六甲ガーデンテラスエリアには、佐俣和木さんのスポ
ーツ提案のまとめ展示。
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神戸を見下ろす武田真佳さんのオブジェ“case”。
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ノセレーナさんの写真“ピョンコス”。
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六甲有馬ロープウェーへの道すがらには橘宣行さんの
マシーン“フライングギドラ”。
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六甲有馬ロープウェー 六甲山頂駅には、土屋さやか
さんのカワイイぬいぐるみ文字の森“ひらがなサーカ
ス”。
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わにぶちみきさんの抽象な風景“Beyond the FUKEI”。
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そして佐俣和木さんのスポーツ提案。

今回、六甲枝垂れではミーツ・アートとは別の展示が
行われてました。
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トレイルエリアや六甲山サイレンスリゾート(旧六甲
山ホテル)にも作品が飾ってあったみたいですが、時
間の都合で見られずでした。
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見てない作品も有りましたが、秋晴れの中のアートめ
ぐり、今回もめちゃ楽しかったです。

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カワイイ猫虎 [美術館]

昨日まで秋晴れだったのに、なんだか今日は朝から
曇天模様の土曜日。(夜には雨!)
曇ってたからってことでもないですが、大阪中之島
美術館に 「特別展 生誕270年 長沢芦雪 奇想の旅、
天才絵師の全貌」を見に行ってきました。
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今回、大阪初の大回顧展って感じで、円山応挙に入
門する前の作品“蛇図”から最晩年(と言っても46歳
で謎の死を遂げているので若いですが・・)の“方寸
五百羅漢図”までの作品が、前後期総入れ替えで勢ぞ
ろいするみたいです。が、和歌山串本にある古刹無
量寺所蔵の重文“龍・虎図襖”の猫のようなカワイイ
虎が大好きなので、前半に足を運んだ次第です。
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先ず第1章は、師匠である円山応挙の作品と並べる
ような形で展示がしてあり、2人の作品を見比べな
がら、応挙の系譜を受け継ぎつつも芦雪独自の世界
が確立していく様を紹介してありました。
もちろん芦雪も良かったんですが、応挙の“百兎図”
や“仔犬図”を見ると、やっぱり応挙って凄いなって
気がします。

次は、楽しみにしていた“虎図襖”に代表される紀南
で伸び伸びと描いた作品の章で、禅画のような“絵
変わり図屏風”、伸びやかな朝顔のつるが印象的な
“朝顔に蛙図襖”、大きな筆で一気に描いた弧で肉厚
な背中の量感を表現した“寒山拾得図”、どことなく
ユーモラスな表情の鶴が群がる“千羽鶴図屏風”など
など、どの作品も素晴らしかったです。

第3章は、紀南後の作品で、師匠の応挙も得意とし
た“幽魂の図”や“孔雀図”、大胆に丸い月だけを描い
た“朧月図”、ゾロゾロ連なるリアルサイズの蟻が描
かれた“蕗(ふき)図”などなどが展示してありまし
た。
順番は3章より先になってたんですが、第4章では、
同時代に活躍した伊藤若冲と曽我蕭白の作品が展示
してあり、曽我蕭白の“鷹図押絵貼屏風”の病的な緻
密さは迫力ありました。若冲の“達磨図”の赤い衣も
インパクトあって、ほぼ同時代に、同じ京都の地で、
この人たちが絵を競い合っていたかと思うとなんだ
か凄いです。
若冲と言えば、後期(11/7~)には、MIHO MUS
EUM所蔵の“象と鯨図屏風”が展示されるみたいです。

2周ほど会場内を巡りながら、じっくり長沢芦雪を
楽しませてもらいました。素晴らしかったです。

そんな中之島での昼ごはん、肥後橋に在る「ピッツ
ェリア ラ ポルタ」さんのピッツァランチ(クワト
ロフォルマッジ)をいただきました。
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4種のチーズの風味が複雑に混ざり合って、めちゃ
美味しかったです。

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宗達を堪能 [美術館]

そろそろお彼岸なのに今日も暑かったんですが、
本日は、和泉市久保惣美術館で開催が始まった
「宗達 物語の風景 源氏・伊勢・西行」展を見
に行ってきました。
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今回の展覧会の目玉は、俵屋宗達ないしは宗達
工房が手がけた源氏物語の掛け軸(元は屏風絵で
それが物語の場面ごとに切り離され“断簡”とし
て掛軸になってる)と、伊勢物語の色紙を全国か
らできるだけ集めて紹介すると言う企画で、源
氏物語が22点あまり(前後期で入れ替え有り)
、伊勢物語が25点あまり(前後期で入れ替え有
り)。ズラリと並んだ、源氏と伊勢の絵は圧巻
で、どことなくユーモラスな雰囲気とため息が
出るほどの美しさでした。
源氏の方は、もともと一つの絵だったのを断簡
にしているので、画面を建物が斜めにぶった切
るように配置されてたりするんですが、なんだ
かそれも独特の味と言うか宗達の遊び心を引き
出しているような気さえしました。
学芸員の方が取材の方に解説しているのを横耳
で聞いた感じだと、今回は数にもこだわったそ
うで、数を見ることで宗達たちがどの様な仕事
をしていたのかを捉えてもらうのも狙いだと言
う事でした。

数は少なめでしたが、西行物語の絵巻物も展示
してあり、禅画のような雰囲気も感じられるユ
ーモラスな絵でした。

宗達が絵を描き本阿弥光悦がその上に和歌を書
いた作品も10点ほど展示してあり、コロナ以降、
筆ペン臨書で書も好きになったことで、今まで
より2倍作品が楽しめるようになった気がします。
光悦の書は大胆と繊細が共存する素晴らしい書
でした。

国宝の“蓮池水禽図”と言う水墨画も展示してあ
りました。宗達に水墨画のイメージはあまり無
いですが、静けさを感じる素敵な絵でした。

個人的には、今回、これが楽しみだった“蔦の細
道図屏風”。古今東西数ある絵画の中でも最も好
きな絵のひとつです。
ちょうど目の前に置かれていたベンチに座って
ほぼ独り占め状態で、じっくり眺めさせてもら
いました。(屏風の左右を入れ替えても絵がつ
ながるデザインがされています)

今回は、珍しく図録を購入。伊勢物語の色紙が
1ページに1枚載っていて書がしっかり読めるの
で、臨書に使えればと思った次第です。
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和泉市久保惣美術館には、前々から行きたいな
と思いながら、なんとなくタイミングが合わず、
今回が初訪問でした。
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仕事でもない限り、大阪の南の方にはほとんど
行かないので、なんとなく足が向かなかったの
か?いつでも行けそうな気がして、先延ばしに
なっていたのか?は判りませんが、行ってみた
ら、めちゃ素敵な美術館でした。

美術館に向かう道すがらの昼ごはんは、天下茶
屋の商店街にある町中華「東明飯店」さんで唐
揚げ定食と餃子をいただきました。
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店内撮影禁止で料理の写真は有りませんが、甘
酢のタレのかかった唐揚げと薄皮の餃子、めち
ゃ美味しかったです。

本を買ったと言えば、展覧会とまったく関係無
いですが、京極夏彦さんの17年ぶりの百鬼夜行
シリーズの長編の新作「鵺の碑」を購入。
百鬼夜行シリーズのスピンオフ的な作品は定期
的に出ていたので、17年間も空いてると言う感
じはあまりしませんが、待ってましたって感じ
です。しかし、新刊で840ページ!分厚い!
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最近、老眼が進んで紙の本をあまり読まなくな
りましたが、頑張って紙の本を読んでみようと
思います。

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京都で東北の神様仏様 [美術館]

まだまだ暑い京都に出向いて、龍谷大学 龍谷
ミュージアムで始まった秋季特別展「みちの
く いとしい 仏たち」を見てきました。
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北東北3県(青森・秋田・岩手)の町や村のお
堂や祠、民家などで身近な信仰の対象として
大切に祀られてきた小さな仏像や神像130点
を紹介する展覧会。

展示の第1章は“ホトケとカミ”で、会場に入
ると、先ずは北海道新幹線の工事の時に出土
したと言う平安時代に作れてた仏像とも神像
ともつかない30cm弱のかろうじて祈る人型
と判る木っ端の像が出迎えてくれます。
そして、ふくよかな伝吉祥天立像やこちらも
ふくよかで凛とした顔立ちで肝っ玉母さん的
な女神像などなど。

第2章は“山と村のカミ”、メインビジュアル
にもなっている如来と男神が融合した寅さん
の様な目が小さくエラの張った首の太い山神
像、木彫が多い中で珍しい石像でマサカリと
剣を持つカワイイ山神像、こちらも何故かマ
サカリを持った役行者倚像、こちらもカワイ
イ厩猿(うまやざる)像などを紹介。

第3章は“笑みをたたえる”、丸太がそのまま
仏になった感じでニコニコ笑った観音菩薩立
像、面長の如来立像、聖徳太子とおぼしき像
数点。

第4章は“いのりのかたち 宝積寺六観音像”、
小さめの頭で10頭身くらい有りそうなモデル
のようにスリムな観音像6体、ユーモラスだ
けど独特のオーラを放っていました。

第5章は“ブイブイいわせる”、北の守り神の
多聞天と閻魔と大黒が融合し竜神を背負った
多聞天立像は漁師町で祀られ漁の前に無事を
祈って拝む仏&神だそうです。
他にどことなく可愛げのある不動明王立像や
ずんぐりとした毘沙門天立像、目が飛び出し
てビール腹っぽく前にお腹が膨れた達磨像。

第6章は“やさしくしかって”、色々な造形の
十王像のオンパレードと言うコーナーで、円
空作とおぼしき像やいつもは赤い頭巾をかぶ
っている像、ちゅこんと舌を出した閻魔様、
ユーモラスな顔出しの像の他、なまはげの様
な鬼、耳が大きく女性を引きずる鬼、火あぶ
りの刑の像など鬼形像などが飾ってありまし
た。

第7章は“大工 右衛門四良”は、青森十和田で
代々大工を務めた長坂右衛門四良が作ったと
される江戸期の仏像のコーナーで、20cm程
度の小さく煤で黒くなった地蔵17体、ずんぐ
りとして団子鼻で目ギョロリとした十王像な
どなど、ユーモラスな像でした。

最後の第8章は“かわいくて かなしくて”で、
円空の観音菩薩坐像は顔や衣などしっかり
作り込んだ像でした。円空の影響とおぼし
き頭が異常に小さな如来坐像、直線で作ら
れたミニマルな風情の如来坐像、バランス
的にちょっと頭の大きなユーモラスでカワ
イイ如来坐像(今回、いち推しの仏像)、
最後に鎮座していたゴツゴツした岩の上、
ツインテールで大きな赤ん坊を抱え印も結
んでいない子安観音坐像はインパクトあり
ました。

円空仏や木喰仏に通づる素朴でユーモラス
な像が並んでいて、心和みました。
楽しみにしていた展覧会でしたが、想像以
上に面白かったです。

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京都での昼ごはんは、龍谷ミュージアム近
くにある京風たぬきうどんで有名なうどん
屋「大阪屋」さんでカツ丼をいただきまし
た。
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名物とは言え、暑いのであんかけのうどん
はさすが辛いなと思ってカツ丼頬張りまし
た。濃いめの汁で美味しかったです。

そして京都土産、お彼岸には少し早いです
が、京都駅近くの「松屋製菓」さんの大き
なおはぎを買って帰りました。
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中のもち米も餡子も柔らかめで、箱にドン
と入ったおはぎは、しっかり甘くて美味し
い!

先月、身内が亡くなったでの、宗派は違い
ますが、美術館前の龍谷山本願寺(西本願
寺)にお参りさせてもらいました。
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南無阿弥陀仏(なもあみだぶつ)。

京都で東北の仏像を見た後は、大阪に戻っ
て、毎年楽しみにしている「紀陽銀行 pre
sents UNKNOWN ASIA 2023」を覗いて
みました。
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会場は、いつものグランフロント大阪ナレ
ッジキャピタル コングレ コンベンション
センター。
“アジアとの再会の年”と言うコンセプトの
通り、今年は、海外のアーティストさんた
ちの出展も増え、お客さんもけっこう入っ
ていて、コロナ前の賑わいが戻りつつある
なって感じで、個人出展、ギャラリー出展
合わせて約140組の作品が並んでいました。
海外の方も含め、各ブースに作家さんのい
らして、色々話も聞け楽しいひと時でした。
とは言え、作品を見るだけで買わないので、
ただの迷惑な客ではありますが・・!苦笑
邪魔しないように買いそうなお客さんのお
相手をしているブースは避け、写真OKの
ブースの一部をご紹介。
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chikako adachiさんは爪用のマニュアル
で抽象画を描いているそうで、独特の光
沢感とキラキラ感が有って面白い作品で
した。100均とかで多量にマニキュアを
買うのが大変だってことでした。
写真家の浦崎良太さんは渓流の水の流れ
の写真を撮ってらして、早朝の光の中に
幻想的な世界が現れるそうです。
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おーみんとキャンディースマイルさんは、
お父さんがワインを作ってらして(枚方
の香里園で)、13歳の娘さんのアートを
ラベルに使っているってことでした。
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UNKNOWN ASIAも9年目だそうですが、
作家さん同士の交流も盛んで、ギャラリー
さんも新しい作家さんを探している感じで、
やっぱり長く続く大きめのアートイベント
が有るのは良いですね。

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姫路でチームラボ [美術館]

ちょっと遠出?って感じで、今日は、姫路市立
美術館で開催しているチームラボさんの「無限
の連続の中の存在(前期)」を見に行ってきま
した。
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コロナ前の2019年だから4年前も姫路でし
たが、今回も姫路での展覧会です。
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最近は、全国と言うか世界各地にチームラボさ
んの常設の展示は有りますし、大阪の長居植物
園でもチームラボさんの常設の作品は見られま
す。が、美術館での展示は、関西方面ではあん
まりやらない気がします。
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作品はもちろんチームラボ!って感じですが、
琳派調の作風で生命や輪廻や無常をテーマにし
ており、エンターテイメント性よりかなりアー
トに寄せた作品のような気がしました。

会場に入ると“生命は生命の力で生きているⅡ”
と言うディスプレイ作品が飾ってありました。
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この作品は、空書(空間に字を書くチームラボ
さんの造語)で書かれた“生”と言う文字ででき
た疑似3Dの古木が琳派風の背景の中でゆっく
りと回転しながら四季の花々のうつろいを描き
出すもので、ずぅ~と見ていられる中毒性のあ
る作品でした。

次は、“Autonomous Abstraction, 宇宙から
自分の存在まで連続する現象”と言う自律抽象
画と称する作品。
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近い点同士が互いに引き込み現象を起こし、近
い点同士の明滅のリズムと色相が同調し一気に
輝くと言う現象を繰り返してる空間で、チーム
ラボさんお得意の手などの身体で絵に触ると点
が散っていく仕組みで、エントロピー増大と言
う無秩序の中に生じる刹那的な秩序を表現して
いる作品だそうです。エントロピーは増大して
いるのに、何故、生命は誕生するのか?に思い
を馳せる作品でした。

そして、“増増殖する無量の生命の森”、ひとつ
ふたつと美しい花が咲き始め、そして無数の花
々が咲き乱れ空間を覆いつくし、その花々もや
がて枯れていく。
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その無限に繰り返される生と死の循環を美しく
体現できる空間が創り出されていました。

その先には、“反転無分別 - Light in Dark”。
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こちらも空書の作品で、筆で書かれた線(文字
ではないと思うんですが・・?)が空間を縦横
無尽に駆け巡り回転しながら抽象的な世界を構
築する作品で、2次元的な書が禅寺の襖で囲ま
れた空間の様な風情を創り出していました。

最後は、“Dissipative Figures ー Human, Lig
ht in Dark”。
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無数の線が織りなす人型の作品で、福岡伸一さ
んの著作にも有った生命の動的平衡的な世界を
表現していました。猪子さん曰く、石ころは、
外界から遮断され密封された箱に入れても存在
し続けるが、生命は、閉じた箱に入れられると
存在と言うか形態を維持できない。
生命は、海に生まれる渦のようなものである。
境界を持たない生命を感じる非常に面白い作
品でした。

常設展の「近代フランス絵画 國富奎三コレクシ
ョン」もサラッと拝見しました。
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モネは“印象・日の出”で有名ですが、日の入り
と言う作品“ル・プティ=ジュヌヴィリエにて、
日の入り”も描いてたんだって感じでした。

また美術館の庭園では、中谷芙二子さんの“白
い風景―原初の地球”と言う霧の作品が展示し
てあり。
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美術館正面にあるアントワーヌ・ブールデルの
“モントーバンの戦士”と言う彫刻を囲うように
設置された噴射機より噴霧される濃厚な霧で彫
刻が包まれ、その霧が緩やかに風で庭園に広が
っていく風情が素晴らしかったです。

昨年、瀬戸芸の折に、姫路港から小豆島に渡る
道すがらとして、姫路は度々訪れていましたが、
姫路目的で訪問したのは久しぶりでした。
休日は国内外のお客さんでごった返ししている
ことでしょうが、平日はのんびりした雰囲気で
良かったです。

そんな姫路での昼ごはんは、駅ビル地下の「御
座候 担々麵 FESTA店」さんで、担々麵(ゴマ
みそ)とジャンボ餃子3本をいただきました。
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担々麵の方は、ほとんど辛さもなく非常に食べ
やすラーメンで、ジャンボ餃子の方はラム肉が
使ってあるらしく少し癖が有りますが、美味し
かったです。(姫路にも色々ご当地グルメが有
るみたいですが、最近は、この組み合わせが定
番になってます)

記事の内容と全然関係無いですが、今夜、阪神
タイガースが18年ぶりにリーグ優勝を果たしま
した。おめでとうございます。

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中之島でデジタルアート [美術館]

今日も暑かったですね。
朝、何気にインスタを見てたら“art stage OSAKA
2023”の広告が出てきて、登録したら招待メールが
送ってきたので、暑さをおして「art stage OSAKA
2023 アートで見る未来社会」を見にグランキュー
ブ大阪(大阪府立国際会議場)に行ってきました。
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ザックリ言うとデジタルアートとリアルアートの相
互補完的なテーマのアートイベントだったんですが、
展示としては、大きく3つのセクションに分けてあり、
一つは、アジア10ヶ国のアーティストの作品を展示
する「World Art Osaka」。
二つ目は、日本の現代アーティストの作品を展示す
る「Japanese Contemporary」。
そして、NFT&リアル作品を展示する「New Media」
でした。

先ず、“World Art Osaka -Paintings Now Redux
アジアの「いま」をめぐるー”は、キュレーターの遠
藤水城さんが紹介するアーティストは、タイの少数
民族出身のブスイ・アジョウさん、同じくタイ出身
のコラクリット・アルナーノンチャイさん、ミャン
マーの民主化運動での投獄の経験を基にアートを制
作するティン・リンさん、シンガポールのマハラク
シュミ・カンナパンさん、マレーシアのファディラ
・カリムさん、ラオスのホンサー・コッスワンさん、
ベトナム出身でロンドンで制作活動をしているコア
・ファムさん、インドネシアのロジト・ムルヤディ
さん、カンボジア出身で世界で活躍しているソピア
ップ・ピッチさん、インドのルチカ・ウェイソン・
シンさん、フィリピンのマリア・タニグチさんでし
た。
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アーティストさん毎に分けた展示がしてあったので、
集中して作品を眺めることができ、それぞれの国が
色々な問題を内在しつつも急激に発展しているダイ
ナミズムを感じることができました。
昔、福岡アジア美術館にちょこちょこ行ってた時は、
アジアの作家さんのアートを見る機会も有りました
が、コロナ以降すっかりご無沙汰しているので久々
にアジアの作家さんの作品をじっくり見た感じです。

次は、“Japanese Contemporary ーすべてが計算さ
れる世界でまだ祈るべきものは残されているのか?-”
キュレーターは高橋洋介さん。
出展作家さんは、たかくらかずきさん、ルー・ヤン
さん、潘逸舟さん、加茂昂さん、須賀悠介さん、Sh
ino Yanaiさん、雨宮庸介さん、鎌谷徹太郎さん、中
川陽介さん、EUGENE STUDIO、KYOTO INTERC
HANGE(金氏徹平さん・田中功起さん)。
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中でも、落合陽一さんの木彫の銀口魚(鮎)を持つ
天井から下がる木彫の手長にLEDのデジタルアート
の組み合わせが、印象的でした。
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また、床には安西剛さんの不規則に動く日用品が散
在してました。
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最後は“New Media State of the "Art"”で、NFT
ART TOKYOやXYZAなどのキュレーションチーム
が担当されていて、相場慎吾さん、アンドウトシキ
さん、古塔つみさん、潤inoueさん、上根拓馬さん、
松嶺貴幸さん、Francesco Mazziさん、MIRAIさん、
ネイネイさん、Renaさん、坂本拓也さん、エレン・
シェイドリンさん、田島享央己さん、内田亘さん、
0xDEAFBEEFさん、0xGさん、Akihiro Katoさん、
Araさん、EXCALIBURさん、exonemoさん、Kita
senju Designさん、Masaki Fujihataさん、NIINO
MIさん、PIVさん、Rhea Myersさん、Toshiさん、
A-Mashiroさん、愛☆まどんな(XYZA)さん、草野
絵美さん、安田現象さん、森洋史(XYZA)さん、
maeさん、高尾俊介さん、コムロタカヒロ(XYZA)
さん、Wabokuさん、Y_Dさんの作品がカオスな感
じに展示されてました。
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NFTアートとそれをリアルアートに再構築した作品
が並んでいて、まさにデジタルアートとリアルアー
トの相互補完って感じで面白かったです。
 
アート前の腹ごしらえは、キッチンジローさんの帆
立ミルクコロッケ。
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衣サクサクで中はトロトロ、めちゃ美味しかったです。

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恒例の西宮の絵本展 [美術館]

9月に入っても暑いですね!
そんな今日は、西宮市大谷記念美術館で開催している
「2023 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」を見
に行ってきました。
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元になっている“ボローニャ・チルドレンズ・ブック
フェア”は、今年で60回目を迎えるそうです。
5点1組のイラストと言う制約以外は、自由で誰でも
応募できる公募展で、今回は、約90ヶ国から4000を
超える応募があったそうで、その中から日本を含む27
ヶ国79組が入選され、その79組の作品が展示してあり
ました。
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とりあえず日本の方の作品。昔はちょこちょこ有った
けど、昨今は珍しい寺澤智恵子さんの銅版画の作品
“まいにちの、すてきないろいろ”、繊細で素朴な雰囲
気が漂ってました。
そしてこれも珍しい、さぶさちえさんの切り絵の作品

“いつもとちがった日”、ノスタルジックなモノクロー
ムの世界が素晴らしい。
色鮮やかなデジタルアートだけどデジタル感をあまり
感じさせないスズキトモコさん“さあ、おうちにかえ
ろう。”。
デザイン的で素材感も面白い、あお木たかこさんの
“ぼくたちのおきにいりのばしょ”。
水彩画のみずみずしさが印象的な木村友美さんの“今
日もどこかで何気なくも愛しい毎日”。
日本の5人の方々は、描く手法も違っていて面白かっ
たです。

コロナで色々制限があったころよりも、今回は、全
体的に色調も明るくなって、徐々に戻ってきたなっ
て気がしました。が、ウクライナのユリヤ・ツヴェ
リチナさんの“戦争日記”ほど直接ではないですが、
ウクライナ問題が影響している様な作品も見られま
した。
今回、一番感じたのは、ファン・ユチィン“小さな
町のものがたり”などに代表される中国の方々の大
活躍って感じで、面白いなと思うと中国や韓国の方
の作品だったりしました。

入選作以外にも、2022年にボローニャ SM出版賞
を受賞したアンドレス・ロペスさんの新作絵本の原
画のコーナーが有ったり、60周年を記念して、過
去に入選した20名のイラストレーターによる“BCB
Fの風景画と肖像画”なる作品も飾ってありました。
BCBFのロゴマークの4色(赤、オレンジ、マゼン
タ、黒)を使った印象的な展示でした。
また、特別展示として、目の不自由な方でも楽しめ
る「視る」を超えてー触って「視る」ボローニャ展
と言う、今回の受賞作から5点選んで木で立体にし
た作品も展示したコーナーもありました。

今年も素敵な作品を楽しませてもらいました。

絵本の後は、尼崎のA-LABに立ち寄って、A-LAB
Exhibition Vol.39「RE : AMA -寺町×人-」を覗
いてみました。
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この展示は、追手門学院大学社会学部社会文化デ
ザインコースの方々と近畿大学文芸学部文化デザ
イン学科の方々による尼崎リサーチプロジェクト
で、2校の学生さんたちが、尼崎の寺町界隈で取
材を行い、それを基に作品を作成・展示をすると
言うプロジェクトだそうです。

入口には、近大の方々が作成した今回のポスター
のコンペ作品が展示(最終選ばれたのは左から2番
目の藤澤江菜さんの作品)。
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階段を上がった受付前のスペースには、尼崎をイ
メージしたTシャツ、寺と町が混在するイメージ
を文字で表現したタイポグラフィ、カオスな尼崎
を表現した屋台が飾ってありました。
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一番大きな展示室には、インタビュー映像と自転
車2台が尼崎界隈を散策するストップモーション
映像が流れてました。自転車が良い感です。
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そして小部屋の階段には、尼崎をイメージしたカ
ワイイ?ぬいぐるみ“あまぐるみ”。
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廊下には尼崎を貯金箱に見立てた作品。着想が面
白い。
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尼崎外の方が感じるちょっと怖いイメージと内部
の人情味の2面性を表現した作品。
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和室には、たこ焼きが町中を逃げ回る映像が、古
いTVやプロジェクターで表現してありました。
逃げるたこ焼きがシュールで笑えます。
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私もアートを見にA-LABに行くようになって感じ
た尼崎のイメージとリンクしてて興味深い展示で
した。

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