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アートなクリスマス [美術館]

年の瀬っぽい寒さだけどスッキリと晴れていたクリ
スマスイブの今日は、クリスマスとまったく関係無
く、23日から始まった「Study:大阪関西国際芸術
祭 Vol.3」を(一部を)見に行ってきました。
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今回が、3回目となる“Study:大阪関西国際芸術祭”
ですが、2025年の万博と同時期に開催される本番
(?)に向けて、徐々に規模も大きくなって、今回
は、大阪市内18ヶ所あまりの会場でアートフェアや
作品展示、トークイベントなどが行われていました。

グランフロント大阪のアートフェアがメインのイベ
ントだと思うんですが、今回は、作品展示を楽しも
うと、沓名美和さんがキュレーションをしている
船場エクセルビルの“STREET 3.0:ストリートはど
こにあるのか”と、ICHION CONTEMPORARY B2
の“STREET 3.0:道を外した書”を覗いてきました。

先ずは、扇町にあるICHION CONTEMPORARY B2
の“STREET 3.0:道を外した書”を拝見と言うか“南
條史生と語る井上有一と書”を聴講。
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モデレーターを沓名美和さんが務め、ゲストに南條
史生さんを迎えて参加アーティスト(書道家?)の
山本尚志さん、ハシグチリンタロウさん、グウナカ
ヤマさん、日野公彦さんが登壇し、書道家井上有一
氏の話と今後の書道について、有一の書道はパンク
だ!みたいな熱いトークが繰り広げられてました。
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作品的には、やはり井上有一氏の書が印象的でした。
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特にトボトボ歩く様な風情の“貧”の字は目が釘付け
になりました!もちろん他の方々の作品も素晴らし
かったです。

そして、堺筋本町に移動して、船場エクセルビルの
“STREET 3.0:ストリートはどこにあるのか”を拝見。
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受付のある2階では、香りを読むをコンセプトに、ア
ートパフューマリー(AP)と題して、アーティスト
など15組の方々が調香した香りが、設置してありま
した。
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癖のある香りもありましたが、概ね素敵な香りでし
た。

3階では、“GRAFFITI IN OSAKA”と題して、VERY
ONEさんのグラフィティのアーカイブやインスタレ
ーションと[レジスタードトレードマーク]寫眞さんの夜の大阪の道路のインスタ
レーションが設置されていました。
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雑然としたカッコ良さみたいな、正にSTREETって
感じでした。

4階には、アラン・バーソルさんの街中にUSBメモ
リーを設置する“Dead Drops”とサイモン・ウェッ
カートさんの複数台のスマホをキャリーワゴンに積
んで歩き回る“Google Maps Hacks”の映像作品。
それとAQV-EIKKKMさんのアートの価値をデータ
化し色分けするインスタレーションが展示してあり
ました。
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デジタル情報とアートの関係性を感じる面白い作品
でした。

5階には、関連展として、石谷岳寛さん + Chim↑
Pom from Smappa!Groupさんの“Artchive of
Street”と題し、ゴミの吹き溜まりと化した道のイ
ンスタレーションと森美術館で開催された“道”の映
像の展示が行われてました。
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正に足の踏み場も無いと言う感じで、中々インパク
トのあるインスタレーションでした。


ビルの各階フロアで会田誠さんも作品を見て歩いて
らしたんですが、その会田誠さんの作品も展示して
ある6階の釜ヶ崎芸術大学エリアでは、非常階段まで
侵食した諸々の釜ヶ崎芸術大学の作品と“STREET3.
0 釜ヶ崎芸術大学 会田誠の部屋構想 だから、私は愛
したい”を眺めさせてもらいました。
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毎回ですが、釜ヶ崎芸術大学のごった煮感が凄かった
です。コーヒーまでご馳走になって、ありがとうござ
いました。


天神橋筋三丁目にある真のナポリピッツァ協会認定の
店「ピッツェリア イルソーレTEN-3」さんで赤・緑・
白のクリスマスカラーのピッツァ、マルゲリータを頬
張りました。
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釜で焼いた香ばしくってモチモチでトマトの風味豊か
なピッツァ、めちゃ美味しかったです。

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年末にアートチャリティー [美術館]

昨日の土曜日(12/16)は、+1artさんで開催し
ていたチャリティーオークション展「MUSIC」
のオークション入札最終日で、16:00~19:00
まで入札される金額を公開して(期間中、いつ
でも入札はできたんですが、最終日のオークシ
ョン本番までは、作家さんが付けたスタートの
値段と入札人数だけが表示されているのみで値
段は判らない状態)、値段を競い落札する仕組
みでした。
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昔、金額云々より、こう言うのって、やっぱり
参加しないと面白くないよ!とアドバイスをも
らったことがあったので、今年も気に入った作
品に値を付けて最終日を待ちました。
(この企画は、そもそも作品が小さいのとチャ
リティーがメインなので、お手頃価格に設定し
てあります)

当日、ギャラリー会場でリアルでもやっていた
かどうかは判りませんが、部屋で別のことをし
ながら、チラチラとネットで値段が上がってい
くのを確認してたんですが、最終日まで入札の
無かった作品にも、どんどん値が付き始め、人
気の作家さんなどは、少しづつ値が上がって、
最終的には10万円くらいになってました!

そんなこんなで、私が入札した作品は最終日に
私以上の値を付ける人が現れず、無事(?)、
作品を落札できました。
金額の一部は、途上国の女子教育を支援する基金
に寄付されます。私が落札した作品の作家さんも
まだ学生さんだったりします。頑張ってね~!

アートやオークションとは、まったく関係無い話
ですが、最近、Youtubeの飲食店の仕込み動画を
よく見てて、気になったお店があったので、北風
が吹きすさぶ中、自転車を漕いで豊里大橋近くに
ある町中華「中華料理ぐら」さんに行って、ぐら
定食をいただきました。
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七味風味のから揚げ、海老天、酢豚、オムレツ。
ボリュームたっぷりで美味しかったです。
ご飯の大盛で有名な店みたいで、昭和のアニメや
漫画の様なてんこ盛りのご飯を食べてる人もいま
した。が、私は普通盛りでも多かったです。。。

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師走の伊丹と尼崎でアート [美術館]

ぽかぽか陽気の今日は、I'M 市立伊丹ミュージアム
に牛腸茂雄さんの写真展「“生きている”ということ
の証」を見に行ってきました。
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牛腸(ごちょう)さんの写真と言えば、運動場の霧
の中で子供達が走っている写真が有名です。
が、今回、没後40年記念の全集出版を受けての回顧
展と言う事で、初期の写真集“日々”、代表作“SELF
AND OTHERS”、カラー写真“見慣れた街の中で”の
作品と未完に終わった“幼年の「時間(とき)」”6点も
含め、約200点ほどの写真と手記などの関連品が展
示してありました。
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牛腸さんは、70年代コンポラ写真の第一人者ってこ
ともあって、印象的には、ほぼ横位置の構図で子供
や家族のポートレートが多いのと、どの写真の被写
体も友人に撮ってもらってるような自然で穏やかな
表情をしていて、何よりも構図が絶品でいた。
牛腸さんは、幼少の時に大病を患い身体的にハンデ
ィキャップがあり、医者からも長くは生きられない
と言われながら(36歳で亡くなってます)、バウハ
ウスの流れをくむ桑沢デザイン研究所に入り、そこ
で写真の才能を見出され、短い期間ですが、人間を
真っ正面からとらえたような写真を撮られた方です。
特に子供の写真が素晴らしく、子供の目線と言うか
身体的に子供と目線が合うと言う事なのかもしれま
せんが、正面から写真を撮られながらも自然体で写
っている姿が、心に残りました。

展示室6でやっていた「2023伊丹国際クラフト展
ジュエリー」も覗いてみました。
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国内174名、海外19ヵ国128名、計302名の作品
965点を審査し、選ばれた入選者97名の作品が展
示してありました。
もちろん日本の方が多いんですが、台湾や韓国、
中国の方の作品も多く選ばれていて、写真が無く
って残念ですが、細密で美しい作品に目を奪われ
ました。

それと、尼崎のAーLABでやっている黒宮菜菜さんの
個展「たましいのかたち Soul Form」にも足を伸
ばしてみましたと言うか、JR尼崎駅から歩いたん
ですがけっこう遠かったです。。。
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古事記や古墳に描かれた壁画から着想して描かれた
作品は、プリミティブな雰囲気が漂っていて、なん
だか癒されました。

埴輪みたいな小さな顔のオブジェも可愛かったですし、
天岩戸の神話を題材にした袖を振る女性の絵、特に和
歌山で古墳時代の遺跡から小鳥(アジサシ)を抱いて
埋葬された少年の遺骨が出土したと言う話を題材にし
た作品は、非常に美しく心打たれました。
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ROOM3の壁に広がった“ウツシキ アヲヒトクサ”も遺
跡の壁画感が有って素晴らしかったです。
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アヲヒトクサ(青人草)と言うのは古事記に書かれて
いる人間を表す言葉だそうで、正に現世(うつしよ)
の人々と言う感じの作品でした。

伊丹での昼ごはんは、関スー内にある喫茶店「トーク」
さんで、オムライスをいただきました。
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昔ながらの喫茶店のオムライスって感じで美味しかっ
たです。

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旭区でアート展を見たのは初めてかも? [美術館]

先日、TEZUKAYAMA GALLERYさんに行った折に、
ギャラリー関係者の方が手がけたグループ展がある
旨を紹介されたってことで、今日は、山本アヤカさ
んと言う方がキュレーションを務めた「BABEL派
vol.1」を見に大阪市立芸術創造館に行ってきました。
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大阪市立芸術創造館は建物も特徴的で、たまにお邪
魔するうどん屋の蔵十さんの近くに在るので、なん
となく存在は知ってましたが、今回、初めて中に入
りました。

今回、3階の演劇の稽古場と舞台のある場所を使っ
て作品が展示してあり、舞台では、造形作家の呉本
俊松さんと山本剛さんのインスタレーション。
稽古場(リハーサル室)にはサラ・ミリオ&ソー・
ソウエンさんの映像作品、もう一つの稽古場(リハ
ーサル室)には高倉大輔さんの写真が展示してあり
ました。

ちょうど山本剛さんがいらして、是非、触りながら
見てくださいってことだたので触感も使いながらじ
っくり鑑賞させてもらいました。
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家族連れでいらしてるお客さんがいて、小さな女の
子に触っていいよと言っても、なかなか触ろうとせ
ず、恐る恐る手を出している姿になんだかほっこり
しました。

呉本俊松さんの作品は、無機的に立つ眼鏡をかけた
人物の彫刻やプロペラにのった人など、なんとも不
思議だけど、なんとなくおしゃれな雰囲気もある作
品でした。
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サラ・ミリオさんとソー・ソウエンさんはパフォー
マンスをされる方々らしく、バレエバーのある鏡張
りの部屋の雰囲気とも相まってイイ感じでした。
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作品のコンセプトが床にチョークで書いてあったん
ですが、いかんせん英語だったので・・・解読でき
ず。。。汗

高倉大輔さんは、自身も演劇の経験がある方みたい
で、写真はピエタをテーマにして、血をイメージす
る赤い服を着た同一人物がキリストとマリアを演じ
る設定になっていると言う事でした。
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デジタル合成写真なんですが、写真の裏にモデルの
立ち位置や目線などの演出を細かく指定した絵コン
テも展示してあって、舞台裏を見せてもらっている
ようで面白かったです。

どの作家さんの作品もめちゃ見応えあって、面白か
ったです。

昼ごはんは、千林商店街にある精肉店“肉工房たじ
まや”さんのイートインのコーナーで、カルビ重を
いただきました。
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正に肉三昧!って感じで、美味しかったです。

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アートな中之島線にキテミテ [美術館]

今日は、京阪電車中之島線で駅からはじまるアート
イベントと題して開催されているアートイベント
「キテミテ中之島2023」の“みんなの駅美術館”を
見に行ってきました(毎年恒例ですが、作品の前に
止まって写真を撮ってるのが、ほぼ私くらいなので、
怪しげな目で見られるのも気にせず)。
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先ず、なにわ橋駅には、お馴染みのヨシムラリエさ
んのパンツのインスタレーション。カワイイ!
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次は、大江橋駅には、坂東志保さんのエイが泳いで
いる様なインスタレーションで水族館状態。 
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また、大江橋駅改札外特設会場には、キュレーター
の方もいらして、多数の作品が飾ってありました。
坂東志保さん、石橋穂香さん、 田中愛莉さん、 枡
本裕一郎さん、 大西洸太郎さん、 人外Nさん、 小
嶋仁一さん、 涼風さん、 前川和輝さん、 柴清さん、 
田中恒子さん、れおさん、それ以外に、大阪市立豊
崎中学校家庭科部のタペストリー、 ”愛の鐘”みおつ
くしの鐘プロジェクトのワークショップ作品も飾っ
てありました。
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渡辺橋駅には、こちらもお馴染みの園川絢也さんの
トロトロのインスタレーション。 
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改札の外には、Liisaさんのイラスト、フィンバンカ
ンさんの絵画、山本竜大さんや刀禰静さんの作品が
有りました。
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改札内メイン会場的な中之島駅には、鈴木ひとみさ
んと酒井沙織さんのインスタレーションの他。
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katchanさん、馬竣成さん、影山弘樹さん、里胡翔
菜さん、 音喰ねねさん、牧田葉月さん、馬場洋介さ
ん、赤坂淳子さん、吉田美紀子さん、前田泰宏さん、
吉田真弓さん、東本憲子さん、 野村知広さん、岩岡
航路さん、フィンバンカンさんの絵画が展示してあ
りました。
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京都産業大学三条大橋プロジェクト/モザイクアート、 
園川絢也×『みんないきものがたり』作品、外には、
界隈の幼稚園や小学校とコラボした“リボンでつなぐ、
みんなの愛”の作品や キテミテ中之島×京丹後の森ア
ートキャンプ2023“BE いきものがたり”の作品も飾
ってあってほっこりする雰囲気が漂っていました。
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今年も楽しく秋のアート散策をさせてもらいました。
キュレーターの方や関係者の方には感謝です。
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そして、夏に開催された“UNKNOWN ASIA 2023”
で、注目された作品でクリスマス月の中之島ダイビ
ル本館界隈をいろどる「UNKNOWN ASIA EXTRA
2023」も拝見。
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ダイビル本館には、平面と立体が融合した谷正輝さ
ん、エネルギッシュなSkyさんの絵画、台湾のRさん
のサイバーなイラスト、ポップなタイのJeff Aphisit
さん。
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中之島ダイビルには、写真家のwally_kさん、空中建
築をテーマにした伊吹さん。
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中之島フェスティバルタワー・ウエストには、プチプ
チラッピングのANCHROMEさん、華道家の生駒敦さ
ん、点描画の文蔵さん、鈴鹿萌子さんの染色作品。
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中之島フェスティバルタワーにはatelier minoriさん
の地図。
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会場で印象に残っていた作品ばかりで、会場だと商
談とかもされているのでチラッとしか見られなかっ
たモノも、しみじみと眺めさせてもらいました。

最後は、空堀商店街にあるギャラリー”+1 art”の年
末恒例のイベント「チャリティ& オークション vol9
MUSIC 音楽」に寄ってみました。
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今回のテーマは“音楽”で、155x155x60mmの木箱
を使用したBOX作品に挑んだのは、51名のアーティ
ストさん。常連の作家さんが多いんですが、毎回、
どの方も本当に工夫をされてて、小さな作品ですが
技が凝縮している感じで、素晴らしい作品ばかりです。

フレスコ技法の抽象画はあまのしげさん、覚書のメ
モは安藤由佳子さん、ラジオの音をイメージした虹
の写真は池田啓子さん、音叉ライトは池田慎さん、
顔料の粒子にまでこだわった石橋志郎さん、不思議
なレバー?アンテナ?の井上明彦さん、音の痕跡ビ
デオテープは今井祝雄さん、ピアノ線で描いたジャ
ズ演奏は浮川秀信さん、波形アートの岡本奇太郎さ
ん、1週間無音楽活動の契約書と説明書は梶原瑞生
さん、路地の抽象画は加藤悦郎さん、日本画のあさ
りは河嶋菜々さん、鳴らないスプーン楽器は菊地和
晃さん、音符が踊る葛本康彰さん、フーガをイメー
ジした石の漆芸品は栗本夏樹さん、日本画のお肉は
監物紗羅さん、箱入りシンバルは佐古馨さん、オル
ゴールの音に反応して瞬く光は笹岡敬さん、メータ
ー音の増幅装置はシュヴァーブトムさん、木版の鍵
盤は鈴木真衣子さん、フーガをイメージした幾何学
模様の角谷恭子さん、淡い光の世界は髙畑紗依さん、
フレスコ技法の陣太鼓は田口伸子さん、不協和音の
抽象画は谷内春子さん、JPOPをイメージした粘土
は中澤ふくみさん、色のハーモニーは中島麦さん、
土木作業みたいな作品のイメージでしたが繊細な
刺繍の野村由香さん、日本画の天使は橋爪ちなつ
さん、音階の余白を詰め込んだ瓶のスノードーム
は林葵衣さん、層になった墨絵は范叔如さん、
水笛の青い鳥はひらいゆうさん、微細かつ繊細
な日本画の風景は福井悠さん、ミニマルなミュー
ジックBOXは藤本由紀夫さん、カラフルな線で可
視化された音楽は冬耳さん、裏も表も横も縦も
ベリーマキコさんの世界、粘土のホイップクリー
ムがポップでカワイイ前田あかねさん、中に絵巻
入った玉手箱は松下みどりさん(ギャラリー近く
の公園の水たまりで作品を汚して最後の仕上げを
されていたそうです)、可変する三重奏の箱は
ミコワイ・ポリンスキさん、油絵の風景は宮岡
俊夫さん、繊細なパステルの落葉は三宅佑紀さん、
不思議なキャラクターの世界は村上ルミさん、
耳鳴りをイメージしたセミの抜け殻もポップに
感じる不思議な世界は森本紀久子さん、白い大
理石の彫刻は矢作隆一さん、陶器の紙コップの
糸電話は山下裕美子さん、木彫りのカーテンは
山西杏奈さん、NFCタグが埋め込んである彫刻
は山本堪さん(ドイツで現代アートを学び、今
は高知の山奥で紙の財布を作っている作家さん
だそうで、+1のご店主が夏に高知で声をかけた
そうです)、聞こえているけど意識されない基
調音を表現した山本紗佑里さん、蜂蜜色の光と
羽の音は山本直樹さん、筆圧による波は山本雄
教さん、リズムを可視化した吉井秀文さん、ポ
ッピングをイメージした版画は六根由里香さん。
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ちょうど出展作家の佐古馨さんが入札がてらい
らしてて作品について少しお話を伺いました。
箱にピッタリ収まっている鉄のシンバルの様な
円盤は、箱のサイズに合わせてカットしたもの
ではなく、たまたまちょうど良い大きさの鉄の
円盤が有ったそうです!そんな偶然が有るんだ!

12月16日(土)16:00~19:00に最終入札が行わ
れ、最終いくらになるかは判りませんが、作家さ
んが付けたスタートの値段は、ほぼ材料費の値段
と言うか、山本直樹さんのミツバチに因んだ328
円をはじめ、どの作家さんも明らかにマイナスっ
て感じです。
オークションで販売した売上額の10%を途上国の
女子教育を支援するマララ基金に寄付されるそう
です。

去年は買えずでしたが、さてさて今回は作品を買
うことができるのか?楽しみです。

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旧京街道で紅葉とアート [美術館]

今日も爽やかに晴れた晩秋の日曜日。秋の旧京街
道で紅葉とアートめぐりって感じで、守口宿と枚
方(ひらかた)宿では秋の風情、御殿山でアート
を紅葉を楽しみました。

毎年楽しみにしている旧京街道守口宿跡の文禄堤
近くにある蓮如上人ゆかりの古刹“難宗寺”さんの
大銀杏。
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今年もきれいに色づいて、境内を覆うように黄金
の世界が広がていました。

次は、旧京街道枚方宿。枚方の方は、旧街道沿い
に昔ながらの街並みが残してあって、旧京街道の
中でも最も昔の風情を感じることができ所です。
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秋の枚方と言えば、やっぱり菊人形って感じで、
“市立枚方宿鍵屋資料館”の店先(?)にひっそり
と飾ってありました。
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綺麗ですが、なんとなく怖い!

夏はかき氷を求めるお客さんで長蛇の列ができて
いる“枚方凍氷”さん。
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久しく来ない間になんだか小洒落た感じになって
ました!そして冬は焼き芋を売ってるみたいです
(冬でもかき氷は有るみたいですが・・)。

こちらが本日の本命ですが、御殿山生涯学習美術
センターで開催してるアトリエ美術館vol.27「西
太志展 怪物の国」を見に、御殿山まで足を伸ば
しました。
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西太志さんの作品は、京都のアートフェアなどで
拝見したことは有ったんですが、個展の形でまと
めて見たのは初めてでした。
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ゴーストや怪物をテーマに絵画と陶芸で作品制作
をしてらして、不気味と言うよりユーモラスな独
特の世界観を醸し出していました。

この企画展は、地域とのつながりもテーマにして
あるので、ワークショップの作品が展示してあっ
たり、“街中アート”と題して、御殿山周辺のお店
10ヶ所に作品を展示してあるってことでした。
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が、本日、日曜日だったので、ほとんどのお店が
休みで、街中の作品を見ることはできませんでし
た。残念!

センター横にある“御殿山神社”の境内では、少し
ですが楓が葉を真っ赤に色づかせていました。
正に紅葉って感じ!
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関西で秋の紅葉と言えば京都ですが、さすがにバ
カ混みしているこの時季の京都に行く気はしない
ので、これで良しとしようって感じです。

御殿山での昼ごはんは、「手打ちうどん 団平」
さんで、カツカレーうどんをいただきました。
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豊かな香りのスパイシーなカレーうどん、柔らか
いヒレ肉のカツと少し甘めの味付けの牛肉がトッ
ピングされ、麺はモチモチで、めちゃ美味しかっ
たです。コロナ前に来て以来でした。

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晩秋の大阪ギャラリーめぐり [美術館]

気温が上がったり下がったりで妙な具合の秋ですが、
今日は、秋も深まったなって感じの秋晴れひんやり
空気の中、大阪のギャラリーの気になる展示をめぐ
ってきました。

先ずは、肥後橋にある“サードギャラリーAya”さん
の「東恩納裕一展」。
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東恩納さんは、10年ほど前に六甲ミーツ・アートで、
蛍光灯の作品を拝見したことがあったんですが、今回
は、蛍光灯の他にボーダーと覆い隠すをテーマにした
作品が、4階と2階に分けて展示してありました。
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ちょうど作家さんがいらしたんですが、よく官庁から
出される黒塗りの報告書をイメージし、黒いボーダー
の帯からマッチ売りの少女の物語が見え隠れする作品
で、黒く塗ってさも重要なように隠しているけど、中
身はたいしたこと書かれてないんじゃないのと言う意
味と、実は童話のマッチ売りの少女も今の価値観だと
虐待とも読み取れると言う二重の意味が込められてい
ると言う事でした。面白い!

そして、同じビルにある“Yoshimi Arts”さんの「Insi
ght 30”家の中で/at home”」も覗いてみました。
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上出惠悟さんのタイヤ付きの急須とカワイイ犬のレリ
ーフ、笹川治子さんの震災をテーマにした瓦礫の犬と
猫や異素材を組み合わせた電話や盗聴器など不思議な
器具、寺林武洋さんの昭和な部屋の写実絵画、レイチ
ェル・アダムスさんのインテリアアート、西山美なコ
さんの怪しげなピンクのティッシュケースが飾ってあ
りました。
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笹川さんのバラバラな素材の瓦礫を組み合わせた猫と
犬、骨格がしっかり表現できているためか、ちゃんと
猫と犬に見えるのが素晴らしかったです。
ギャラリーの方曰く、木、紙、プラスチックなどなど
素材がバラバラなので、実は接着が非常に難しいらし
く、接着剤選びをめちゃ苦労されたと言う裏話も面白
かったです。

こちらも肥後橋の大同生命ビルあるギャラリー“KOUI
CHI FINE ARTS”さんで開催している永田治子さんの
個展「その花を押延べる、そして個として対峙する」
も拝見。
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花をモチーフにして抽象と具象の間を描いたような美
しい作品でした。

そして、四つ橋線で難波の“TEZUKAYAMA GALLERY”
さんに移動して、井田大介さんの個展「SYNOPTES」
と、彫刻のグループ展「Solidaholic 固体中毒」を拝
見しました。

井田大介さんの“SYNOPTES”と言う作品は、ギリシャ
神話の百眼の巨人アルゴスパノプテスと多数が少数を
監視する世界シノプティコンを題材にした作品だそう
で、昨年、東京のビエンナーレでVRのバーチャルで
作った作品をリアルで再構成した作品だそうです。
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その時に、架空のサッカースタジアムに出現させた像
ってことで、ギャラリーの床も緑に覆われてました!
遠近感が曖昧で焦点を絞れない上に、センサーで人が
近づくと瞼を開いて目をギョロギョロするので、なん
とも不気味でした(ギャラリーの方、曰く、子連れで
きたお客さんがいて、子供がビックリして大泣きして
たってことでした)。が、素晴らしい作品でした。

彫刻のグループ展の方は、小池一馬さんが主催で同世
代の彫刻家を集めたそうで、今野健太さん、中谷ミチ
コさん、七搦綾乃さんの作品が飾ってありました。
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夏に“ART OSAKA 2023”で見て印象的だった今野健
太さんのわらじ顔。そして中谷ミチコさんの凹彫刻も
幻想的で美しかったです。

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勤労に感謝しつつ中之島の美術館へ [美術館]

ポカポカ陽気の勤労感謝の日。今日は、御堂筋では
阪神の優勝パレードが開催されていたみたいですが、
そんな人混みを横目にポタリングで、大阪中之島美
術館で開催している「テート美術館展 ターナー、印
象派から現代へ“光”」を観に行ってきました。
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別段ターナー展てことではないんですが、ターナー
コーナーを大き目に取ってあったので、やはり目に
は付きました。
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ターナーってぼんやりした絵のイメージしかなかっ
たですが、緻密に光や影を研究して試作を重ねて描
いているのが分かって、面白かったです。

間々に現代アートも置いてあって、写真不可ですが、
アニッシュ・カプーア氏の卵型の大きなオブジェ“イ
シーの光”、塗料で輝く内面の効果か?真ん中に光の
筒が浮かび上がって見えました!

次は、地獄絵図みたいな風情に火山の噴火を描いた
ジョン・マーティン。
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風景画と言えばって感じでコンスタブル、版画も多
数展示してありました。
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ラファエル前派のバーン=ジョーンズの古典的な世
界とミレイの美しい森の世界。
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そして印象派からホイッスラー、モネ、ピサロ、シ
スレー、ジョン・ブレットなどなど。ターナーから
ん流れを感じる光と色の世界が広がっていました。
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印象派と同じ空間に箱草間彌生さんの“去ってゆく
冬”。四角いガラスの箱に空いた丸い穴を覗くと自
分の顔の周りに無限のドットが広がります!美しい!
(残念ながら写真不可です)

外光ではなく室内の光を捉えたハマスホイやローゼ
ンスタイン。
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シンプルな線画のジュリアン・オピー氏の写真(?)
作品なんてのもありました。
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ネオンカラーに輝くデイヴィッド・バチェラー氏の
“ブリック・レーンのスペクトル 2”などのインスタ
レーションも美しかったです。
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バウハウスの流れから抽象表現主義に至る色と光と
構造の世界。カンディンスキー、マーク・ロスコ、
ブリジット・ライリー氏、ゲルハルト・リヒター氏
など。この辺りの作品は大好きです。
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写真不可でしたが、ジェームズ・タレル氏の“レイ
マー、ブルー” 、ダン・フレイヴィン氏の蛍光灯。
ピーター・セッジリー氏のカラーサークルなど現
代アートで捉えた光も美しかったです。
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最後は、オラファー・エリアソン氏の“黄色VS紫”
と巨大インスタレーション“星くずの素粒子”。
圧巻の美しさでした。
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古典から現代アートまで100点あまりの作品が展示
してあり、想定以上に見応えありました。
ターナーも含めて、著作権切れっぽい作品は写真も
撮れます。


2階の多目的ペースでは、小谷くるみさんを紹介
する「Osaka Directory 4 supported by RICHA
RD MILLE 小谷くるみ」展も開催されてました。
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結露した窓“21g”シリーズや錆で描いた“時間・痕
跡〈錆〉”シリーズが展示してありました。
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アートフェアなどでもよく見かける好きな作家さ
んです。

大川の桜の紅葉も秋の光に輝いて美しかったです。


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やさしいアート [美術館]

今日は、大阪市阿波座にある大阪府立江之子島文化
芸術創造センター(enoco)で開催している「ホス
ピタルアートfromギャラリー」展を見に行ってきま
した。
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HITO-IRO(ひといろ)プロジェクトが主催する企
画展で、今回で5回目になるそうです。

大阪母子医療センターや大手前整肢学園の入院患者
さんやご家族の方とアーティストがコラボして制作
した作品やガン治療などで入院されたアーティスト
さんや重い障害のあるアーティストさんが制作した
作品が展示してありました。
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展示室には、ベッドが設置してあり病室風のインス
タレーションって感じでした。が、作品は、ほんわ
か明るい雰囲気で癒されるような作品が多く、また、
作品としての完成度も高くて、めちゃ素敵な企画展
でした。

「つながるアートの病室」と題した展示室には、尾
柳佳枝さんと大阪母子医療センターの患者さんがコ
ラボしたインスタレーション“すきな ながめ”。
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主に青や緑の寒色系の色で描かれた抽象的な絵画作
品とベットがイイ感じです。

こちらも大阪母子医療センターの患者さんと井上信
太さん(2021年に脳出血で入院)が、コラボした
“めぐる葉っぱとみんなのなかま”。
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こちらは187名で描いた葉っぱが、やさしく寄り添
う作品になてました。
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それとマグネットで動く絵画も飾ってありました。

大坂赤十字病院付属大手前整肢学園(甥っ子が子ど
もの頃にお世話になっていた施設)の子供たちと、
いまふくふみよさんがコラボした温かくやさしい色
合いのテキスタイル作品“みんなのあそびと植物の
色、出会ってワクワク飛びはねた”。
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同じ部屋には、5SENSES+さんの“くうきの音色”
と言う風鈴のインスタレーションが優しい音を響
かせていました。
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もう一つの展示室では、「私のセルフケア日記/
アート編」と題して、乳がんでの治療期間に制作
した宇加治志帆さんの病室風のインスタレーショ
ンが設置されてました。
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こちらは、作家さんが直接、病と闘いながら制作
された作品なので、遊び心は有りつつも鬼気迫る
雰囲気が漂っていました。

同じ部屋には、「ZINE:セルフケア/アート編」
と題して、北東紗輝さん、TAKAさん、mi-shaさ
んの作品も展示してありました。
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面白いと言うと語弊がありますが、素敵なアート
イベントでした。

阿波座での昼ごはんは、「お好み焼き なお家 本
店」さんで、豚玉モダンをいただきました。
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表面がサクサクな感じが特徴的で、めちゃ美味し
いお好み焼きです。

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木津でアートポタリング [美術館]

文化の日の今日は、秋晴れで汗ばむほどの陽気の中、
三角自転車を担いで「木津川アート 2023」に行っ
てきました(前回の木津川アート以来、2年ぶりの
輪行です)。
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前回と前々回が、恭仁宮跡界隈での開催だったので、
なんとなく他の場所でやるのが難しくなったのか?
と思ってましたが、8回目の今回は、“みらいとあそ
ぼ”をテーマに、テクノロジー×サイエンス×教育×
アートの融合をめざし、歴史の町から打って変わっ
て、最新の研究施設のあるJR木津駅の少し南の市
坂・梅美台・州見台地域で、アートで地域起こしみ
たいな感じの方向ではなく、企業や研究所とコラボ
すると言う新たな取り組みにチャレンジされている
感じでした。
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鋼板の切断や加工の会社“抱月工業”京都工場が、今
回の木津川アートのスタート地点。
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地図入りのパンフレットとスタンプラリーの用紙を
もらってアートめぐりのスタート。

中庭に西村怜奈さんの街を内在する小さなカワイイ
家“銀河系太陽系地球アジア日本京都府木津川市梅美
台8丁目2-3芝生広場”が建てました。
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次は、仰々しい名前の“国立研究開発法人 量子科学
技術研究開発機構 関西光量子科学研究所”の芝の上に
外礒秀紹さんの幾何学的なオブジェが並んでました。
勝手な思いですが量子科学っぽい風情です。
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“きっづ光科学館ふぉとん”には、安藤英由樹さんの
見えそうで見えないメディアアート(肉眼では確認
できましたが写真には写せませんでした)。
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吹雪大樹さんとテクマクさんの壁の無数の穴からの
のぞき見写真。
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MADD.さんのプラネタリウムでの作品上映は、時
間が合わずに見られませんでした。
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代わりと言っては何ですが、昨今流行ってるティラ
ノサウルスレースの着ぐるみ恐竜を見ることができ
ました!笑

電線やケーブルを製造する“タツタ電線”の前には、
中島和俊さんのミニマルな白い山“スクラップの上
の山”が鎮座してました(前回の白い回廊を思い出
しました)。
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“Lier 幡 離れギャラリー”には、林智子さんのテキ
スタイルと映像に音響のインスタレーションが設え
てありました。暗がりの中、透ける布に映し出され
た仄かに浮かぶ映像が幻想的でした。
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“ロート製薬 ロートリサーチビレッジ京都”の入口に
は、葛本康彰さんのステンドグラスの様な幾何学な
彫刻が秋の日差しに輝いていました。
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“州見台公園”の小高い丘に描いた服部正志さんと小
学生のワークショップ作品が微かに残ってました。
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“旧ボタン工場(辻岡釦工場)”には、昨年の瀬戸芸
高見島で見て印象に残っていると言うか忘れられな
いインパクトの山下茜里さんの目玉がびっしり!
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それと児玉幸子さんのメディアアートとインスタレ
ーションが設えてありました。
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第2工場に笹岡敬さん水のインスタレーションと光
りながら飛び回る虫の様なインスタレーションが展
示されてました。
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同じく“旧小尾邸”にも山下茜里さんのキモカワイイ
オブジェと赤い目玉の敷物“Re:mind”が、うごめく
ような風情で敷かれてます。
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階段を上った“幣羅坂神社”の境内にも笹岡敬さんの
檻の中で輝くインスタレーションが設置。
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“念贅山地蔵院十輪寺”の枯山水の庭には、黒川徹さ
んの“輪”と言うオブジェが点在してました。
砂紋の海に浮かぶ島のような作品が、元からそこに
在ったかのように静かに佇んでいました。
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“上人ヶ平遺跡公園”では、奥中章人さんの秋の日差
しに輝くバルーンが浮き上がり(バルーンの中の空
気が太陽の光で熱せられ外気温から10℃差がつく
と浮くと言う仕掛けだそうです。)、周りの丸いウ
ォーターベッドでは、子供たちが楽しそうに揺れて
ました。近未来ののどかさって感じです。
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最後は、“ガーデンモール木津川1F セントラルコー
ト”のステージに池口友理さんの絵画作品。自動販
売機やスーパーの棚がポップに描かれてました。
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スタンプラリーもコンプリートして、缶バッジをい
ただきました。
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今年も楽しい一日を過ごすことができました。関係
者の皆様、ありがとうございました。

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