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爆笑から人情噺まで [落語]

冬の寒さが戻ったと言うか平年並みの寒さって
感じの三連休の初日。今日は、サンケイホール
ブリーゼに桂米紫さんの独演会「噺家生活三十
周年 桂米紫独演会」を見に行ってきました。
米紫独演会.jpg 
米紫さんの“宗論”と言う演目が、大好きなんで
すが、今回は、その“宗論”がパンフレットの予
定演目に載っていたので、足を運んだ次第です。
“宗論”は、期待通り面白かったんですが、それ
以外に米紫さんは“厩火事”と“柳田格之進”。
開口一番で桂ニ豆さんの“にわかに(庭蟹)”、
そして米紫さんの師匠の桂塩鯛さんの“試し酒”
を楽しませてもらいました。

開口一番はニ豆さんのにわかに(庭蟹)。ただ
ただダジャレを並べただけって感じの軽い噺で
すが、初めて聞いた気がします。
ニ豆さんは若いんですが、落語の世界線で生き
てる感じの話し方をする不思議キャラの噺家さ
んで、ベタな噺が絶妙にはまってました。

次は、お目当ての米紫さんの宗論は、仏壇屋の
若旦那がキリスト教にはまって、浄土真宗の親
父さんと言い争っていたが、しまいに手が出て
大喧嘩!見かねて番頭さんが仲裁すると言うか
これがオチになる噺。
宗論は、他の方のも見てるし面白かったんです
が、なぜか米紫さんの奴が好きなんですよね。

続けて、米紫さんで厩火事。一門会などで米紫
さんが宗論をやると直後の人がやり難そうにし
ているのが、今回、判ったと、ご本人が言いな
がら、街で見かけた黄色いクラゲをキクラゲと
思ってるアホなカップルと足軽ギャルの枕で一
息入れて、仲が悪いのか良いのか判らないご夫
婦の噺。
米紫さんの長屋のおかみさんの風情が良いんで
すよ。

中入り後、塩鯛さんの試し酒。米紫さんの修行
時代の話しで、無遅刻無欠勤って感じで真面目
過ぎるので、遅刻する位じゃないと落語家にむ
いてないぞと言ったら、「では水曜日は遅刻し
ます」と返されたと言うネタを枕に、大酒飲み
の奉公人が、大杯武蔵野で五升の酒が飲めるの
かと言う噺。
塩鯛さんの酔いが回っていく奉公人の風情がイ
イ感じです。いつもは時間無制限的な師匠です
が、今日はあっさり切り上げてトリの米紫さん
へって感じでした。

最後は、人情噺の柳田格之進。米紫さんの落語
は素晴らしかったんですが、この話しの柳田格
之進について、何回も聞いてる噺ですが、真面
目で堅物かもしれないけど、自分のことばかり
考えていて、娘さんを大切にしてない感じが苦
手なんですよね。仕官できたのなら自分の身な
りより、先ずは新町に身を沈めた娘さんをなん
とかしろよと思っちゃって感情移入できないん
ですよ。

落語前の昼ごはんは、「中央軒 ドーチカ店」
さんの皿うどんに金蝶ソースをたっぷりかけ
ていただきました。
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甘めの餡とスパイシーなソースが相まって美
味しい!

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