世間は雪と五輪で大騒ぎ・・! [落語]
ソチでの冬季オリンピックも始まり、関東の方では何年かぶりの積雪とやらで
大騒ぎ!大阪も夜半には雪が降っていましたが、朝には冷たい雨に変わった
本日。昼からのんびりと道楽亭昼席(二月席)を聴きに行ってきました。
今日の演目は、鯛蔵さんの“代脈”、佐ん吉さんの“桃太郎”、紅雀さんの“花
色木綿”、文之助さんの“不動坊”、団朝さんの“阿弥陀池”、雀三郎さんの“哀
愁列車”でした。
“代脈”は、まだ医師が徒弟制度だった時代の話で、大先生の代理で大家の
お嬢さんの往診に行った頼りない弟子が、大先生に言われたとおりに相手先
で振舞おうとするが・・・って噺。鯛蔵さんのうまそうに羊羹を食べる若先生の
描写がなんともイイ感じでした。
次の“桃太郎”は、お父さんが、こまっしゃくれた子供に昔話の桃太郎を聞かせ
て寝かそうとするが、逆に子供から桃太郎の話の裏にある深い教えを諭される
って噺。佐ん吉さんのこまっしゃくれた子供の様子がなんとも面白みがあって、
笑わせてもらいました。
佐ん吉さんのまくらにかぶせて紅雀さんの登場。空回りしているようなしてない
ような微妙なまくらで、紅雀ワールドに引き込まれ完全にツボに入って“花色木
綿”の話が云々より、紅雀さんがなにを言ってもおかしい!って感じに、大笑い
させてもらいました。“花色木綿”の方は、貧乏やもめが泥棒に入られ、何も取
られてないのに、大家にあれも取られたこれも取られたと嘘を並べて大騒ぎし
ていたら、隠れていた泥棒が我慢できずに飛び出してって噺です。
講釈師不動坊火焔の後家のお滝さんを嫁に迎えることになった貧乏長屋の利
吉と、嫉妬に狂う同じ長屋のやもめ3人のドタバタ騒動って噺の“不動坊”。
枝雀さんの奴が大好きなんですが、枝雀さんの流れを残しつつも文之助さん独
特の飄々とした風情があいまって、おおいに楽しませてもらいました。
中入り後は、団朝さんの“阿弥陀池”。新聞を読まない男を諭すのに血なまぐさ
い嘘の事件の話しを聞かせビックリさせたところまでは良かったが、その男が
面白がって、その話をあちらこちらでしゃべりまくったから、さぁ~!大変って噺。
団朝さんの事件描写が、妙に真に迫って面白い!
最後は、雀三郎さんの“哀愁列車(小佐田定雄さん作の新作落語)”。最近、雀
三郎さんの古典ばかり聴いていたので、新作もやるんだ!って感じで聴かせて
もらいました。彼女にふられ北に向かう列車で傷心の旅に出た男と、男の座る
ボックス席の前に座る招かざる人々とのひと時の触れ合いを描いた噺。雀三郎
さんのくり出す癖の強い人物の描写が絶妙で、いゃ~!笑わせてもらいました。
冷たい雨の日でしたが、ほぼ満席で盛況な道楽亭。楽しかったです。
今回の積雪はすごかったですよ。
こんな時に東京出張にならず、良かったですね。
私はといえば、
交通機関があてにならないので、
吹雪く中を4kmも歩いてしまいました。(^_^;)
乾いた新雪だったので、すべる心配もあまりなく。。。
一夜明けて晴れた今日の方が、
歩きにくいです。
by shibu (2014-02-09 16:37)
♪shibuさん
大阪と違って東京は、ときどき雪が積もる印象ですが、今回のは、
TVの映像を見ててもエライ事になってましたね!
雪中行軍4km!ご苦労様です。天は見守ってくれましたか!(笑)
まだしばらく寒い日が続きますし、インフル!ノロ!と、いらんもんも
流行っているので、くれぐれもお気をつけ下さい。
by kengo (2014-02-09 18:41)