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師走のギャラリーめぐり [美術館]

今日から師走に入り、今年もあと1ヶ月になったのに、なん
だかあんまり寒くもならず、冬と言うより秋が続いている感
じなので、こちらも芸術の秋の続きって感じで、大阪のギャ
ラリーめぐりをしてきました。

先ずは、谷六にあるギャラリー“+1 art”さんでやっている
「なくなりそうなことば」展を拝見。
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みんぱく(国立民族学博物館)の吉岡乾さんの著書(イラスト
西淑さん)“なくなりそうな世界のことば”を題材に、54人の
作家さんが15cm四方の木箱にそれぞれ作品を制作をすると
言う企画展(木箱は同じ物をギャラリーから作家さんに渡し
て、後はご自由にって感じだったそうです)。
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この展覧会は、発展途上国の女子教育を支援するマララ基金
に寄付するチャリティオークションってことで、最初の金額
は作家さんが付けたそうですが、ギャラリーの方曰く、ほぼ
材料代や輸送費程度の金額が設定してあるってことでした。
ギャラリーの方から一点一点説明をしてもらいながら素敵な
作品をじっくり眺めさせてもらって、チャリティになるのな
らってことで、興味を惹いた山下裕美子さんの和紙を重ねて
作った玉子の様な不思議な磁器の作品に入札させてもらいま
した(最低金額のギリギリで入札したので落札はできないと
思います。が、16日に最終のオークションイベントがあるみ
たいです)。
作り方も聞いたんですが、粘土を薄く塗った紙を重ねて形を
作り、それを焼くことで紙がなくなり磁器になるってことで
した!絵付けした文字も重なりながらキレイに残ってるし、
紙が焦げた跡なんてのも無いし、ただただ不思議な焼き物で
した。
他には、色々話題の岡本光博さんの箱の中で溺れた小さな“ド
ザえもん”もありましたよ!笑

そして、今日はギャラリーめぐりって感じ、難波に移動して、
JR難波駅近くのビルにある“ギャラリーほそかわ”さんでやっ
ている林勇気さんの個展「times」を拝見。
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動画の作品ですが、YouTubeにアップされた世界最古だと言
われる映像を無数の数字に変換して紙に印刷し、それを再び
映像化した作品だそうで数字で描いた人物がぼんやりと動く
面白い作品でした。

同じビルの隣りの部屋にあるギャラリー“特定非営利活動法人
キャズ(CAS)”さんでやっている竹本博文さんの個展「PEO
PLE OF THE 18TH CENTURY」にも立ち寄ってみました。
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歌麿の美人画をモノクロの油絵で立体的に描いた作品なんで
すが、部屋にずらりと並んでいるとなんだか不思議なインス
タレーションの様な雰囲気で思わず見入ってしまいました。

これまた近いんですが、南堀江のオレンジストリートにある
“TEZUKAYAMA GALLERY”さんでやっているタムラサトル
さんの個展「Point of Contact #7」と、篠田守男さんの個
展「Tension and Compression」もめぐりました。
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タムラサトルさんは放電しながら回るインスタレーションで、
篠田守男さんは何かしらの装置の様な彫刻なんですが、どち
らも機械的な雰囲気で構造や仕掛けの方が気になってしまう
素敵な作品でした(篠田守男さんがちょうどギャラリーにい
らしてました)。

ギャラリーめぐりの昼食は、谷六にあるロシア料理の店
「カフェ ボーチカ」さんでボルシチランチ。
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パプリカのサラダにメインのボルシチと黒パン、そしてルイ
ボスティー。真っ赤なスープのボルシチはもちろん、浸して
食べるちょっと酸っぱい黒パンも美味しかったです。

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