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動楽亭リモート寄席の2日目 [落語]

まさに五月晴れって感じで爽やかに晴れ渡った本日も
昼からは、部屋に篭って「2021年初夏 動楽亭リモー
ト寄席(2日目)」を視聴。

2日目の第1部は、13:00から雀三郎さん×二豆さん。
道楽亭リモート寄席4-4.jpg 
芸歴が46年の差がある雀三郎さんと二豆さんの組み合
わせ。先ずは、二豆さんで“悋気の独楽”。芸歴50年と
言う大御所の雀三郎さんとは芸歴も年齢も大きな差が
あります。が、二豆さんはどちらかと言うとコテコテ
の上方落語の古典って感じの語りをする人なので、話
だけ聞いてるとあまり年齢の差を感じない雰囲気で楽
しませてもらいました。
次は、雀三郎さんで“はてなの茶碗”。まくらは無しで
サラリと落語に入って、どちらかと言うとこちらの方
が若手かなってなくらいに身振り手振りも大きく元気
の出るような楽しいはてなの茶碗を聞かせてもらいま
した。
落語の後は、さてさてこのお2人でどのような話をす
るんだろう?と言うトークコーナー。
コロナで仕事が無い時は、どのように過ごしているの
かと言う無難なやり取りから入ったけどすぐに話は詰
まり。けっきょく落語の稽古の話になって、二豆さん
の悋気の独楽は、枝女太師匠につけてもらい、今は千
朝師匠に狸賽を教えてもらっているそうで、体型的に
狸は合ってると言う話から、雀三郎師匠は若い頃から
貧乏長屋がぴったり合ってるとよく言われていて、今
でも豪華な食事をすると消化できなくって調子が悪く
なると言う話をしながら、終了の時間をなりました。

最後は、16:00からよね吉さんの“文七元結”。
道楽亭リモート寄席4-5.jpg 
今回、唯一前もって演目が公表されている噺で、文七
元結は、三遊亭圓朝作で江戸っ子の気質を描いた人情
噺の大ネタです。上方に移植するに際して、古地図を
見ながら場所設定をしたそうです。が、舞台設定はと
もかく気質的に大阪に合うのかと言う点に関して、ま
くらで米朝師匠のところに内弟子に入っていた時に目
の当たりにした米朝師匠の性格を引き合いに出して、
長兵衛さんみたいな人は、大阪にもいるってことで、
本編へ。
タイトルは文七元結ですが、主人公は左官の長兵衛さ
んで、大阪天満に住み、左官の腕は良いが博打にはま
って借金まみれ。娘お久が助けを求めたのは新町の廓
佐野槌。身投げをしようとしている北船場のべっ甲問
屋近江屋の手代文七とでくわすのはなにわ橋と言う設
定で、全編大阪弁の文七元結でした。
トークコーナーは無しで、持ち時間の1時間を少し超
える時間を使って、人情味豊かに文七元結をたっぷり
と聞かせてもらいました。素晴らしかったです。

次回の道楽亭リモート寄席は9月だそうなので、そち
らも楽しみです。
その頃には、ワクチン接種も進んで、コロナも落ち着
いていることを願うばかりです。

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