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三者の織り成すアートと演劇 [観劇(他)]

今日から夏季休暇ですが、刺すような暑さに遠出は避け、尼崎
にあるギャラリーA-Labで開催している中島伽耶子さん、入江
早耶さん、小林椋さんのグループ展「A-Lab Exhibition Vol.
19 気配と存在」を観に行ってきました(駅からギャラリーま
で歩いただけで溶けそうになりました)。
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アクリル板の光で室内を鋭く切り裂く瀬戸芸の高見島の作品が
印象的な中島伽耶子さんはギャラリー奥の穏やかな和室を鋭い
光で切り裂いた“風穴について”。
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消しゴムアート(多量の消しゴムの屑を粘度のようにして作品
を創る)の入江早耶さんは尼崎在住の方々や地域研究資料館や
郷土史の雑誌などから尼崎の歴史を消しゴムでつむいだ“形像十
景 尼崎”。
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キネティック アートの小林椋さんは抽象化した科学現象など
をぎこちなく動く空間を構築した“湾なヨーとフーな走”。
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かなり面白い展示で、しかも只。。なのにお客さんがいない!
気楽にひとりで作品を楽しめるのはありがたかったんですが、
ちょっとさびしい気分でした。
名古屋の方ではちょっとヘンな方向で現代アートが盛り上が
ってます。が、身近なところでも面白い展示をしているので、
足を運んでもらいたいと切に思う次第です。9月23日までや
ってます。

尼崎で面白い現代アートを観た後は、渡辺えりさんが主宰する
オフィス3〇〇の新作舞台「私の恋人」を観に兵庫県立芸術文
化センター 阪急中ホールに行ってきました。
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芥川賞作家上田岳弘さんの三島由紀夫賞の受賞作「私の恋人」
を渡辺えりさんが脚本・演出した舞台。渡辺えりさんは出演も
してらして、小日向文世さん、のん(能年玲奈)さんの3人で、
現在、過去、未来、新宿、タスマニア、満州などなど時間と空
間ばかりか夢と現、男と女、年齢の境界も越え、舞台横に陣取
ったミュージシャン三枝伸太郎さんのキーボードの生演奏に合
せて(三枝さんの方が合わせてたんでしょうが・・)3人で30
人を演じながら歌うと言うミュージカルともちょっと違う音楽
劇を楽しませてもらいました。

いきなり客席から登場した歌いたくない男小日向文世さんと歌
いたい女渡辺えりさん、漫才の様なやり取りの後、もう一人の
歌いたい女のんさんが登場(TVで見てイメージしてたより、背
が高くて顔が小さく手足が長い)。
渡辺えりさんとのんさんが双子の兄弟と言う設定などなど、め
まぐるしい展開で先の読めない摩訶不思議な舞台が繰り広げら
れました。
曲の部分でのっていいのかいけないのかが掴めず、気持ちが右
往左往した感じでした。が、面白かったです。

尼崎での昼ごはんは、「本格さぬきうどん 穂乃香」さんで肉ぶ
っかけをいただきました。
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太目の麺にちょっと濃い目の味付けのたっぷりの肉がからんで
美味しかったです。

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