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今年も西宮で絵本 [美術館]

今日でお盆休みも終わりですが、残暑きびしく相変わらず
暑いってことで、美術館で涼もうと西宮市大谷記念美術館
で始まった「2019 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」
を観に行ってきました。
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毎年楽しみにしている展覧会で、今年は、世界各国(62ヶ
国)から応募された2901点の中から選ばれた、日本人10人
を含む76人の作家さんの作品が展示してありました。
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展示室に入ると、先ずは、今年のパンフの表紙を担当した
イーゴリ・オレイニコフさんの作品、鳥に乗って空を飛ぶ
世界各国の高層建築が緻密に描かれていました。

そこから色々な国の方々の作品が展示してあったんですが、
とりあえず日本の方々の作品(別段、日本人の作品がかた
めて展示しているわけではないです)を、ご紹介。
ちとせちとせさんの熊やワニなどが画面いっぱいに描かれ
た“ごちそう”。
平佐実香(MICAO)さんの“イソップものがたり”は絵と刺
繍が融合した作品。
イケガミヨリユキさんの“石のこえ”は化石のように女の子
が石に閉じ込められています。
グラフィックな雰囲気の井上陽介さんの“ふたつのきもち”。
工藤あゆみさんの“大丈夫だよ。”は、カラフルな和紙にペ
ンで描かれていました。
まえだよしゆきさんの“カクレカクノミ”は何者かが三角形
に隠れている楽しい作品。
間中ムーチョさんは山の神か鬼が怒っている“にんげんさま
へ”。
ミヤタタカシさんの“まいごのうさぎ”は力強い線画が印象
的です。
素朴な雰囲気のたなかやすひろさんの“花は咲いている”。
消しゴムはんこで描いている鳥が可愛くって美しい東郷な
りささんの“きょうはたびびより”の10作品。

これ以外に、神話と迷路が合わさって楽しめるヤン・バイ
トリクさんの“アリアドネの糸 迷路の神話”、細密に描かれ
たチェン・ヨイカイさんの“木”、果物人間がちょっと不気
味な雰囲気のサンドロ・バッシさんの“ナショネイリアン”、
デザイン的なマエ・エルナンデスさんの“夜と蛾”、刺繍で
描かれたタイ・ユィトンさんの“プルル”はラーメンを食べ
ている風情がカワイイ、クリスティン・ロスキフテさんの
“数えてみよう”、ちょっと不気味で笑えるヴィルジニー・
プフェフェールさんの“からだを探検していよう!”、フェ
ルトで作ったミニチュア写真ホルマン・ウォンさんの“パ
パは仕事じょうず”、リ・ユンチュエン“信じる”、サンテ
ィアーゴ・ヴァルダック“ネズミ狩り”などなど、素敵な作
品が多数並んでいました。
あくまで私見ですが、台湾の作家さんが面白い作品を出し
ていたな!って感想です。

特別展示では、2018年の入選者マーシャ・チトワさんの
ワークショップが紹介されていたり、昨年、第9回ボロー
ニャSM出版賞を受賞したヴェンディ・ヴェルニッチさん
の記念絵本“動物園”の原画約20点が展示してありました。

梅田の地下もどんどん変わっていきますが、そんな中、平
成どころか昭和の風情が残る阪神梅田の改札の横にあるカ
レースタンド「カレーショップ ミンガス」に久しぶりに立
ち寄って、昼ごはんにカツカレーをいただきました。
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大阪は甘辛系やスパイスカレーなど個性的カレーがたくさ
んありますが、ここのカレーはウスターソースや福神漬が
合う、イイ意味で普通のカレーって感じで美味しいです。

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