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師走の能 [能・狂言]

雨が過ぎて、またまた冷たい風が吹き始めた日曜日。今日は、大槻能楽堂に
「第七十五期第四回 上野松颯会定期能楽会」を観に行ってきました。
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先ずは仕舞、伊原昇さんの「箙」植田叔子さんの「班女」、尾崎早苗さんの「籠
太鼓」、前田飛南子さんの「盛久」。

次は、赤井きよ子さんのお能「井筒」。伊勢物語の筒井筒を題材に、在原業平
を想う妻の霊を描いた世阿弥の創り出す恋物語。これぞ能って感じの静かな
作品なんですが、静か過ぎて過去一度も居眠りせずに、最後まで見たことがな
い作品でもあります。。今回も前半沈みました。。。とは言え、業平の形見の衣
装を身に着けて舞う後シテの美しさは絶品です。

ちょっとひと息で、善竹隆司さんと善竹忠一郎さんの狂言「舟船」で、笑わせて
もらいました。主人と太郎冠者が西宮に出かけたおりに神崎川を渡ることにな
り、太郎冠者が舟を呼ぶのに“ふな”と言ったのを主人が“ふね”と呼べととが
めるが、太郎冠者が“ふね”じゃない“ふな”だと言い張り、二人は“ふな”か“ふ
ね”かを和歌で争うと言う話。

そして、上野雄三さんと上野朝義さんの仕舞で「二人静」。なんとも迫力を感じ
る二人静でした。

最後は上野雄介さんのお能「車僧」。高僧が車に乗って嵯峨野を訪れた時、愛
宕山の大天狗が現れて、僧に行合戦を挑むが、見事に敗れて逃げ帰るという
話でした。

番組後、小寺一郎さんの米寿の舞祝言「高砂」で終演となりました。

お能前の腹ごしらえは、能楽堂近くにあるラーメン屋「中華そば うえまち」さん
で、熱々の中華そば(醤油)をすすりました。
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ほど良く魚介の風味のきいたスープがからんだツルツルのストレート麺、弾力
のあるチャーシューも美味しい!

お能の帰りに立ち寄った谷六のパン屋「Boulangerie gout」さんのパネトー
ネを購入。
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最近、クリスマスにはシュトーレンを買ってたんですが、今年は、パネトーネにし
てみました。それも小さなパネトーネ(パネトーネは大きなパンって意味がある
そうです)!(笑)
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