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大阪でもドラえもん [美術館]

今日も暑かったですね~!ってことで、美術館で涼もうと
大阪文化館・天保山で開催している「THE ドラえもん展
OSAKA 2019」を観に行ってきました。
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この展覧会、2年前に東京でも観ているんですが、その時、
けっこう面白かったので、再び足を運んでみようと思った
次第です。
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展覧会のタイトルが“ドラえもん”で、確かに内容的にも“ド
ラえもん”なんですが、ちょっと違うのはアニメや漫画で
お馴染の“ドラえもん”ではなく、日本を代表する現代アー
トのアーティスト28組が制作した“ドラえもん”と言うか
“ドラえもん”を題材にした作品が展示してあります。
(若干、勘違いも有るのかな?と思うくらい、会場内、
小さなお子さんといっしょの親子連れが多く、楽しめる
のかな?なんて少し心配しました。が、さすが子供たち
はアートとは関係無く“ドラえもん”探しを楽しんでいる
感じでした)
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会場に入ると、先ずはカラフルで楽しい村上隆さんの作
品。村上さんのキャラの中に隠れているドラえもん探し
って風情です。
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次は、蜷川実花さんでドラえもんのデート写真!なんだ
かほっこり感が漂ってます。
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福田美蘭さんのだまし絵風に仙人が集まってドラえもん
を構成する絵、イイ感じです。
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そして、東京で見て印象的だった会田誠さんのシャワー
を浴びるしずかちゃんのヌード、やっぱり面白いですね!
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Mr.さんの無重力ののびたくんの部屋は視点が定まらない
感じです。
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山口晃さんのシュールな会話を繰り広げるドラえもんと
のびたの漫画もニヤっと笑えます。
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奈良美智さんは、ジャイアンにリボンをとられたドラミ
ちゃんの絵とオブジェと下書き、17年間リボンをとられ
続けているドラミちゃんの涙を描くのが奈良さんっぽく
ってイイなって感じです。
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梅佳代さんの日常の中のドラえもんの写真&壁の落書き
も面白いです。
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コイケジュンコさんの漫画のドレスを着た森村泰昌さん
のセルフポートレート、その横には自らドラえもんにな
った森村さん。インパクトあります。
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漆作家の渡邊希さんは、フォルムのドラえもんと歪んだ
漆の板で時間旅行を表現。光の角度で見え隠れする風情
が素敵です。
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佐藤雅晴さんのドラえもんがウロウロしている映像作品、
物悲しい雰囲気でした。

シンプルな線で描いた町田久美さんのドラえもんですが、
線と色で町田さんの世界観が漂うのが凄いです。
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鴻池朋子さんは、皮をつないで描いたしずかちゃんの洞
窟の大きさと雪の中で歌う動画が印象的でした。
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しりあがり寿さんのキャラがどんどん劣化した絵になり
劣化防止スプレーで元に戻るアニメ、シュールで面白い。
子供たちにめちゃうけてました!

西尾康之さんは白いドラえもんの像にプロジェクション
マッピングで息を吹き込む作品。
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小谷元彦ざんのリアルでカッコイイドラえもん、写真は
NGですが素晴らしいです。

映画のドラえもんを題材にした作品がつづき、れなれな
(中島玲菜)さんの黒板。坂本友由さんの巨大なしずか
ちゃん。篠原愛さんの龍。山本竜基さんのタイムマシー
ン。山口英紀さんが描き伊藤航さんが紙で作ったドラえ
もんのアイテム。中里勇太さんの可愛らしいペガサスの
彫刻。シシヤマザキさんのセルフアニメ作品。近藤智美
さんの多次元世界の絵画。後藤映則さんの様々な形の光
でキャラクターが動画のように浮かび上がるオブジェ。
書家中塚翠涛さんの抽象的な屏風。
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クワクボリョウタさんはいつものように電灯列車の影絵
で幻想的な世界を創り上げていました。子供たちよりお
母さん大喜びって感じでした。
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最後は、増田セバスチャンさんのカワイイ物で埋め尽く
された巨大なドラえもん。素晴らしい!
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見覚えのある作品ばかりでしたが、やっぱり面白かった
です。

アート前の腹ごしらえは、西梅田に渡邊咖喱さんでスパ
イスとんかつカリーのピクルストッピングをいただきま
した。カラフル!
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色んな味と香りが渾然一体となって美味しい!

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三者の織り成すアートと演劇 [観劇(他)]

今日から夏季休暇ですが、刺すような暑さに遠出は避け、尼崎
にあるギャラリーA-Labで開催している中島伽耶子さん、入江
早耶さん、小林椋さんのグループ展「A-Lab Exhibition Vol.
19 気配と存在」を観に行ってきました(駅からギャラリーま
で歩いただけで溶けそうになりました)。
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アクリル板の光で室内を鋭く切り裂く瀬戸芸の高見島の作品が
印象的な中島伽耶子さんはギャラリー奥の穏やかな和室を鋭い
光で切り裂いた“風穴について”。
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消しゴムアート(多量の消しゴムの屑を粘度のようにして作品
を創る)の入江早耶さんは尼崎在住の方々や地域研究資料館や
郷土史の雑誌などから尼崎の歴史を消しゴムでつむいだ“形像十
景 尼崎”。
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キネティック アートの小林椋さんは抽象化した科学現象など
をぎこちなく動く空間を構築した“湾なヨーとフーな走”。
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かなり面白い展示で、しかも只。。なのにお客さんがいない!
気楽にひとりで作品を楽しめるのはありがたかったんですが、
ちょっとさびしい気分でした。
名古屋の方ではちょっとヘンな方向で現代アートが盛り上が
ってます。が、身近なところでも面白い展示をしているので、
足を運んでもらいたいと切に思う次第です。9月23日までや
ってます。

尼崎で面白い現代アートを観た後は、渡辺えりさんが主宰する
オフィス3〇〇の新作舞台「私の恋人」を観に兵庫県立芸術文
化センター 阪急中ホールに行ってきました。
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芥川賞作家上田岳弘さんの三島由紀夫賞の受賞作「私の恋人」
を渡辺えりさんが脚本・演出した舞台。渡辺えりさんは出演も
してらして、小日向文世さん、のん(能年玲奈)さんの3人で、
現在、過去、未来、新宿、タスマニア、満州などなど時間と空
間ばかりか夢と現、男と女、年齢の境界も越え、舞台横に陣取
ったミュージシャン三枝伸太郎さんのキーボードの生演奏に合
せて(三枝さんの方が合わせてたんでしょうが・・)3人で30
人を演じながら歌うと言うミュージカルともちょっと違う音楽
劇を楽しませてもらいました。

いきなり客席から登場した歌いたくない男小日向文世さんと歌
いたい女渡辺えりさん、漫才の様なやり取りの後、もう一人の
歌いたい女のんさんが登場(TVで見てイメージしてたより、背
が高くて顔が小さく手足が長い)。
渡辺えりさんとのんさんが双子の兄弟と言う設定などなど、め
まぐるしい展開で先の読めない摩訶不思議な舞台が繰り広げら
れました。
曲の部分でのっていいのかいけないのかが掴めず、気持ちが右
往左往した感じでした。が、面白かったです。

尼崎での昼ごはんは、「本格さぬきうどん 穂乃香」さんで肉ぶ
っかけをいただきました。
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太目の麺にちょっと濃い目の味付けのたっぷりの肉がからんで
美味しかったです。

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六本木と原宿でふるえる [美術館]

夏季休暇前の東京日帰り出張。金曜ですがすでに朝から帰省
か旅行の方々で混雑していて、お休みムード漂う新幹線で東
京へ。
せっかく東京に行ったので、是非にも見たいと思っていた大
好きな塩田千春さんの個展「塩田千春展 魂がふるえる」を見
に森美術館に行ってきました。
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塩田さんの作品は、芸術祭など色々なところで見かかるので、
好きで見に来る人も、そこそこいるだろうな~!なんて甘く
考えていましたが、チケット売り場を超えて入口の螺旋階段
のところまで行列ができていてビックリ!
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しばし並んでチケットを買って、一気に53階へ。会場に上る
エスカレータの空間に白い舟“どこへ向かって”が並んで塩田
ワールドに誘ってくれます。
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会場に入ると、儚さと危うさを感じる子供の手が支える針の
塊の様な繊細で小ぶりのブロンズの作品“手の中に”が展示し
てあり、集中して眺めることで気持ちが切り替わり、その後
の大きな作品に臨むスイッチが入る感じです。
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そして、今回の展覧会のビジュアルイメージにもなっている
舟にからんだ赤い毛糸が部屋中にうごめく“不確かな旅”。真
っ赤な世界の迫力に圧倒されます。
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展示室全体を使ったインスタレーションが印象的なんですが、
不在や死をイメージした作品を創る塩田さんの25年の活動を
振り返る展示にもなっていて、学生の時に描いたと言う抽象
画や、私が塩田さんを知るきっかけになった靴と赤い毛糸の
作品“DNAからの対話”の写真などが飾ってあって、なんとな
く懐かしさも感じることができました。
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また、美術館の中から大都会東京の風景を眺めることのでき
る部屋には、無数の小さなオブジェが赤い糸で結ばれた縁の
世界が広がってました。
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赤のイメージの次は黒と言う感じで、赤い糸が黒い糸が切り
替わる。
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次は、焼けたピアノと椅子が並ぶ空間に張り巡らされた黒い
糸が静寂を奏でる“静けさの中で”、レクイエムと言うか戦争
や死や不在を感じて心がゾワッとする作品でした。
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その奥に“時空の反射”と言う2着のドレスが黒い糸でがんじ
がらめになった作品があるんですが、半分は鏡に映っている
と解っていても、眺めれば眺めるだけ実像と虚像の区別が曖
昧になる不思議な作品でした。
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ベルリンの再開発で廃棄された無数の窓枠で壁を再構築した
“内と外”は、豊島の作品が思い出されて面白かったです。
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最後は、赤い紐で吊るされた無数の古いスーツケースが揺れ
る“集積 目的地を求めて”に見送られながら会場を後にしまし
た。

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やっぱり、塩田さんはイイですね。けっこうお客さんも多か
ったんですが、人々が気配だけの存在に変わる感じで、そこ
はかとなく孤独に浸りながら作品の中を旅することができま
した。

仕事で行った場所のすぐ横に、浮世絵を専門に展示する太田
記念美術館があって、猛暑の夏にぴったりな「異世界への誘
い 妖怪・霊界・異国」と言う展覧会をやっていたので、日差
しを避けて、しばし身も心も涼ませてもらいました。
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今回、お化けの絵ってことで、歌川国芳と月岡芳年が多数展
示してあり、歌川国芳では、“東海道五十三対 桑名 船の
り徳蔵の伝”や“木曽街道六十九次之内 妻籠 安倍保名葛葉
狐”、九尾の狐を描いた“三国妖狐図会”など。
月岡芳年の方は、いかにもという“羅城門渡辺綱鬼腕斬之図”
や“日蓮上人石和河にて鵜飼の迷魂を済度したまふ図”の他、
淡い色調で大好きな作品“新形三十六怪撰 ほたむとうろう”
や“新形三十六怪撰 皿やしき 於菊の霊”や“月百姿 源氏
夕顔巻”も目を引きました。
これ以外に葛飾北斎の遠近法浮世絵“新版浮絵 浦島龍宮入之
図”、フランスを描いた“阿蘭陀フランスカノ伽藍之図”、ロ
ードス島を描いた“羅得島湊紅毛船入津之図”、アメリカを描
いた“亜墨利加国”など、ちょっと変わった作品も飾ってあり
けっこう面白かったです。

お客さんと会う時間が急に変わって、EX予約で変更しよう
としたら帰りの新幹線の指定席がすべて満席で変更できず!
あわててもしょうがないなと思って、東京駅にある寿司屋
「築地 寿司 清」さんの江戸ちらしでゆっくり晩ごはん。
美味しかったです。
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お腹も膨れたので覚悟を決めて改札を抜け、2本後くらい
の自由席に転がり込んだら運良く座れたんですが、その後
通路まで人が溢れてえらい事になった新幹線で大阪に戻り
ました。

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生首の物語 [文楽]

暑い夜は、ひんやりするような物語を楽しもうと国立文楽
劇場に「令和元年 夏休み文楽特別公演 第部サマーレイト
ショー 国言詢音頭(くにことばくどきおんど)」を観に
行ってきました。
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今年は、年間の通しでやっている第2部忠臣蔵の五段目か
ら七段目がメインって感じでしょうが、夏の夜にゾクッと
するような話の方が面白いかなって感じで国言詢音頭を選
んでみました(10年ぶりに思い出す壮絶な殺戮シーンって
感じでした)。
この国言詢音頭は、薩摩島津家の早田八右衛門と言う侍が、
曽根崎新地で実際に起こした殺人事件を題材にしている物
語だそうで、劇中では八柴初右衛門と名前は変えてありま
すが、提灯の紋が丸に十なので言わずもがなって感じです。

先ずは、“大川の段”で浄瑠璃は睦太夫さんと清志郎さん。
大川の河川敷、店に向かう遊女菊野(清十郎さん)が、仲
居のお岸(簑一郎さん)に絵屋仁三郎(勘彌さん)宛ての
手紙を託したが、たまたま出くわした若侍をからかってい
る折に手紙を落とし、手紙の中で無茶苦茶悪口を書いてい
る八柴初右衛門(玉男さん)に読まれてしまった上に、遊
山船で初右衛門を笑い者にしている姿まで見られてしまう
(初右衛門は仁三郎の紹介で知り合った菊野に入れ揚げ、
藩の金にまで手を出している。が、菊野は仁三郎に惚れて
いて、初右衛門の方は仕事と割り切って相手をしているが
嫌っているって設定)。

次の“五人伐の段”は、織太夫さんと藤蔵さんに千歳太夫さ
んと富助さんに胡弓は清允さんで浄瑠璃。
帰国の決まった初右衛門が催した宴の席で、拾った手紙を
菊野と仁三郎にお礼の品だと言っ渡し、驚いた2人は死を
覚悟するが、初右衛門は、その場は何事も無かったように
振舞って去っていく。
ホッとした2人は酒を飲んで寝ることにしたが、仁三郎の
許婚のおみす(紋臣さん)が現れ、菊野は自分の代わりに
おみすを仁三郎が寝ている2階に上げて、自分は1階で寝
ていると、夜半に初右衛門がひき返してきて、菊野以下5
人を惨殺。
殺戮の場面が壮絶で、菊野は首を斬られ初右衛門は生首の
唇を舐め回し、切り刻んだ胴体の腹に足を突っ込んで踏み
にじると言う場面に背中がゾワゾワしました。たまたま夜
這いをしに来た悪者武助(勘介さん)の顔が真っ二つ!
仲居も胴が真っ二つ、腰から下だけが痙攣しながらしばし
立っているのが生々しい!
何故か2階で隠れていた仁三郎とおみすは難を逃れます。
最後は、本物の水を使った雨の中、傘を片手に見得を切る
初右衛門で終演でした。が、皆さん、どんよりした感じで
会場を後にしていました。

国言詢音頭では、最後に遊女を惨殺して首を斬る場面があ
るんですが、生首と言えば、まさに今やっているあべのハ
ルカス美術館の「ギュスターヴ・モロー展 サロメと宿命の
女たち」で展示してある“出現”にも、サロメが所望した洗
礼者ヨハネの生首が光り輝いているってことで、生首つな
がりで文楽の前にモロー展も覗いてみました。
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男をたぶらかす女性(ファム・ファタル)と言う視点で
神話に登場する魔性の女(?)が、多数(ヘレネ、デリ
ラ、メッサリーナ、セイレーン、レダ、エルロペ、クレ
オパトラ、ガラティア、エヴァ(イブ)などなど)展示
してあって面白かったです。まぁ~!たぶらかされた男
が暴発したのが、国言詢音頭って感じですかね!苦笑

昼ごはんは、百貨店のイタリア物産展に「SOLO PIZZA
Napoletana」さんのイートインコーナーでマルゲリータ
をいただきました。美味しかったです。
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ちょうどイートインコーナーの横でリストランテ アルポ
ルトの片岡護シェフが公開料理教室をやってらしたので、
ピッツァを頬張りながら、カッペリーニを使ったフレッ
シュトマトの冷製パスタとキノコをたっぷり入れたミー
トソースのペンネができあがるのを眺めさせてもらいま
した。
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ミートソースのペンネを作っている時、わしづかみでチ
ーズを多量に投入した瞬間に会場からオォ~!と言う驚
きの声が上がりました!なんだか見てるだけでも美味し
そうでした。(先着30名の聴講者は味見付きでしたが、
残念ながら30名には入れませんでした)。

文楽鑑賞の後は、劇場から少し歩いたところにある「福
華酒家」さんで、食事会。
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いつもの干し豆腐、水蓮、黄ニラ、空芯菜でシャキシャ
キの歯触りを味わって、大皿にドォーんと水餃子、エビ
と豚の天ぷら、酢豚、定番の焼飯とラーメン、最後はご
ま団子で〆。
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今日も美味しかったです。

チケットの手配から食事会の予約まで、すべてお任せで、
本当にありがとうございました。感謝です。

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寄席で避暑 [落語]

梅雨が明けてから猛暑つづきでげんなりって感じで、今日は、
暑さを避けて涼しく落語を聞こうと思い、動物園前の道楽亭
の昼席に行ってきました。
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今日の演目。開口一番は、弥っこさんで“真田小僧”。ませた
子供が、お母さんの秘密を教えると言って、話を小出しにし
ながらお父さんから小遣いをだまし取るって噺。

次は、二乗さんで“天狗さし”。アホな男が天狗(烏天狗)の
すき焼き屋をやろうと思い立ち、知り合いに天狗の居る場所
を聞いて、京都の鞍馬山だと教えてもらい、天狗を捕りに行
くが、間違えて奥の院のお坊さんを捕まえるって噺。

そして、しん吉さんは、次の紅雀さんがまだ来てないってこ
とで、紅雀さんが来て準備が整うまでの時間を確保する感じ
で、いくらでも話が広げられると言うお得意の鉄ちゃんネタ
で“駅名選定委員会”。大阪環状線の各駅が集まってカタカナ
のセカンドネームを付けるって噺なんですが、マキノ駅や京
セラドームの最寄り駅だと間違われる京セラ前駅なども登場
し、若干鉄分多めの私としては、楽しい新作落語でした。

夏休みのお子さんの世話でバタバタしていて、ギリギリなん
とか到着した中トリの紅雀さん、なんだか妙にハイテンショ
ンの“住吉駕籠”。前のめりの勢いで演じるベロベロの酔っぱ
らいの風情で笑わせてもらいました。

中入後は、打って変わって独特ののんびりしたテンションの
わかばさんで“野ざらし”。有名な落語ですが、私的には上方
落語としてはあまりお目にかからない噺のような気もします。
中之島に釣りに行くんだ!なんて思いながら聞かせてもらい
ました。

最後は、夏の噺って感じで塩鯛さんの“船弁慶”。気の置けな
い友達たちと舟遊びに出かけることになった男、いつも「弁
慶はん(自腹で遊ばず、いつもお供で遊びに来る人を揶揄し
た隠語)」とバカにされるので、今回、自分を弁慶と呼んだ
ら割り勘を払わないと言う約束で出かけたが・・遊んでいる
ところを奥さんに見つかって夫婦喧嘩の末に大川で船弁慶を
演じるって噺。涼しい寄席で柔らかな座椅子に包まれ、夢心
地で聞かせてもらいました。

落語前の腹ごしらえは、天王寺にある明石焼きのお店「たこ
八」さんでとん平定食。
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とん平焼きはなんとなくおかず感があるので、あんまり違和
感無くごはん&味噌汁と食べられます。美味しい!

落語の後、今使っている、今年でサポートの終わるWindows
7(更新プログラムが送りつけられるたびにどんどん遅くなって、
最近はネットを見るのもストレスな状態)のパソコンを、そろそ
ろ買い換え検討をしようかと思い立ち、日本橋の電気街で中古
パソコンを物色。
あまり食指の動くようなパソコンはなかったので、路地裏にあ
る「マドラス」さんでカツカレーを食べてそそくさと退散しま
した。
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大阪独特の甘辛のルーが美味しいカレーで、たまに食べたくな
ります。

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