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2019年総決算<観劇篇> [観劇(他)]

今年の観劇を振り返ってみて、歌舞伎が玉三郎さんの1回だけだったか
って感じでしたが、演目が阿古屋ってことで1回でも心に残る濃い1回
だったような気がします。新春の文楽の方も阿古屋だったので、Wで
印象に残りました。歌舞伎をそんなに頻繁に見ているわけではないで
すが、ナウシカとか新作にも力を入れている歌舞伎界なので、来年は
もう少し足を運べたらと思います。
他は、演劇とライブちょっとだけ多かった感じもあります。が、合計
では、そこそこ例年通りの回数でした。定番化している観劇も多いの
で、こんなものかとは思いますが、新鮮さを求めて来年はもう少し新
しい分野にも首を突っ込めたらと思います。

◆講談・浪曲3席
玉田玉秀斎・旭堂南照「パイル講談 二人会(第十二弾)」
玉田玉秀斎・旭堂南照「パイル講談 二人会(第十一弾)」
玉田玉秀斎・旭堂南照「パイル講談 二人会(第十弾)」

◆落語10席
志の輔らくご in 森ノ宮 2019
道楽亭 十月昼席
第29回 上方はなし 彦八まつり
道楽亭 八月昼席
第114回 ジャッキー7
道楽亭 五月昼席
道楽亭 四月昼席
道楽亭 三月昼席
道楽亭 二月昼席
道楽亭 一月昼席

◆文楽5席
令和元年十一月文楽公演 (第一部)
令和元年 夏休み文楽特別公演 サマーレイトショー
国立文楽劇場文楽既成者研修発表会 第19回 文楽若手会
平成三十一年 四月文楽公演(第二部)
平成三十一年 初春文楽公演(第二部)

◆歌舞伎1席
南座新開場記念 坂東玉三郎特別公演

◆能・狂言2席
山本能楽堂「とくい能 紅葉狩」
大槻能楽堂「萬狂言 大阪公演」

◆映画10本
周防正行監督「カツベン!」
タランティーノ監督「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
ミッシェル・オスロ監督「ディリリとパリの時間旅行」
北村皆雄監督「精霊の山ハヤマ」
藤井道人監督「新聞記者」
新海誠監督「天気の子」
前田哲監督「ぼくの好きな先生」
東日本大震災関連プラネタリウム番組「星よりも、遠くへ」
ブライアン・シンガー監督「ボヘミアン・ラプソディ」
中江裕司監督「盆唄」

◆観劇(その他)19席
高石ともや 年忘れコンサート2019
第31回 コール・セコインデ リサイタル
2019年満劇(満員劇場御礼座)大阪公演 オトナドリル
遊佐未森「クリスマス・コンサート2019 pianoel 大阪篇」
琉球芸能の美と心 組踊
金谷こうすけピアノコンサート Era of Empathy 2019
タテタカコ「ムジカジャポニカ13th後の祭りスペシャル」
まいぶんフェス2019 毎日文化センター会員発表会
倉持裕演出「神の子どもたちはみな踊る after the quake」
オフィス3〇〇「私の恋人」
第22回 東西四大学OB合唱連盟演奏会
佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2019「オン・ザ・タウン」
水辺のまちe-よこ逍遥2019 フラメンコ無料ライブ
ケラリーノ・サンドロヴィッチ作・演出「キネマと恋人」
満劇作・演出「家族のはなし PARTⅠ」
遊佐未森「cafe mimo Vol.19 春爛漫茶会」
つじあやの「TOUR2019 rendezvous vol.7」
タテタカコ「ムジカで冬のワンマンショウ」
第87回 関西学院グリークラブリサイタル

2019年をまとめますと、<美術館>168回、<観劇>50回の合計
218回と相成りました。今年も色々な方々のお世話になって、楽し
い1年を過ごすことができました。本当に感謝申し上げます。

最後になりましたが、ブログを読んでくださっている皆様、今年も、
ご愛顧ありがとうございました。
では、では、良いお年をお迎えくださいませ。

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2019年総決算<美術館篇> [美術館]

一年を振り返ってみて、今年は、なんと言っても瀬戸内国際芸術祭2019
って感じで、春会期から夏、秋と島々をめぐり、アートや人々とのふれ
あいを堪能させてもらいました。やっぱり瀬戸芸はイイですね。
そして、最近は出張もすっかり減って、関西以外の土地に展覧会を行く
機会もめっきり無くなりました。が、それと相反するようにギャラリー
めぐりが定番化したってこともあって、今年のアートめぐりは、諸々合
わせて168回で過去最高と相成りました。ほぼ2日に1回は展覧会を観て
る計算です!我ながらちょとビックリの回数ですした。バカですね!
どれも素晴らしい展覧会だったんですが、印象的だったのは、塩田千春
展、クリスチャン・ボルタンスキー展、ヒグチユウコ展、一遍聖絵、宮
永愛子展、江口寿史展、千住博展って感じです。
ギャラリー関係では、+1artさんの「発酵をよむ」で、会場内に置いた
瓶で実際にお酒を発酵させながらその発酵音を聞く展示がめちゃ面白か
ったです。
ギャラリーでは、ギャラリストの方や作家さんと語らいながらゆっくり
じっくり作品を鑑賞すると言う楽しみを学んだような1年でした。
ありがとうございました。来年もギャラリー巡りが増えそうな予感です。

アートエリアB1「都市の身体 クロージングセッション」
兵庫県立美術館「コレクション展 塩売りのトランク」
兵庫県立美術館「入江早耶展 純真遺跡 愛のラビリンス」
Gallery PARC「山下和也個展 私たち」
京都府京都文化博物館「みんなのミュシャ」
細見美術館「琳派展21 没後200年 中村芳中」
京都国立近代美術館「円山応挙から近代京都画壇へ」
+1art「小さいわたしたち」米子匡司パフォーマンス
ギャラリーノマル「30th-Miracle vol.5/Miracle」
MIRAIEGALLERY「帰ってきたキナキジマミマサ動物園」
UNKNOWN ASIA EXTRA ASIAN ART EXCHANGE 2019
アートコートギャラリー「松井紫朗個展 Far Too Close」
OAP彫刻の小径「坪田昌之・竹内紘三二人展 Axis」
御殿山生涯学習美術センター「うつしがたり 小出麻代展」
SANZEN-HIROBA「口と足で表現する世界の芸術家たち」
あべのハルカス美術館「ラファエル前派の軌跡展」
+1artチャリティ・オークション展「小さいわたしたち」
ギャラリー ノマル「田中朝子個展 blanc」
国立民族学博物館「アルテ・ポプラル メキシコの造形表現のいま」
大阪日本民芸館「多々納弘光の仕事」
+1art「倉貫徹・高橋功樹二人展 虹下の対話」
TEZUKAYAMA GALLERY「井田大介個展 着られた指」
TEZUKAYAMA GALLERY「M×M コレクション」
特定非営利活動法人キャズ「波-周波数」
奈良国立博物館「御即位記念 第71回 正倉院展」
学園前アートフェスタ2019 
A-Lab「山中suplexのみんなと、尼崎にいるあなた」
兵庫県立美術館「コレクション展 けんび八景」
兵庫県立美術館「コレクション展 没後80年 村上華岳」
兵庫県立美術館「八田豊展 流れに触れる」
横尾忠則現代美術館「横尾忠則現 自我自損展」
六甲ミーツ・アート 芸術散歩2019
UNKNOWN ASIA ART EXCHANGE OSAKA 2019
+1art「加藤可奈衛・田口伸子二人展 点空」
安井建築設計事務所本社ビル「吉岡千尋展 建築+アートがつくる空間」
アートエリアB1「都市の身体」
京都国立博物館「佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美」
MASK「Open Storage 2019-2020 拡張する収蔵庫」
千鳥文化「水との関係」
千鳥文化「望月梨絵・赤井佑輔二人展 MOTIF」
千鳥文化「金氏徹平 クリーミーな部屋プロジェクト」
下町芸術祭2019
KOBE 2019:TRANS-「グレゴール・シュナイダー 美術館の終焉 12の道行き」
岡山芸術交流2019「Okayama Art Summit IF THE SNAKEもし蛇が」
瀬戸内国際芸術祭2019秋会期<高見島・粟島>
瀬戸内国際芸術祭2019秋会期<本島・伊吹島>
瀬戸内国際芸術祭2019秋会期<直島>
+1art「ミコワイ・ポリンスキ、ダニエル・コニウシュ二人展 間」
大阪府立江之子島文化芸術創造センター「Exploring」
Calo Bookshop& Cafe「アミーン・ハサンザーデ=シャリーフ展」
Yoshimi Arts「上出惠悟個展 静物/Still Life」
The Third Gallery Aya「東恩納裕一・神山靖弘二人展 重なりと作用」
奈良・町家の芸術祭 はならぁと 2019<八木>
神戸メリケンパークオリエンタルホテル「神戸アートマルシェ2019」
龍谷ミュージアム「日本の素朴絵 ゆるい、かわいい、たのしい美術」
アートコートギャラリー「石塚源太個展 多相皮膜」
老松古美術祭
アートエリアB1「サラ・モリス展 サクラ」
国立民族学博物館「驚異と怪異 想像界の生きものたち」
国立国際美術館「ウィーン・モダン クリムト、シーレ世紀末への道」
国立国際美術館「ジャコメッティとⅡ」
逸翁美術館「ゴシュン 画家 呉春 池田で復活(リボーン)!」
伊丹市立美術館・工芸センター「ルート・ブリュック 蝶の軌跡」
神戸ゆかりの美術館・神戸ファッション美術館「千住博展」
泉涌寺「未景2019 御寺アート元年」
クモノス「ALL OVER THE PLACE 彼方立てれば此方が立たぬ」
阪神なんば線ミーツ・アートinあまがさき
LIXILギャラリー「クリエーションの未来 隈研吾・山口一郎・森永邦彦展」
LIXILギャラリー「中田雅巳個展 中田雅巳展-SEN-」
ポーラミュージアムアネックス「中村弘峰個展 SUMMER SPIRITS」
西宮市大谷記念美術館「2019 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」
大阪市立東洋陶磁美術館「フィンランド陶芸」
堂島リバービエンナーレ2019 
大阪市立美術館「メアリー・エインズワース 浮世絵コレクション」
一心寺「寺宝虫干し展 厭離穢土・欣求浄土 地獄と極楽の仏画展」
京都文化博物館「横山華山展」
スターバックスコーヒー京都BAL店by名和晃平SANDWICH
細見美術館「世界を変える美しい本 インド・タラブックスの挑戦」
大阪文化館・天保山「THE ドラえもん展OSAKA 2019」
森美術館「塩田千春展 魂がふるえる」
A-Lab「中島伽耶子・入江早耶・小林椋グループ展 気配と存在」
ホテルグランヴィア大阪「ART OSAKA 2019」
太田記念美術館「異世界への誘い 妖怪・霊界・異国」
瀬戸内国際芸術祭2019夏会期<大島・高松港周辺>
高松市美術館「宮永愛子個展 漕法」
瀬戸内国際芸術祭2019夏会期<女木島・男木島>
瀬戸内国際芸術祭2019夏会期<小豆島(福田、大部)>
HOME HOSTEL OSAKA「紹介したい作家達展」
ホテルグランヴィア大阪「ART OSAKA 2019」
Yoshimi Arts/Gallery Aya/SAI GALLERY「フラッシュメモリーズ」
阪急うめだギャラリー「数寄景 日本を継ぐ, 現代アートのいま」
阪急うめだアートステージ「数寄景の向」
阪急うめだ祝祭広場「NEO SEED HANKYU ART FAIR」
京都駅ビル7階東広場「成田直子写真展 みやこうつし-EYEcon-」
ギャラリーノマル「伊庭靖子個展 grain A Way of Seeing」
Note Gallery「長谷川政弘個展 浮游-間-」
神戸ゆかりの美術館「ヒグチユウコ展 CIRCUS」
西宮市大谷記念美術館「山沢栄子 私の現代What Iam doing」
セレブレーション 日本ポーランド現代美術展
京都芸術センター「京都いけばなプレゼンテーション2019」
+1art「山本雄教個展 faint noise」
駅からはじまるアートイベントキテ・ミテ中之島 2019
国立国際美術館「抽象世界 Abstractio」
国立国際美術館「ジャコメッティとⅠ」
YoshimiArts「館勝生 1997-2006」
YOD Gallery「長沢優希個展 クオリア」
+1art「池田啓子個展 light crossing 光差」
瀬戸内国際芸術祭2019春会期<豊島・犬島>
瀬戸内国際芸術祭2019春会期<小豆島(草壁、醤の郷、坂手)>
奈良国立博物館「国宝の殿堂 藤田美術館展」
奈良県立美術館「ヨルク・シュマイサー終わりなき旅」
瀬戸内国際芸術祭2019春会期<沙弥島・高松(春)>
四国村ギャラリー「猪熊弦一郎展 私の好きなもの」
京都国立博物館「国宝 一遍聖絵と時宗の名宝」
モリムラ@ミュージアム「モリメール あなたもフェルメールになれる」
大阪日本民芸館「自然布 草木で織りなす」
姫路市立美術館「チームラボ展」
明石市立文化博物館「江口寿史イラストレーション展 彼女」
アートコートギャラリー「今井祝雄個展 行為する映像」
細野ビルヂング「林勇気・SiQコラボ企画 遣り取りの行方」
TEZUKAYAMA GALLERY「加藤智大個展 Anonymous」
KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2019
KG+2019「松村和彦氏の写真展 こんなはずじゃなかった」
KG+2019 「ヤマガミユキヒロ個展 印象の遠近」
西宮市大谷記念美術館「四条派への道 呉春を中心として」
兵庫県立美術館「没後130年 河鍋暁斎」
兵庫県立美術館「2019年度コレクション展 I 境界のむこう」
パナソニックミュージアム「THE 平成 KADEN」
gekilin.「しまだそう個展 MOPPEN POPPIN' TIME」
クモノス「佐々木優奈・喜田陽菜二人展 ユウハ美覚党」
中之島香雪美術館「明恵の夢と高山寺」
+1art「山下裕美子個展 石の紙」
六道珍皇寺「早春の特別寺宝展」
ARTISTS’FAIR KYOTO 2019
ロームシアター京都「Yotta展 街にアートがPOP UP!」
大阪市立美術館「フェルメール展」
+1art「今井祝雄展(Two Heartbeats of Mine)1976年」
大阪天満宮「盆梅と刀剣展」
特定非営利活動法人キャズ「COVER IV展」
Gallery 1963「工藤玲那個展 shi-ha-ha-ha-z」
TEZUKAYAMA GALLERY「RE: FOCUS vol.4」
TEZUKAYAMA GALLERY「継ぎ接ぎ展」
西宮市立北口ギャラリー「2019 西美アカデミー展」
A-Lab「川田知志・迎英里子2人展「街と、その不確かな壁」と・。」
2018年度 京都造形芸術大学 卒業展/大学院 修了展
国立国際美術館「クリスチャン・ボルタンスキー Lifetime」
国立国際美術館「コレクション3 見えないもののイメージ」
アートコートギャラリー「The ACG Collection」
OAP彫刻の小径「ジャウマ・アミゴー・川島慶樹2人展」
+1art「発酵をよむ 藤枝守・井上明彦・稲垣智子」
Yoshimi Arts「佐藤未希個展 この顔をみたことがあるか」
SAI GALLERY「高柳恵里個展 性能、他」
The Third Gallery Aya「石川竜一個展 home work」
大阪歴史博物館「はにわ大行進 長原古墳群と長原遺跡」
神戸ファッション美術館「息を呑む繊細美 切り絵アート展」
横尾忠則現代美術館で「横尾忠則 大公開制作劇場」
リスン京都「森谷和輝個展 La forme du verre ガラスのかたち」
京都芸術センター「藝文京展 EX つなぐ」
京都府京都文化博物館「Kyoto Art forTomorrow 2019 」
兵庫県立美術館「Oh!マツリ☆ゴト 昭和・平成のヒーロー&ピーポー 」
兵庫県立美術館「類は友を呼ぶ」
A-Lab「飯川雄大個展 デコレータークラブ 配置・調整・周遊」
国立西洋美術館「ルーベンス展 バロックの誕生」
東京都美術館「ムンク展 共鳴する魂の叫び」
東京ユマニテ「T氏コレクション 青木野枝展」
東京ステーションギャラリー「吉村芳生 超絶技巧を超えてて」
京阪百貨店「岩合光昭 ねこ歩き 世界編」
京阪百貨店「新春大絵画展」

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年忘れの音楽と宴 [観劇(他)]

冬季休暇に入りのんびり起きた冬晴れの日曜日。今日は、
年末の恒例にしている高石ともやさんのコンサート「高
石ともや年忘れコンサート2019~上機嫌~」を聴きに、
サンケイホールブリーゼに行ってきました。
高石ともや.jpg
今回もけっこう前の方の席で、まじかにステージを眺め
ながら待つことしばし、高石ともやさん、バンジョーの
坂本健さん、ベースの河合徹三さん、コーラスの村尾あ
いさんが登場し、終戦直後の高石さんが幼かったころの
思い出がベースになっているという“私を待つ人がいる”、
“丘の上の校舎”、“わらぶきの屋根”を披露。歌の途中に
思い出話と解説が入って、歌っているのか語っているの
かって感じで曲は進んでいきました。コーラスの村尾さ
んが、ちょっと困った顔で、曲と語りのきっかけを探り
探り合わせているのがなんだかイイ感じでした。
そして、“どこにいればいいんだろう”と“私に人生といえ
るものがあるなら”を会場みんなで合唱し、今回のゲスト
中川五郎さん(受験生ブルースの作詞をした方)にバト
ンタッチ。
中川さんは、玄侑宗久さんの言葉を歌詞にした“運命 運
命 運命”など4曲を演奏してくれました。

後半は、弾き語りでいつものように“2019年高石ともや
10大ニュース”。今年は体調が悪くまったく練習をせず
にホノルルマラソンに参加して9時間以上かけて歩いて
完走した話などなど。
災害など厳し年だった令和元年を思って“令和元年冬が
ゆく”、太鼓の音をギターで見立てて村尾さんとの掛け
合い“八丈太鼓ばやし”、そして、やぱりこれを聞かない
と元気に今年が締めくくれないって感じで“陽気にゆこ
う”をみんなで合唱!「陽気に行こう どんなときでも 陽
気に行こう 苦しいことはわかっているのさ さぁ陽気に
行こう・・・♪」
78歳と言う高石さんに元気をもらったひと時でした。
感謝です。

そして、コンサートの後は、こちらも年末の恒例にして
いる梅田のジャズバー“パイルドライバー”さんの忘年会
に参加しました。
常連さんたちがそれぞれ珍しかったりおすすめだったり
する食材を持ち寄っての宴会。お酒のつまみ系が多いん
ですが、食事系や果物スィーツま
で色々並んでいました。
IMG_1979.JPG IMG_1980.JPG 
IMG_1985.JPG IMG_1983.JPG 
他にも色々美味しいモノがたくさん有りましたが、少し
遅れていたので、全部は写真におさめられませんでした。
ちなみに
私は、お腹が減ってたのでサンケイホールブリ
ーゼの下にあるブーランジェリー ブルディガラさんのパ
ンを買っていきました。

芸達者な常連さんたちばかりなので、忘年会と言いつつ
年に一度の発表会と言うかかくし芸大会的な雰囲気を楽
しませていただきました。
IMG_1992.JPG IMG_1996.JPG 
IMG_2003.JPG IMG_2006.JPG 
ヘルマンハープ、クラシックギター、弾き語りの洋楽な
どなど、皆さん仕事も忙しい方々なのにいつ練習してる
のやら?流石です。

今年も色々お世話になり、本当にありがとうございます。
来年もよろしくお願いします。  

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映画の映画 [映画]

今日は仕事納めの大掃除って感じで、空いている地下鉄で
ゆっくり座って出勤。ことのほか掃除が早く終わったので、
終業時間を待たずに仕事を納め、「良いお年を!」の挨拶
を交わして会社を後にし、周防正行監督の新作「カツベン
!」を見に行ってきました。
カツベン.jpg 
映画が活動写真と呼ばれ、まだ音の無かった時代。スク
リーンの横に立って映画の説明をする活動弁士(カツベ
ン)の話。劇中で弁士がしゃべるのを“説明”と表現して
いて、なんとなく違和感はありましたが、動く写真の横
でその写真の解説をしてるって感じだったのが徐々に芸
になり、その弁士に客が付くという時代のドタバタ恋愛
喜劇て感じの楽しい映画でした。

始まったばかりなので、内容は詳しくは書けませんが、
少年のころから活動弁士に憧れ、弁士の真似をばかりし
ていたが本物の弁士にはなれず、活動写真泥棒の偽弁士
に嫌気がさして逃げ出した染谷俊太郎(成田凌さん)と、
女性役も男性が演じていた初期の活動写真のころから俳
優にあこがれていた染谷の幼馴染、栗原梅子こと後に沢
井松子(黒島結菜さん)のキャラメル味の淡い恋愛模様
を軸に、映画館靑木館のご主人(竹中直人さん)と女将
さん(渡辺えりさん)と、隣町の新興映画館タチバナ館
の主人(小日向文世さん)と娘(井上真央さん)との覇
権争い、そこに染谷があこがれていた弁士山岡秋聲(永
瀬正敏さん)や人気弁士茂木貴之(高良健吾さん)など
癖の強い弁士や楽士や映写技師が絡んだ上に、活動写真
泥棒と染谷を追いかける刑事木村(竹野内豊さん)も参
戦。最初から最後まで古く良きドタバタ映画な感じの2時
間ちょっと、あッと言う間のひと時でした。
面白かったです。

ストーリーとは別に、映画監督の牧野省三(山本耕史さん)
の撮影風景があったり、二川文太郎(池松壮亮さん)も登
場したり、映画の中でモノクロのサイレント映画がたくさ
ん流れるんですが、古い映像も使いつつ、昔の雰囲気で取
り直したモノもあったりと映画愛があふれたような映画で
した。

最後は、奥田民生さんの「カツベン節」!活動写真時代の
タイトルや役者のあだ名を織り交ぜて、カツベンはギッチ
ョンチョンでパイノパイノパイ・・・と明るく軽く楽しい
エンディングでした。

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せいこうさんのトーク最高! [美術館]

曇天模様で昼過ぎから雨が降りだした本日は、京阪電車の
なにわ橋駅にあるアートエリアB1で開催していた鉄道芸
術祭vol.9“都市の身体”のクロージング・トークセッショ
ン「いとうせいこうとめぐる都市の身体」を聴きに行って
きました。
IMG_1943.JPG 
この展示自体は秋に見てたんですが、いとうせいこうさん
がどんな切り口で、この展覧会を語るのかを聞きたくて足
を運んだ次第です。

受付の少し前に会場に行って再度作品を見ていたら、ちょ
うどいとうせいこうさんが主催者の方々や作家さんから作
品の解説を聞いているところに遭遇。
IMG_1951.JPG 
そうこうしている内に受付が開始され、適当に椅子に陣取
って、三々五々作品を見たりのんびり座っていたりでトー
クセッション開始までの時間つぶすことしばし。
時間になって、いとうせいこうさんと今回展示している作
家の武田晋一さんと小沢裕子さん、それに主催者の木ノ下
智恵子さん、久保田テツさん、塚原悠也さんが登壇し、軽
いあいさつの後、前半は作品を見なが作家さんが作品を解
説し、隣でいとうさんが突っ込みを入れながら深堀りして
いくような感じで進みました。

後半は、席に戻ってスライドで作家さんの過去の作品も見
ながら、いとうさんが作家さん自身についてさらに深堀る
すると言う流れ。
先ずは、武田晋一さん。今回の作品もそうですが、とにか
く展示会場まで作品を自分で背負って運ぶと言う行為も含
めて作品になっているってことで、木の箱みたいなモノを
背負って運んでいる写真とそれを広げた写真が続き、いと
うさんも段々面白くなってきて突っ込みを入れると、武田
さんは自己表現として作品は制作しつつも、大前提として
公共交通機関で運ぶてことにこだわっているために、車内
や機内に持ち込めるサイズの制約の中に収めるため、大き
な物は入れ子構造などを駆使していたり、かなり面白い人
だということが浮き彫りになってました。
IMG_1946.JPG 
また、武田さんは、運ぶと言うこだわりから、植物(特に
雑草)の移動について考える作品も作っていて、同じく植
物好きのいとうさん曰く、動物の視点で見て、個体とおぼ
しき物が動かないから植物は動かないと思ってるけど、種
(クローン)と言う単位で考えたら距離どころか時間をも
超えて移動をしているし、最新の研究では、根がタップ音
を出したり、危険が迫ると香りを出すなどしてコミュニケ
ーションをとっている可能性があることも分かってきてい
るなど、興味深い話も聞けました。(運びネタで、いとう
さんがみうらじゅんさんと中国に行った時、ゴム蛇を集め
ているみうらさんが大きな木彫りの蛇を買って飛行機に持
ち込もうとしたら止められた話なども聞かせてくれました)

次は小沢裕子さん。小沢さんの作品は浪曲石松三十石船道
中を5ヶ国の方々が耳コピで伝言ゲームをする映像作品と、
文楽に触発されて作ったと言う、日本語の話せない外国の
方2人のバックに日本語教室の先生が付いて、先生の言う
通りの日本語を耳で聞いた通りにしゃべって会話をすると
いう映像作品。また、学生の時に作った作品は、ネットや
などから無作為に取ってきたセリフを、小沢さん本人の口
パク映像にのせると言うもの。
IMG_1944.JPG 
日ごろ、自分の意思で言葉をしゃべって生きていると思っ
ているけど、今、口から出た言葉は過去に誰かがしゃべっ
た言葉を再生しているだけではないか?言葉を人から離し
たらどうあるのか?なのが残るのか?と言うテーマで制作
をしていて、原点として、痛みを言葉で言い表すことが難
しく、なんとか言葉で表現ができないかと言う想いから言
葉にこだわっているそうです。
いとうさんも言葉の人なので、この辺りは非常に共感して
いるようで、いとうさん曰く、言葉の前に歌があり、そこ
からメロディが外れて言葉になったと思っていて、単語と
単語をつなぐ音みたいなものを探るために、音に感情をの
せる芸能として大阪まで浄瑠璃を習いに来ているそうです
(文楽の解説もしてくれて、三味線や太夫や人形が無理に
合わせようとするのは格好悪いので微妙にずらして、それ
ぞれ自由にやりながらもここぞというところでピタッと合
う格好良さと心地良さが、見どころ聞きどころって感じで
伝えてくれてました)。
最近は能にもはまっていて、安田登さんに謡を習っている
そうで、能の解説もしてくれ、能の謡もけっこう個々ばら
ばらで自由な音で歌っているけど、それが合わさった時に
個々を離れた得も言われぬメロディが生まれるそうです。

言葉にならないアーティストさんの想いや無意識にやって
いることを絶妙に引き出して言語化しつつ、笑いも交えた
例え話で聴衆にわかりやすく伝えるながらも、話を高次元
に持っていく、いとうせいこうさんのトークは圧巻でした。
みうらさんとのエピソードも端々に交えて、めちゃくちゃ
面白いトークセッション。2時間ほどでしたが、あっと言
う間の楽しいひと時でした。
私の今年のアートめぐりの締めくくりにもふさわしいクロ
ージング・トークセッションでした。
ありがとうございました。

トークセッション前の腹ごしらえは、西天満にある洋食屋
「ちーず亭」さんでビフカツをいただきました。
IMG_1938.JPG IMG_1937.JPG 
深みはあるけどあっさりした味付けで美味しかったです。

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消しゴムの仏様 [美術館]

曇天模様ですっきりしない冬空の今日は、気になっていな
がらギリギリになってしまいましたが、兵庫県立美術館の
注目作家紹介プログラム10で開催している「入江早耶展
純真(ロマンス)遺跡 愛のラビリンス」を観に行ってきま
した。
IMG_1835.JPG IMG_1837.JPG 
美術館のある御影の処女塚古墳と東求処女塚古墳と西求処
女塚古墳にまつわる菟原処女の伝説を題材にしたインスタ
レーション。
IMG_1844.JPG IMG_1878.JPG 
1300年続いた菟原処女をめぐる2人の男性菟原壮士と茅渟
壮士の争いに、菟原処女が参戦しテレビゲームで2人を負か
して戦いが円満内に終わり、3人とも成仏すると言う物語。
入江さんは、パッケージの箱や印刷物の模様や絵を消しゴ
ムで消して、そのカスでオブジェを作る作家さんで、物語
の最後に見事な三尊像(女性は円満千手観音、男声は円満
毘沙門天と円満不動明王)が祀ってありました。
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IMG_1876.JPG IMG_1857.JPG
IMG_1869.JPG IMG_1864.JPG
元ネタは菟原処女が命を絶つと言う悲しい話ですが、今回
のは、幻想的でちょっと笑えてハッピーエンドな素敵な作
品でした。
IMG_1839.JPG IMG_1840.JPG 
ロッカールームや情報センターにも作品が配置され、スタ
ンプラリー的に作品をめぐったり、また、ワークショップ
で子供たちが作った消しゴムカス人形の作品も飾ってあり
ました。

そして、こちらも気になていたコレクション展の小企画
「塩売りのトランク マルセル・デュシャンの小さな美術
館」も拝見。
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現代アートの父とも言われるルセル・デュシャンが、自
身の作品約80点ほどをミニチュアや写真に仕立ててトラ
ンク位の大きさの箱に収めた作品“トランクの中の箱”の
内、今回はGをばらした感じで展示してありました(箱
はA~Gまで存在するそうです)。小さな泉(便器)の
ミニチュアも収めてあって、作品の複製(コピー)を収
めた作品自体が作品になる入れ子構造の作品で、また、
その作品が複数存在するという、デュシャンの遊び心と
皮肉たっぷりの作品をじっくり楽しませてもらいました。
やっぱりデュシャンは面白いですね。

会場では作品解説ボランティアの練習会(発表会?)み
たいなものが行われていて、関係者とおぼしき十数人に
取り囲まれて、通りがかりのカモ(お客さん)が、私も
含め4人ほどいて、逃げにくい状況でじっくりと作品の
解説を聞かせてもらいました。
作品タイトルの“UNE VALISE DU MARCHAND DU SE
L(塩売りのトランク)”のDU SELをSEL DUに置き換え
て読むとマルセル・デュシャンのトランクに聞こえるこ
とや、普通に絵画を描いていた若かりし頃、キュービズ
ムに時間の概念を持ち込んだらフランスでは批判され、
アメリカでは評価されたなどなど、面白かったです。

1階の常設会場でやっている特集展示の「もうひとつの
日常」もけっこう面白かったです。
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師走のぽかぽか京都で展覧会めぐり [美術館]

秋の京都、色々気になる展覧会はありましたが、紅葉の時期
の京都には足が向かず二の足を踏んでましたが、さすがに師
走だし紅葉のピークも過ぎただろうと言うことと観た展覧会
も今日までってことで、ポカポカ陽気で師走とは思えない京
都に行ってきました。

先ずは、京都国立近代美術館で今日まで開催していた「円山
応挙から近代京都画壇へ」。
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夏の終わり、逸翁美術館に呉春を観に行った折に拝聴したト
ークイベントで、京都国立近代美術館の学芸員平井啓修さん
が、この展覧会開催に至る苦労話や見どころを話されていた
のを聞いて、是非観たいと思っていた展覧会でした。
京都にあるにもかかわらず国立の近代と銘打った美術館で応
挙をやるというのはけっこうハードルが高いらしく、近代に
つながると言う文脈に乗せて待望の開催となったそうです。

会場に入ると、応挙寺として名高い兵庫・大乗寺の襖絵“松
に孔雀図”、“郭子儀図”、“ 山水図”、“蓮池図”が再現展示さ
れ、その迫力と美しさに圧倒されました。
これ以降、応挙の“牡丹孔雀図”、“楚蓮香図”、“春秋瀑布図”、
“嵐山春暁図”、“大石良雄図”などを紹介しつつ、同時代の蕪
村や呉春や芦雪、そして近代につながる流れで森狙仙、竹内
栖鳳、上村松園などなどを並べて展示するというスタイルで、
京都画壇の系譜が網羅的に紹介されていました。とは言えや
っぱり応挙をやりたかったんだなって空気がひしひしと伝わ
ってきました。
中でも、応挙が亡くなる1ヶ月前に描いたと言われる絶筆の
“保津川図屏風”は素晴らしかったです。

次も大好きで是非観に行きたいと思っていた細見美術館でや
っている「琳派展21 没後200年 中村芳中」を拝見。
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中村芳中は、江戸後期に関西を中心に活躍した琳派の絵師で、
琳派の技術の中でも“たらし込み”を多用し、文人画や禅画の
ような雰囲気も漂いつつ、動植物人間までも徹底的に簡略化
しデザイン画のような風情の絵を描いた人で、言うところの
カワイイ作品が多数展示してありました。
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丸にチョンくらい簡略されているけど見事に草花の特徴をと
らえた“十二ヶ月花卉図押絵貼?風”や“扇面貼交?風”、大津絵
風の“鬼の念仏”、楽しく語らっているような“六歌仙図”、20
0枚以上あると言う“円形絵”、波に千鳥やころころとした子
犬が描かれた“光琳画譜”などなど、ほっこり癒される楽しい
ひと時でした。

そして、冬の京都とは思えないくらいぽかぽか陽気の中、て
くてく歩いて京都府京都文化博物館で開催している「みんな
のミュシャ ミュシャからマンガへ 線の魔術 」も覗いてみま
した。
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大阪の堺市には堺アルフォンス・ミュシャ館もあるって事で、
けっこう身近な感じで絵としても好きなミュシャでした。が、
2年前、国立新美術館で壮絶なスラヴ叙事詩を観てミュシャ
=アール・ヌーヴォー=おしゃれ的なイメージが吹っ飛んで
重厚な印象になってました。そんなミュシャですが、今回は、
サラ・ベルナールの芝居のポスターなどミュシャがパリ活躍
していたころのこれぞミュシャって感じの作品が多数展示し
てあり、デザイン的な側面のミュシャからの系譜と言う感じ
で、サイケデリックなレコード・ジャケットやピンクフロイ
ドのポスター、藤島武二デザインの与謝野晶子のみだれ髪、
漫画家山岸涼子さんのアラベスクや日出処の天子、イラスト
レーター天野喜孝さんのファイナルファンタジーや出渕裕さ
んのロードス島戦記などなどミュシャの影響を受けたという
作品や作家さんも多数紹介してあり、非常に面白かったです。
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そんなこんなので200点ほどの作品を観て、改めて思ったの
は、ミュシャの描く女性の曲線はエロくて素敵です。

京都府京都文化博物館に行ったので六角堂(紫雲山頂法寺)
に参拝し、近くにあるギャラリー“Gallery PARC”さんでや
っていた「山下和也個展 私たち」を覗いてみました。
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山下和也さんは、日本画家でありながら国宝が直せる東洋絵
画修理技術者と言う肩書を持つ方で、日本・中国の古典絵画
技術をベースに、南宋時代の罔両画(もうりょうが)と言う
極端に薄い墨で描く技法で松林や須磨の海などを描いてらっ
しゃいました。
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紙は種類や厚さなどで墨の発色(薄い紙の方が墨が鮮やかに
発色し厚いとくすむそうです)やにじみが変わるそうで、そ
れぞれ特徴的な紙に薄く描いた絵を貼り合わせることで1枚
の紙では出せないような表現をしてるということでした。
墨と紙の関係も奥が深いですね。

冬の京都っぽいモノを食べようかとも思ったんですが、ぽか
ぽか陽気の中を歩いてたらそんな気もすっかり無くなって、
「イノダコーヒ 本店」さんでイタリアンをすすりました。
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もちもち極太の麺にからんだ少し甘めのケチャップ風味の
イタリアン。安定した美味さです。

京都感があるかどうかはともかく、せっかく冬に京都に来た
ので、なにか温かいモノでも食べて帰ろうと「梅園」さんで
名物のあわぜんざいを頬張りました。
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上品な甘さで滑らかツヤツヤのこし餡と粒感のある粟もちの
組み合わせが絶品です。

京都国立近代美術館に行ったついでに、2020年3月21日に
リニューアルオープンする「京都市京セラ美術館」の外観を
眺めさせてもらいました。
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建築家青木淳さんと西澤徹夫さんによるリノベーションは、
上物はほぼそのままに地下に近代的な雰囲気の入口が設置
されてような感じです。オープンが楽しみですね。
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北西エントランス1階では、鬼頭健吾さんのインスタレーシ
ョン“ghost flowers”の制作が行われていました。

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師走のギャラリーめぐり [美術館]

週末、通勤で活躍しているブロンプトンがパンク!久しく
タイヤも変えてなかったので溝も無くなりツルツル状態。
今日はぽかぽか陽気の中、ブロンプトンを取り扱っている
自転車屋さんに行ってタイヤも交換。快適な乗り心地にな
りました。

そんなこんなで午前中を自転車のパンク修理についやして、
昼からは、今年最後になるかなと思いながらギャラリーを
めぐりって感じで、深江橋にあるギャラリーノマルさんの
30周年記念で開催している所属の作家さんによるグループ
展「30th-Miracle vol.5/Miracle」を拝見。
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会場には、木村秀樹さん、植松奎二さん、片山雅史さん、
中川佳宣さん、中原浩大さん、伊庭靖子さん、今村源さん、
名和晃平さん、稲垣元則さん、田中朝子さん、豊富春菜さ
ん、渡辺信子さん、藤本由紀夫さん、大西伸明さん、永井
英男さん、トーマス・ノイマンさん、能勢伊勢雄さん、松
井智惠さん、池垣タダヒコさん、東影智裕さん、張騰遠さ
ん、金村仁さん、韮澤アスカさん、黒宮菜菜さん、建畠晢
さん+ .esさんと言う26組のアーティストの方々の作品が
飾ってありました。
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ミニマルなモノやコンセプチュアルなモノ、パブリックア
ートのイメージが強い植松さんの小さいけど鉄と石の組み
合わせの作品、榎さんのハンガリーなどなど1点1点個性的
で面白かったです。

そして今日は、+1artさんでやっているチャリティ・オー
クション展の最終日でオークションで値が決まる日ってこ
とで、一応、値を付けた作品があってので見学(付けた値
段では買えると思ってなかったので・・)でもしようと谷
六に降り立ち、ちょっと時間が有ったので、空堀を散策し
ていたらMIRAIEGALLERYさんで「帰ってきたキナキジマ
ミマサ動物園」なるグループ展をやっていたので覗いてみ
ました。
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会場の中には、動物園の飼育員のようないでたちのアーテ
ィストさんがうろうろ!
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キナキジマミマサとは、2016年から活動しているイラス
トレーター&ぬいぐるみ作家のグループだそうで、キは北
村信明、ナは奈路道程、キは北村日乃、ジは宮本ジジ、マ
は松田学、ミは見杉宗則、マはまつうらたくろう、サはサ
カモトタカフミでキナキジマミマサってことだそうです。
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可愛いイラストやぬいぐるみや雑貨に交じってちょっとリ
アルなオブジェなどなど展示と物販があいまって楽し気な
雰囲気でした。 

そして時間になったので、+1artさんに出向いてチャリテ
ィ・オークション展「小さいわたしたち」の公開オークシ
ョンに参加しました。
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開始価格の設定も影響しているんでしょうが50組の方々の
うち藤本由紀夫さんの作品が一番入札マークが付いていま
した。
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おおむねどの作品も入札があり、けっこう淡々と値段が決
まっていく中、数点ですが、会場に来ていた方々で値を競
い合う風景も見られて、他人事ながらワクワクしました。
私自身が値を付けた作品は、もっと高い値が付いていて、
本日それ以上の値を付ける勢いも無く、買うには至らず
でした。
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公開オークションの後は、SjQの一員として活躍されてい
た(今は脱退)、米子匡司さんの音楽会と言うか音と光の
パフォーマンスも開催されました。
懐中電灯、小さな箱型のスピーカー、小さな回転する器具
(楽器?)が床に雑然と並び、トロンボーンを持って、準
備しているのか始まったのかが判らない感じで演奏がスタ
ート。電子音と機械音が複雑に混ざったような不思議な音
楽と言うが音響が流れるひと時でした。
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演奏が終わった後の解説曰く、懐中電灯は懐中電灯型のシ
ンセサイザーだそうで音に合わせて光が変わり、その光を
受けてセンサーを付けている箱型スピーカーが反応する仕
掛け、クルクル回る器具からは回転で音が出る仕掛けだた
そうです(すべて自作)。音符と音符の間の音が出せる楽
器トロンボーンをやっている中、その音符にならない音の
面白さを広げたのがこのパフォーマンスだったそうです。
予備知識無しでいきなり聴いたので???って感じでした。
が、説明も含めて面白かったです。

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クリスマスの歌声 [観劇(他)]

師走の恒例。すっかりクリスマス気分って感じで、いつも
お世話になっていると~るさんの歌声を聴きに関西学院大
学の関西学院中央講堂に「第31回 コール・セコインデリ
サイタル」に行ってきました。
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先ずは、追悼の“O Love That Will Not Let Me Go”から
はじまり、STAGE1は、シベリウスの“六つの男声合唱曲”、
素敵な歌声に夢心地のひと時でした。すみません。。。
STAGE2は、“バーバーショップの世界”と題し、Jezebel
とサイモンとガーファンクルのメドレーにクイーンのメド
レー!を、スターゲイザーとカレイドスコープの方々も加
わって楽しく聞かせてもらいました。門外漢の私にも、耳
なじみのある曲は安心して聞けます!
STAGE3も耳なじみのある曲がちらほらの“クリスマスを
貴方と!”、〆は“White Christmas”でした。
最後のSTAGE4は、男声合唱組曲“白き花鳥図”。日本語の
歌だということだけは判りました!汗
アンコールは、なんだか早くも大晦日気分って感じで蛍の
光の原曲“Auld Lang Syne”に、クリスマスソングの定番
“Jingle Bells”でした。
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そして、こちらも恒例になってるロビーでのお見送り合唱。
今年も素敵な歌声をありがとうございました。

そして、いつものようにちょっと早めに会場に出向き、紅
葉の残った初冬の関西学院大学を散策。
建築家ヴォーリズの手掛けたスパニッシュ・ミッション・
スタイルのキャンパスは、乳白色の壁に赤褐色の屋根で統
一された建物が、Mastery for Serviceと言う文字を掲げ
た中央の時計台からシンメトリーに広がり、別世界に来た
ような美しさです。
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六甲からの風も冷たくすっかり冬って感じですが、洋風建
築の中に点在する紅葉とアート(植松奎二さんの石と金属
を組み合わせた彫刻と新宮晋さんの風の彫刻)を楽しませ
てもらいました。
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リサイタルが終わった後、両脇の木にイルミネーションが
輝く夕暮れの時計台も美しかったです。
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昼ごはんは、甲東園にある金沢カレーの店「カレーの市民
アルバ」さんでとんかつカレーをいただきました。
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ほのかにスパイスのきいた洋風カレー、食後にカルピスも
付いてて美味しかったです。

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アルミの皿に先割れスプーンと千切りキャベツが付くのが
金沢カレーのスタイルだそうです。

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2年ぶりの満劇 [観劇(他)]

今日は、2年に1度を楽しみにしている満員劇場御礼座(満劇)
さんの公演「2019年満劇大阪公演 オトナドリル」を観に道
頓堀ZAZAに行ってきました。
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某大手広告代理店に務めるサラリーマンの方々が中心に活動
されてる劇団で、皆さんお忙しいので、1年ごとに大阪と東
京で交互に公演されてます。ってことで2年ぶりの満劇。
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タイトルがオトナドリルで、“神様、なぜ私たちに問題を出す
のですか。すべての悩める大人に贈る満劇からのお歳暮、み
たいな感じ。”と言う副題をかかげた今回の公演の演目は短編
で6話構成。天神橋シンガーズ(緑ファンタさん&堂島サバ吉
さん)のトイレと携帯電源オフの注意喚起ソングを聞きなが
ら待つことしばし。
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先ず、第1話は、にこたまBBQさん作・演出で“焚き火”。社長
(桂雲呑さん)を含め社員4人(中ノ島スパイスさん・楠葉プ
リンさん・堂島サバ吉さん)の小さなデザイン会社。繁忙期な
のに、急に社長の呼びかけで焚き火を囲んだキャンプをするこ
とになり、それぞれの社員が焚き火を見ながら隠し事を懺悔し
ていき最後に社長が・・って話。焚き火の力で許し合ってまし
たが、隠し事がほぼほぼ犯罪!苦笑

第2話は、淀川フーヨーハイさん作・演出で“伸びるって言った
じゃないですか”。夜が暗く蝋燭が必需品の国。蝋燭作りが重
労働で年寄りには辛いので、65歳を過ぎたら若い時に貯めてい
た蝋燭を支給してもらえる制度を作って運用していたが、無駄
に蝋燭を使ったり保管が上手くいかず、支給用の蝋燭が底をつ
き、支給年齢を伸ばそうとしたり、あげくに強引に増やそうと
したが大失敗!と言う寓話。身につまされます。私も蝋燭はも
らえないんだろうな~~!涙
出演は、淀川フーヨーハイさん・にこたまBBQさん・藤白アル
子さん・ライス大でした。

第3話は、堂島サバ吉さん作・演出で“五年後”。通りすがりに
急に占い師(あべの金欠さん)に声をかけられた女性(舞子わ
かめさん)。戸惑っていると、占い師が、5年前に預かったあ
なたの記憶を返したいと言い出す。5年前に嫌な記憶を預かっ
てもらい、楽しく過ごしていた女性は・・って話。なかなかシ
ュールで面白かったです。

第4話は、心斎橋ラムネさん作・演出で“ワーキングホリデー”。
マンションの一室でどことなくぎくしゃくとした会話を繰り広
げる女性(緑ファンタさん)と男性(高槻アジ郎さん)。永遠
の別れまであと20分と言う時間が過ぎていく中、酔っぱらった
同僚(堂島サバ吉さん)が急に訪ねてきたりと2人の時間が無
くなっていき、男は眠りに落ちると言う話。女性の正体がわか
るとタイトルがしっくりきます。SFメルヘンって感じで楽しめ
ました。

第5話は、あべの金欠さん作・演出で恒例の“肯定ペンギン5”。
すべての会話を肯定する肯定ペンギンのペンペン(淀川フーヨ
ーハイさん)。今回は、宝くじ購入を迷っている飼育員の女性
(天王寺春雨さん)に、肯定しまくってアドバイス!同僚の飼
育員(朝潮でんぷん)さんもからんできて話が益々こんがらが
ります。すべてを肯定することですべてが否定されような不条
理の世界で笑わせてもらいました。

最後の第6話は、あべの金欠さん作・演出で“添削”。結婚が直
前で破談になった娘(心斎橋ラムネさん)。心配する父(ライ
ス大さん)は、会社を休み娘のために朝ごはんを作るが、ぎく
しゃくとした雰囲気。結婚式のためにピアノを習っていた父が、
結婚式に披露するはずだった曲を弾いてくれることになった。
が、式の段取り通りに手紙の朗読からはじまり、それを聞いて
いた娘のダメ出し(添削)がはじまる!なんだかほろりとする
話です。2人で弾く中島みゆきさんの糸は泣けました。

今回も楽しくって素敵な演劇をありがとうございました。
また、2年後が楽しみです。

観劇の後、秋に開催されたアートフェアUNKNOWN ASIA Art
Exchange Osaka 2019の出展の中からセレクトした18組の作
家さんを紹介する「UNKNOWN ASIA EXTRA ASIAN ART E
XCHANGE 2019」をめぐってみました。
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クリスマスムードの中之島。先ずは、中之島フェスティバルタ
ワー。
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2階に飾ってあるグランプリを獲得した韓国のMirim Chuさん
の作品。アイコン化された情報で図案化された中之島って感じ
で面白い作品でした。
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隣の中之島フェスティバルタワー・ウエスト。
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2階には、架空の生きものがメルヘンチックな東口霧葉さんの
絵と鮮やかな彩色で未来的な風景を感じるsimoさんの作品が
展示してありました。
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そして3階には、三塚新司さんのサーフボードの制作技法で作
られたという抽象的な絵画、横の並ぶといかにもって感じの石
原次郎さんの飛行機の窓の写真、巽愛子さんの絵本のような可
愛らしいガラスの絵画、妖精ののような前田彩華さんの水墨画
の少女は印象的でした。
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そして、藤原正和さんの薬のカプセルがうごめくインスタレー
ションは虫のようで相変わらず不思議な感じでした。
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中之島ダイビルには、木藤富士夫さんの昭和的な不思議な造形
の遊具の大きな写真が下がっていました。そう言えば鄙びた公
園に行くと変なキャラクターの滑り台や動物の形の椅子があっ
たな~!
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また、今年のセレクトではないですが、中之島ダイビルの10周
年を記念して「10」のオブジェも設定してあり、「1」はコム
ロヨウスケさん、「0」はタケコプターのヤンチョビ博士でお
馴染みの岩城典子さんの作品です。
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そして、メイン会場って感じのダイビル本館。
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館に入るとタイのPetchPaintsさんの垂れ幕が下がり、その横
にはハブチユウスケさんの積み木状の写真が積んであるツムク
ム写真で中之島が再構築されていました。
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これ以外に、Chiaki Akadaさんのオイルパステルの緻密で幻
想的な絵画、東真里江さんの抽象的な絵画、香港のChi Kuen
Victor Chuさんの幾何学的なグラフィックに異素材が融合し
たインスタレーション。
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羽田典子さんの暗がりに動物が浮き上がるようなインパクト
のある動物写真。

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香港のSuet-sum Laiさんの静寂を感じる光の風景写真が飾っ
てありました。
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UNKNOWN ASIAの会場では、ブースに足が止まらなかった
作家さんの作品もありましたが、展示の雰囲気も違い、また、
こうやって絞って選んで展示してあると、改めてどれも素敵
な作品と思いますね。今回も楽しかったです。

観劇前の腹ごしらえは、難波にあるかやく御飯の店「大黒」
さんで、かやく御飯ととうふの味噌汁にかれい煮付。
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海外のお客さんでいっぱいの店内。久しぶりに食べましたが、
ホクホクのかやく御飯にまったりとした白味噌の味噌汁、濃
いめのタレでサッと煮たカレイ。めちゃ美味しかったです。

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